よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

シグマミニテル 200mmF4

2016-09-04 22:28:45 | シグマ交換レンズでワンダ...

 シグマミニテル 200mmF4

 
 以前シグマでダブルヘリコイドでレンズ先端の緑色の部分を回転させると撮影倍率1/3までマクロ撮影できる・・・
というテレマックス135mmF2.8というレンズを紹介いたしましたが、今回は同じような仕様で
1/4倍まで接写のできるシグマミニテル 200mmF4のご紹介です。

135mmと同じくダブルヘリコイド域ではソフト描写になります。この頃のシグマは時期によっていろいろな
ネーミングをされていて、どれがいつ発売されたかとかいまいちわかりません(^^)。

名前は「ミニテル」です。なぜ「ミニテレ」でないのかこれも不思議です。もっとも「ミニ」とついていますが
OMユーザーで小型軽量レンズが普通だと思っている私としてはぜんぜん「ミニ」に感じません。
フィルター径もΦ62mmですしね。

私の本妻マシンたるOM-4に装着しますとでっぷりしていて肥大感が際立つプロポーションになってしまいました(^^)ゞ。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 毎年恒例の小野の平池公園のハスの花ですが・・・コシナもシュナイダーも真っ青の超青っぽレンズですね。
もっともΦ62mmのフィルターが手持ちになかったので今回はフィルターなしで撮影してます。
UVフィルターをつければもうちょっとましになるかもしれませんが・・(^^)。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 色は青っぽですが、このボケ味はなかなかですね。「ボケ味」なんて言葉が設計思想になかった時代のタマにしては
なかなかに捨てがたいボケ方をしてくれています。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 期待のダブルヘリコイド域での接写です。135mmのときよりも圧倒的にボケが強いです。接写だけならこちらのほうが
使いやすいかな?


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 もっとも200mmなのですぐにダブルヘリコイド域までフォーカシングしてしまいます。シャープに接写するのなら
135mmのほうで絞り込んだほうが良いですね。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 開放AE ベルビア50

 開放にするとご覧のとおりふわふわです。被写体を選びますけれども、シジミ蝶くらいの大きさなら幻想的になって
美しいソフト感が楽しめます。近寄らないといけないのでポートレイトにこのボケ味が使えないのは惜しいですねえ(^^)。


 オリンパスOM-4チタン シグマミニテル 200mmF4 F5.6AE ベルビア50

 強い光源にレンズを向けてけてファインダーをのぞきますと、スクリーンでそれとわかるくらいに色収差が出まくります。
今どきのデジカメユーザーの人なら「パープルフリンジが云々かんぬん・・」と言われてしまうのでしょうね。

ところがどっこいフィルムで普通に撮影すればまったくなんということもありません。
当時のシグマの交換式のYSマウントで、さまざまのカメラにマルチで使えます。(といっても今どきYSマウントを入手するのは至難ですが)
非常に楽しめる描写ですので前述の135mmと同様オススメレンズのひとつですよ(^^)。
コメント (6)
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シグマ テレマックス135mmF2.8

2014-08-23 00:12:11 | シグマ交換レンズでワンダ...
 
 シグマ テレマックス135mmF2.8


 人間「習慣を変える」というのは非常にエネルギーが必要です。私がいつまでたってもフィルムカメラで
遊んでいるのも、フィルムの光をとどめるふところの深さに心酔しているというのもありますが
身体が覚えたフィルムでの撮影感覚を変えたくない・・・というところもあるわけですが(^^)。

身体が覚えたといえば、良く使う焦点距離も同様で、私は感覚焦点距離が標準は40mm中望遠が100mmです。
となると、135mmというレンズは感覚的に少々長すぎるのですが・・巷に山のようにゴロゴロしている
ジャンクの135mmのレンズを見ていますと、135mmレンズで遊ばないのは、実に機会損失をしているような
気になってきました。いわばしょうがが嫌いなゆえに炊き立てご飯を前にしながらいかなごの釘煮を食べられない・・
といったところでしょうか。

ここはひとつ大人になった証として子供のころ食べられなかった苦手のおかずも食べられるように
なっていたらいいな~という感覚で挑戦です。でももともと苦手の焦点距離ですからなにかきっかけがないかと
おもっていたところへ見つけたのがシグマのテレマックス135mmF2.8です。

135mmF2.8というのは特に珍しくもないのですが、なんとこの135mmは最短撮影距離からさらに
ダブルヘリコイド(レンズ先端の緑色の部分)を回転させると撮影倍率1/3までマクロ撮影できてしまうのです。

しかもそのテレマクロ域ではソフトフォーカスになるのでF8まで絞ってくださいとのこと。
と、いうことはF8よりも開けて使えばソフトマクロになるのでわっ(^^)!!


 ミノルタX-1シグマ テレマックス135mmF2.8 1/125 F5.6 プロビア100F

 マウントはミノルタSRマウントなので、さっそくXDに装着して出撃しようとしたのですが・・
なんといつもならカチリと定位置で留まるはずのレンズロックがかからずズルズルと回ってしまいます。
ひょっとして不良品か?(実はこれもジャンクなのですが)(^^;)。

いろいろ試しているうちにふと気がついてX-1に装着したところ・・カチィィンとはまってくれました。
SRマウント機とMDマウント機は互換性があるはずなのですが、レンズメーカーの悲しさか
微妙~に相性があるようです。ちなみにSR-1Sにも無事装着できました(^^)。

まあ、メタボチックなレンズですので図体の大きいX-1のほうが良く似合います。
もちろんがんばってダブルヘリコイド域でのマクロ撮影に挑戦です。

開放ではダブルヘリコイド域になりますと、ほえほえになってピントなんぞわからなくなりますので
F5.6まで絞っています。わずかにソフト感が残ってキリギリスさんもなかなかいい雰囲気になりました。 
 

 ミノルタX-1シグマ テレマックス135mmF2.8 1/125 F5.6 プロビア100F 

 もちろん本来はおまけで付いてるマクロ機能ですから、普通に135mm望遠として撮影できます。
当時としては大口径のF2.8レンズですから、2段も絞ればぐぐっとシャープになります。
またまた「背景のぼけた一眼レフらしい写真」の一丁あがりです(^^)。

付属のメタルフードもぐっと深めで植毛までしてあって、当時の金物工作の良さが感じられます。
何よりシグマの「純正レンズにも絶対負けないぞ!」感が聞こえてきて嬉しいですね。

デジタル全盛の昨今ではソフト機能など画像ソフトでちょちょいのちょいですが
「レンズを通したほんもののソフト描写」も再評価されても良いのではないでしょうか。

コメント (5)
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