シグマミニテル 200mmF4
以前シグマでダブルヘリコイドでレンズ先端の緑色の部分を回転させると撮影倍率1/3までマクロ撮影できる・・・
というテレマックス135mmF2.8というレンズを紹介いたしましたが、今回は同じような仕様で
1/4倍まで接写のできるシグマミニテル 200mmF4のご紹介です。
135mmと同じくダブルヘリコイド域ではソフト描写になります。この頃のシグマは時期によっていろいろな
ネーミングをされていて、どれがいつ発売されたかとかいまいちわかりません(^^)。
名前は「ミニテル」です。なぜ「ミニテレ」でないのかこれも不思議です。もっとも「ミニ」とついていますが
OMユーザーで小型軽量レンズが普通だと思っている私としてはぜんぜん「ミニ」に感じません。
フィルター径もΦ62mmですしね。
私の本妻マシンたるOM-4に装着しますとでっぷりしていて肥大感が際立つプロポーションになってしまいました(^^)ゞ。
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50
毎年恒例の小野の平池公園のハスの花ですが・・・コシナもシュナイダーも真っ青の超青っぽレンズですね。
もっともΦ62mmのフィルターが手持ちになかったので今回はフィルターなしで撮影してます。
UVフィルターをつければもうちょっとましになるかもしれませんが・・(^^)。
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50
色は青っぽですが、このボケ味はなかなかですね。「ボケ味」なんて言葉が設計思想になかった時代のタマにしては
なかなかに捨てがたいボケ方をしてくれています。
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50
期待のダブルヘリコイド域での接写です。135mmのときよりも圧倒的にボケが強いです。接写だけならこちらのほうが
使いやすいかな?
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50
もっとも200mmなのですぐにダブルヘリコイド域までフォーカシングしてしまいます。シャープに接写するのなら
135mmのほうで絞り込んだほうが良いですね。
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 開放AE ベルビア50
開放にするとご覧のとおりふわふわです。被写体を選びますけれども、シジミ蝶くらいの大きさなら幻想的になって
美しいソフト感が楽しめます。近寄らないといけないのでポートレイトにこのボケ味が使えないのは惜しいですねえ(^^)。
オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50
強い光源にレンズを向けてけてファインダーをのぞきますと、スクリーンでそれとわかるくらいに色収差が出まくります。
今どきのデジカメユーザーの人なら「パープルフリンジが云々かんぬん・・」と言われてしまうのでしょうね。
ところがどっこいフィルムで普通に撮影すればまったくなんということもありません。
当時のシグマの交換式のYSマウントで、さまざまのカメラにマルチで使えます。(といっても今どきYSマウントを入手するのは至難ですが)
非常に楽しめる描写ですので前述の135mmと同様オススメレンズのひとつですよ(^^)。