よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

期限切れフィルム 使ってみた オリンパスOM-1N ズイコー35mmF2.8

2024-05-07 17:40:54 | 今日の一枚


 久しぶりの更新であります。
私事でごたごたが続いておりましてなかなか撮影に行くことが
できないのですが、このフラストレーションはいつものとおり
OMで癒してもらいます(^^)。

巷間フィルムを売っている店が減ってきてますので
「見つけ次第ゲット」といきたいのですが
販売数が少ないので「おひとり様一本限り」なんて
縛りがあったりもします。
そんなにボンボン買えるわけでもないですけどね(^^;)。

そこで今回とりい出しましたのは2017年4月までが有効期限の
フジカラースペリアヴィーナス800です。
現在は2024年ですから7年前に有効期限が切れておるわけですが・・
果たして実用性はどうでしょうか?


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 ボディはOM-1N、レンズは数あるズイコーの中でも最高クラスの
キレキレレンズ、35mmF2.8を選択しました。
ほとんどイジメみたいな逆光ですが、ゴーストが一点出てる以外は
頑張ってくれています。暗部がへちゃつぶれてないのは
さっすが35mmF2.8ですね!


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

  期限切れのフィルム使用で気になるのは実行感度の低下です。
公証800の感度ですが、今回は400のつもりで露出しています。
ネガフィルムなので露光不足ですと粒状性が悪くなりますからね。

魚崎の阪神基地隊で公開中のイージス艦「みょうこう」です。
旧海軍の高雄型にも似た艦橋がド迫力です。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 続きまして潜水艦「けんりゅう」です。
地元川崎造船所産です。と、申しましても潜水艦は
三菱と川崎のどちらも神戸でしか建造してないのですが(^^;)。

艦橋横の潜舵をサービスでうにうに動かしてくれておりました。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 コロナ開けいうこともありまして、大盛況でございます。
入場料はもちろん無料ですけど阪神基地隊でこんなに盛況なのは
初めてみました。トイレが仮設でコミコミなので
女性の方はちとお気の毒でした。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F8 ヴィーナス800

 鉄道ファンの甥っ子が訪ねてまいりましたので2年ぶりに
キハ40系を見に北条鉄道に行ってみました。

あいにくの運休日でしたが北条駅で見ることができました。
曇りの日ですと特に期限切れフィルムの発色の悪さを
意識させませんね。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 今年は3月の末にドンと冷え込みましたので
桜の開花が遅かったですね。
そのぶんゆっくりと撮影することができました。

晴天の花となりますとさすがに期限切れフィルムには
発色に無理があります(^^;)。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 ズイコーレンズはもともとツァイスやロッコールのように
コントラスト番長ではないので明暗差の多いシチュエーションでは
へちゃつぶれしがちです。
それでも35mmF2.8はズイコーのうちでも
コントラストを出すほうなんですけれど・・


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F8 ヴィーナス800

 ちょっと日がかげりますとずいぶんと
ごまかしが効く感じです。残念ながら
スカっと抜けた感じは望むべくもありませんが。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 たとえばこのようなシチュエーションですと
ポジフィルムならラチチュードが狭いですから
背景は黒くなって白い桜が浮立つように撮れるんですが・・
ラチチュードバキバキのネガフィルムらしく
800の高感度フィルムといえど背景の暗部まで
描写してくれております。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 ヴィーナス800

 曇りまして露出計の指示どおりの露出ですと
こんなふうに高感度フィルムらしい粒状感がでてまいります。
ポートレートはノーサンキューですが
街撮りスナップなどならアリのような雰囲気です。

今回の撮影で期限切れフィルムも、条件に気をつければ
ある程度は使えることが判明しました。
またどこからかフィルムがコロリと出てくれば
アップしていこうと思います(^^)。
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ヴィッセル神戸 いぶきの森公開練習 2019/06/25

2019-07-08 22:54:54 | 今日の一枚

 ヴィッセル神戸 いぶきの森公開練習 2019/06/25

 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 先日のことです。久しぶりに友人から平日に代休を取ったとの知らせが入りました。
「今度25日休みとれるねん。どっか行こうか?」
「おぉ!それは素晴らしいね!またネタくっときます!」

とは言ったものの、友人は25日の夕方の新幹線で東京に帰らねばなりません。
いつものように朝から晩までフルロードでの撮影会はとても不可能です。

近場の公園と展望台で妥協するかな・・と思っていたところ・・
「なんと、ここにきていぶきの森でヴィッセル神戸の公開練習があるぞよ!」
「な。なんと水鳥拳!もちろんいぶきの森にしませう!」

友人は20年以上の古参ヴィッセルファンです。
かく言う私自身もイニエスタさんが来て以来のにわかヴィッセルファンです。
「公園や展望台は逃げないけれど、公開練習と休日がシンクロするのは貴重やからねっ!」
「御意ぎょいギョイ。で、公開練習て行ったことないねん。どないしたらええの?」
「あ、そう。俺も初めてやで」
「な、なんですとう」

にわかの私は当然としてもマジサポーターの友人まで未経験とは驚きです。
とりあえず練習開始は朝9:00からなので8:30くらいにいぶきの森に
到着するように時間調整です。

クルマで友人の家に迎えにいくのに7:00ごろにいぶきの森の横を通りますと・・
すでにコアなファンの方が入り口に20人ばかり列を作っておられます。
早く入場できるというファンクラブゴールド会員の方でしょうか?
このぶんでは我々が到着する8:30くらいには駐車場も満車で
入場できないのでは・・?

友人と不安にかられながらいぶきの森に到着してみましたら・・
「あれ?駐車場も余裕で入れたねえ」
「う~ん。もっと満杯かと思いましたが」
「まあ、ド平日やし。発表も直前やったからなあ」
「さもありなん」
ぱっと見ギャラリーは全部で200人いらっしゃるかどうかといった感じでした(^^)。


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 入念なストレッチとウォーミングアップの後ミニゲーム形式で
ゴール前の競り合いをイメージした練習が始まりました。
当然ですがプロフェッショナルな動きに惚れ惚れします。

ウェリントンとダンクレーの仲の良いお二人の感じが
ほんわかして良い感じです。


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 ゴールキーパーの方は別途離れて守備練習です。
練習とはいえ前川さんのダイビングキャッチは
カッコ良すぎであります。


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 パスを決めるサンペールです。
ずいぶんと暑そうで、ゼッケン一枚だけですが気の毒な
感じがいたします。


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 現在得点王のビジャです。
いくらビジャがゴールを決めても守備力が弱いのがつらいところですが・・


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 今回は最後に一本だけ残っていたプロビア400Xを使いました。
有終の美を飾ってくれたのではないでしょうか。
好天に恵まれたこともありましてデジタルと違い深みのある写真が
撮影できました(^^)。


 ニコンF6 タムロンSP 70-300mm F4-5.6 Di VC USD A005
 プログラムAE プロビア400X 

 練習後に丁寧にファンサービスコーナーで対応してくれる
フィンク監督です。ヴィッセルの監督は実にころころ変わります。
ぜひともこのカットが貴重なショットにならぬようお願いいたします!
 
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フジカラーPRO400N

2016-06-13 02:03:04 | 今日の一枚

 先日のことです。カメラバッグを掃除していましたら、サイドポケットからコロコロと
未使用のフジカラーPRO400Nフィルムのブローニー版が一本出てまいりました。

おそらくいつかの撮影のおりに、ポイと入れておいてす~っかり忘れていたにちがいありません。
少し前ならば「うわ~どんくさ!もうあかんのちゃうん?」とテスト用にでもというところですが・・・
デスコンになってから久しいフィルムゆえ、
「おおっ!こんなところに隠れていらっしゃったのですか!よくぞご無事でっ!」
と言った感じでお宝発見の気分です。

有効期限は2015年2月に切れていらっしゃいますが、その程度の歳月ならば
かえって熟成されて良い発色になるかもしれません。←と無理やり思い込みます(^^;)。

さっそくこれまた最近とんとご無沙汰だったローライフレックスに装填して撮影に出発です。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/125 F4 フジカラーPRO400N

 本当に久しぶりにローライフレックスを持ち出したのですが・・やっぱりどこから見てもほっとする操作感と
スタイルです。撮影していても、自分のテンションはけっこう高くなっているのにいざシャッターを押す段になると
ほんわり安らかな気分で撮れてしまいます(^^)。

PRO400Nの柔らかな描写とクセノタールのボケ味が、メッキの質感を良く描写してくれております。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/250 F8 フジカラーPRO400N

 実はこのPRO400Nはアンダー露出にことのほか弱く、ちょっと油断するとシャドー部が
がさがさになってしまいます。基本的に写真館でのポートレイト撮影用の位置付けでしたから
濃い目のネガにして色のり良くプリントするというのがコンセプトだったんでしょう。

多めの露光にしたつもりだったのですが、くまモンがちょっとアンダーめになってしまいました(^^;)。
これから使われる方はお気をつけください。て、もう販売されてませんが。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1/4 開放 フジカラーPRO400N

 ローライフレックス&夜景で撮影する方はあまりいらっしゃらないでしょうが、ないものねだりで
AEが欲しくなるシチュエーションです。これがベルビアのようなイメージカラーのポジフィルムなら
空が紫色に転びまくるところですが、おおむね見た感じの忠実な描写です。

もっとも私はリアルカラーよりイメージカラーがフィルム撮影の醍醐味だと思っていますから
素直な描写すぎて少し寂しい感じではあります(^^;)。


 ローライフレックス2.8F クセノタール80mm 1秒 F4 フジカラーPRO400N

 すっかり日も落ちてまったくの夜景になりました。モザイクの向こうのタワーマンションが本当に邪魔・・あわわ、
背景の空間を引き締めてくれていますね(▼▼;)。

最近のデジカメの画像はエッジを立てまくりの、言ってみればすべて「硬調」の描写です。
ひさしぶりに「軟調描写のフィルム」を使ってみて、懐の深い写りを楽しむことができました。
このPRO400Nフィルムがデスコンになってしまったのが本当に悔やまれます。

でも、カメラでもフィルムでも適当に放り込んでしまう私のことです。
今回みたいにまた、どこからかポロリと一本くらい転げ出てくるかもしれません。
次は防湿庫でもあさってみようかな(^^)?
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神戸電鉄トレインフェスティバル2015

2015-11-02 23:30:30 | 今日の一枚
 
 私はふだん国民の休日にもたいてい労働で、非国民感バリバリ野郎です。
休日は労働ゆえ「行楽イベント」というものに無縁なのですが、先日久しぶりに日曜日に私の公休が入りました(^^)。
ちょうど鈴蘭台で開催されていた神戸電鉄のトレインフェスティバルに参加することができました。

 今回の目玉はなんと昭和4年製のデ101号です。御年86歳であらせられます!
現役を引退されてからは構内入れ替え機として余生を送られていたそうですが、さすがに
今年度で廃車になるとか・・・。これはぜひ撮影せねばなりませんね(^^)。


 プラウベルマキナ67 ニッコール80mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 たかだか神戸電鉄・・あわわ、沿線住民の貴重な足として愛されているけれど、神戸を代表する名をもちながら
ローカル色の強い電車ゆえにそんなにお客さんはいらっしゃらないのでは?と思ったのですが
なかなかどうして盛況です。

「おお!なかなかの人気じゃねえ」
「甘い甘い。鉄道ファンをなめたらあかんで。東京なんか入場制限があったり抽選やったりするど」
「ほええ。それはそれは」
一緒に行った鉄道ファンの兄に言わすと整備工場の中までスムーズに入ることなど東京圏では難しいのだそうです。


 プラウベルマキナ67 ニッコール80mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

もちろん1番人気はこのデ101号です。廃車がきまっているとはいえ凄まじい酸化鉄度です。
なにしろ86歳ですからね。サビの穴からむこうが透けて見えるところも(^^;)。


 プラウベルマキナ67 ニッコール80mmF2.8 1/60 F5.6 ベルビア50 

 こちらは現行車両のデ3000形です。神戸電鉄で私が一番好きな車両です。
それでもウルトラマンな雰囲気が昭和しょうわしておりますね(^^)。


 プラウベルマキナ67 ニッコール80mmF2.8 1/60 F4 ベルビア50

 イベントに応援にきてらした神戸電鉄親善大使のみなさまでございます。
ニッコールなのに柔らかい描写でポートレイトでもばっちりですね!
お顔ももちろんきれいですが、ピンと伸ばされた敬礼の指も大変美しゅうございます。

実は神戸電鉄粟生線は旅客数の減少で存続の危機にあるそうで・・。こんなにかわいい子たちが
応援しているのですから、おじさんも応援するでありまする(^0^)。
みなさま、秋の行楽・有馬温泉・紅葉狩りへはぜひとも神戸電鉄をご利用くださいませ!
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姫路城 ブルーインパルス

2015-04-04 01:56:44 | 今日の一枚

 2月の半ばだったでしょうか。神戸新聞に「姫路城大天守保存修理完成記念式典」が3月26日に
挙行されるとの記事が掲載されていました。そしてそこには「1966年の「姫路大博覧会」以来
なんと49年ぶりにブルーインパルスが姫路に飛来します」とのこと!

これは是が非でも撮影に行かねばなりません!
即日3月の休日予定に赤丸を記入していつもの友人に連絡です。

「なんと、姫路にブルーインパルスが来るそうな!26日休みとれる?」
「う~ん。直前までわからないけど・・・」
「ぜひぜひ。あ、空ものは初めてやから教えてねっ!」

友人は但馬空港のエアショーなどにも行ったことがあり空もの撮影では先輩なのです。
ふだんはマニュアル&単焦点レンズしか使わない私ですが今回ばかりはオートフォーカス&ズームレンズを
用意することにしました。意地でもフィルム撮影ですが(^^;)。
私の最新AFボディニコンF5+VRズームニッコール80~400で武装です。

「頑張って代休もらったぜい。私は動画主体で行きまする」
「ありがとう!こちらも手ぶれ補正レンズを用意したよ。楽しみ楽しみ♪」

そして待ちに待った当日です。姫路までのJR新快速がコミコミなのには驚きました。
「すごい人やねえ。みんなブルーインパルス見に行くんかなあ」
「そやろねえ。おお、改札がえらいことに!」
改札口は人で埋まってしまいパニック状態です。姫路駅の駅員さんもまさかこんなに人が来るとは思わなかった
のでしょう、とうとう検札を諦めて改札口を全開でお客さんを通し出しました(^^;)。

「もっとはよせえちゅうねん!」とぶつくさ言いながら大手前通りを急ぎます。
「撮影前にトイレに行かねば・・・」
「それがいいそれがいいといいましたっ!」

メイン会場の三の丸広場は満員ですから東の駐車場に急ぎます。なんとかかんとか10分前に
到着です。ジェット機ですからすごい轟音で話もできなくなるかと思いきや、ほとんど
エンジン音がしません。むしろギャラリーの人の歓声と指さしで飛来がわかるほどです。

「来た来た来たっ!」
「どこどこどこっ?」



 ニコンF5 AF VRズームニッコール 80~400mm F4.5~5.6D ED
 1/500 F6.3 プロビア100F


 ニコンF4S フォクトレンダー スーパーワイドヘリアー15mmF4.5
 1/250 F8 ベルビア50

 天守閣の上から傘型編隊で進入して見事に開く「サンライズ」です。焦ってベルビア50をF4Sには
入れていたのに100のつもりで撮影してしまい、ドアンダーにしてしまいました(TT)。



 ニコンF5 AF VRズームニッコール 80~400mm F4.5~5.6D ED
 1/500 F6.3 プロビア100F



 ニコンF5 AF VRズームニッコール 80~400mm F4.5~5.6D ED
 1/500 F6.3 プロビア100F

 続きまして「デルタ360°ターン」です。見事な三角編隊でかっこよかよか~(^^)。



 ニコンF4S フォクトレンダー スーパーワイドヘリアー15mmF4.5
 1/250 F5.6 ベルビア50


 ニコンF4S フォクトレンダー スーパーワイドヘリアー15mmF4.5
 1/250 F5.6 ベルビア50

 6機が輪を描く「さくら」です。15mmという超広角レンズですが天守閣がまさしくギリギリでした(^^;)。


 ニコンF4S フォクトレンダー スーパーワイドヘリアー15mmF4.5
 1/250 F5.6 ベルビア50

 「ビッグハート」です。2機の連携が実に見事で天守閣もばっちり決まりました(^^)。
桜の木がつぼみなのが惜しいですね。


 ニコンF5 AF VRズームニッコール 80~400mm F4.5~5.6D ED
 1/500 F6.3 プロビア100F

 10分あまりの飛行でしたがまさに「あっという間」でした。横で撮影していた人によれば
「ブルーインパルスでこれだけ晴れるのは珍しい」とのこと。そしてちょっとでも天候が悪いと
すぐ中止になってしまうそうで、誠にラッキーだったようです。ぜひ次回も・・と思いましたが
50年後だとすると・・・私の年齢ではブルーインパルスよりも高いところから見るしかないようですね(^^;)。

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トワイライトエクスプレス

2014-07-22 23:13:11 | 今日の一枚
 ついに・・・というべきか、JRの寝台列車トワイライトエクスプレスの廃止が発表されました。
私は小学生のころより「小さくて分厚くてカッコ良いケイブンシャの大百科シリーズ」をバイブルとし
さらに「ブルートレインカード」を収集したりもしていたので、時代の流れとはいえ大いに残念です。

そこで自分の「ブルートレインの写真」を探してみましたら・・なんと全くといってよいほど
ありません。ほぼ唯一の写真がこの「なは・あかつき」の 写真でした(^^;)。

 αスイートデジタル AF50mmF1.7 ISO1600 1/200 F2.2

当時所有していたコニカミノルタのαスイートで強引に感度を上げての撮影です。昔デジカメなので
ノイズがばりばりですが、かえって夜汽車ぽく撮ることができたような・・・。

なぜこんな写真を撮影したかというと、当時の下宿がまったく山陽本線に近かったからです。
どのくらい近いかといいますと・・・

 αスイートデジタル AF50mmF1.7 ISO100 1/160 F5.6

この雪景色は下宿の窓からの撮影です。どうです近いでしょ?奥のカーブの手前からなは・あかつきを
撮影しました。これだけ近いと機関車が通過するたびに建物が揺れて夜な夜なグラグラギシギシでした。
思わず阪神淡路大震災を思いだして飛び起き、慣れるまでに半年近くかかりました。

αスイートは600万画素時代のカメラでしたが、光の丸め感が素晴らしくてキラキラの雪がぐうでした。
いまどきの解像度バカのデジカメとは全く絵造りがちがいますね。
何でも新しいからといって飛びつくのは良くないという見本です。売らなければ良かったなあ(^^;)。


 GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/30 開放 プロビア100F

 まあ、昔を懐かしんでいても仕方がないのでまだ余裕のあるうちに大阪駅にトワイライトエクスプレスを
撮影にGOです。予想外にホームは暗くて手持ち限界の1/30秒で撮影です。
昔のケイブンシャの大百科に「上野駅のホームは暗いのだ。高感度フィルムを使おう」と
かいてあったのを思い出して「ベルビア50やとしんどそうやからプロビア100Fもっていこう」
とプロビア100Fにしたのですが・・焼石に水ですね。
当時ならせいぜいSSSかトライXですからたいしたことないと思っていましたが・・(^^;)。

ものの本には「車両撮影には80mmが最適」とかいてあったのでGF670を持っていったのですが
けっこうパースがついてしまっています。よくよく考えれば35mmカメラでのアドバイスだったのですね。
6X7なら35mm判換算で44mmくらいなわけで・・・いやはや。


 GF670プロフェッショナル EBCフジノン80mmF3.5 1/30 開放 プロビア100F

 廃止が発表されたせいでしょう、平日の昼間にもかかわらず普段にもましてすごい人気です。
私みたいなビジター撮影者はもちろんのこと、でっかい業務用ムービーで動画を撮っている人もいます。
フィルムで撮影していたのは私だけでしたが(^^)ゞ。

ただ、撮影していて思ったのが「やっぱり機関車も客車もふっるいわ~」でした。
なにしろ製造は昭和50年代ですから30年以上前の代物です。
写真を見てもわかりますが、グリーンの塗装の下のボディはおそらくぶわぶわになっているのでは
ないでしょうか?

2年間以上を線路際の下宿で寝ていて、しみじみ感じたのは「電車はうるさい。客車列車は静か」
ということです。もしもトワイライトエクスプレスのかわりに新しく豪華寝台列車を走らせてくれるなら
ぜひとも電車ではなく客車列車でお願いしたいですね。
ぜったいに、客車列車のほうがお客さんも沿線住民の方も良く眠れますからね(^^)。

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マニュアルフォーカスに自動巻き

2013-07-23 18:25:52 | 今日の一枚

 オリンパスOM-4チタン ズイコー200mmF5 モータードライブ2 M18Vコントロールグリップ1 
 
 
 自分は現在某電機屋で店員をしているのですが、レジで良く売れてどうにも納得できないものがあります。
それはスマホ用のモバイルバッテリーです。スマホ本体のバッテリーに充電しても一日とバッテリーがもたないため
いざというときのためにモバイルバッテリーをエクステンションとして充電しておき、スマホのバッテリーが
切れそうになったらそこから充電する・・・。

スマホのバッテリーをもっと長持ちするようにするか、ちょっとぐらいスマホが太くなったとて大き目のバッテリーを
装着できるようにすべきではないでしょうか?まず「スマートでないと売れない」ぶっちゃけiphoneみたいじゃ
ないと売れないとうことでしょうけどね。太いデザインをかっこよく造れないデザイナーの手抜き、ハードメーカーのサボリ
にしか見えません。

かつてのフィルムカメラには後付けのモータードライブというものがありました。
「モータードライブが装着されている」ということは「プロ仕様」と同義のパワーがあったものです。
スタイル的にはさまざまで、F3とMD4のようなトータルでデザインされたものからボディの底蓋から
はみださないようにした控えめなものまでいろいろでした。

OM用のモータードライブ2は「世界初のコンピューター内蔵モータードライブ」だそうで時代を感じさせますね(^^)。
モーター巻き上げ時のショックをなくすようにツインモーターで震動を相殺しているのだとか。
ツインモーターのおかげでバッテリーの持ちが悪くなってしまったのはないしょです(^^;)。

本来ならM15VNi-Cdコントロールパック2を使用すればみかけもデザインも完璧なのですが、二次電池の宿命でニッカド電池の
寿命がつきている個体がほとんどです。私のコントロールパック2もいくら充電してもフィルム一本撮れるかという劣化度になって
しまいました(TT)。

そこでようようの思いで手に入れたのがM18Vコントロールグリップ1です。
なんと単三電池を12本をブチこむ男らしさです。むちゃくちゃヘビィになるのですが、重力に対して垂直にベクトルが
かかるのでM15VNi-Cdコントロールパック2より安定するような気がします(^^)。
 
 
 オリンパスOM-4チタン ズイコー40mmF2 F8 AE ベルビア100F 

 今年須磨海岸で実験されている「ドルフィンコースト」に行ってみました。
海水浴場の砂浜の海をネットで区切りイルカをそこで泳がせようという社会実験だそうです。
撮影に行った日は前日の荒天のため区切りのネットが破損して真ん中の生け簀からイルカさんを出せないのだそうで・・・(TT)。
せっかく暑い中がんばって来てみたのにまったくとほほです。
仕方がないので見物台だけ撮影です。順光なのにこのへちゃつぶれ感と線の太さはさすがズイコー40mmです(^^;)。

 
 オリンパスOM-4チタン ズイコー200mmF5 F8 AE ベルビア100F

 あきらめて帰りかけたのですが、砂浜をでようとしたところ、バケツを持ったお兄さんにすれちがいました。
イルカのいる海にバケツ・・・これはひょっとして餌やりタイムなのでわっ!!

大汗をかいて見物台にとってかえすと・・・予想通りイルカさんのお昼ご飯がはじまりました!!
始めはちょこちょこアタマを出すだけだったのですが、飼育員の人の指示でジャンプを初めてくれました\(^O^)/!

OM-2SPOT&PROGRAMのカタログで見て以来ずっとあこがれていた「海?で泳ぐイルカさん」
を撮影することができました(^^)♪。

この狭いせまい生け簀のなかでジャンプしたり宙返りしたり、ギャラリーも私のほか2組しかいないのに
大サービスです。横の飼育員の人と比べるとイルカさんが結構な大きさなのがわかります。
なかなかのエネルギッシュなパフォーマンスでした。

果たしてこのドルフィンコーストも来年からどうなるのかわかりませんが、もっとイルカさんと触れ合えれば
良いですね。目的が「•須磨海岸のイメージアップ、地域経済の活性化(観光、商業、漁業等)」
とあるので食いしん坊な私は「養殖してイルカのお刺身とかたべられたらええなあ」などと不埒な感想
を持ってしまいましたが(^^)ゞ。 
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望遠ズームでマクロ撮影

2013-07-09 00:44:15 | 今日の一枚

 先日手に入れたズームニッコール180~600mmの購入理由のひとつに
「美しいハスの花を、自由自在のフレーミングで池のはたから撮影したい!」というのがありました。
ズームレンズの特性を生かしてなんと最短撮影距離は600mm時でも2.5mなのです。

近寄ろうと思っても無理なハスの花や、スイスイ遊ぶトンボさんの休憩する姿にはズームレンズがおおいに
力を発揮してくれるに違いありません。梅雨の晴れ間を狙い勇躍出撃です。

ただ、レンズ本体だけで3.6kgという殺人的重量なのでボディは所持するニコンマウント機で一番軽量な
FE10にしました。下手にカメラを持つとマウントからもげてしまいそうなのでベルボンのレンズサポートも装着しました。
あらら軽量ボディの意味ないじゃん(^^;)。


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE ベルビア100F

毎年撮影に行く大賀ハスのある公園に行ったのですが・・・なんとぜんぜん咲いていません。
なんでも根っこをザリガニが全部食べてしまったそうで・・・池の水をぬいて「ザリガニ駆除中」でした。
おのれえザリガニめ(▼▼;)!


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE べルビア100F

仕方がないので葉っぱに溜まった水滴やトンボさんを撮影です。トンボを一生懸命撮影している若い方もいらっしゃいましたが・・
その方のカメラを見てびっくりです。
なんとジッツオの4型カーボン三脚にフルード雲台を装着し、カメラはEOSD1Xに レンズは
EF300F2.8に2Xか1.4Xのテレコンです。

「いや~すごいカメラとレンズですねっ!」
「うーん。ホバリング中のトンボはなかなか難しいです」
「EOSならオートフォーカスでもピントきますか?」
「AFとMFと半々てとこです。そちらはフィルムですか?ムダ撃ちできませんね」
「ええ、前玉も回っちゃいますから大変で・・もう25年くらい前のレンズなんですよ」
「へえ~。そんなに古いんですか?私まだ生まれる前ですよ~」

なんとその若さでそのプロフェッショナルな装備ですかっ!ここはフィルムじじいの意地をみせねば・・(^^;)。
しかし軽量化を狙ってFE10にしたのが裏目にでました。開放値F8という暗いレンズにFE10のファインダーの暗さも
あいまって自分の目玉が接眼レンズに写って見えます。まさか35mmカメラでかぶり布が欲しくなるとは・・。

おまけに600mmにすると思いっきりミラー切れして下のほうはもにょもにょです。
横のお兄さんのかろやかな秒5コマ連射を聞きながらFE10のべよんとしたシャッターと巻き上げで
がんばりました(^^)ゞ。


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE ベルビア100F

F8という開放値の暗さで600mmのわりに被写界深度はかせげてますが、残念ながら単体マクロの
立体感やヌケの良い発色には及びませんね。まあ、構成レンズが11群18枚というガラスのカタマリ状態な
ことを考えると善戦しているといえるのではないでしょうか?
ニッコールらしい解像度番長な感じは最短撮影距離でも充分味わえます。

実は飛行中のトンボさんをAFで写し止めるには二倍の大きさで撮影できて、しかも被写界深度が深いマイクロフォーサーズカメラ
が一番じゃないかと思うことしきりの今日この頃なのでした(^^)ゞ。
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6X6ましかく写真

2013-05-15 23:58:47 | 今日の一枚

 
  ローライフレックス4.0FW スーパーアンギュロン50mmF4 1/125 F8 ベルビア50

 最近ハッセルなど使いだしまして、ましかく6X6写欲がふつふつとわきあがってきました(^^)。
ブローニーフィルムで12枚どりという枚数はちょっと気のはらない撮影には撮りきりのちょうど良いサイズです。
建築物のおさまりが良くついついま正面から狙ってしまいます。

加古川市の加古川図書館です。もう6X6で撮らなくちゃ!というスタイルですね。なんと建築は昭和10年(1935年)の
ビンテージものです。もともと加古川公会堂として文化センター的に使われていたそうです。
現在も現役バリバリの市民図書館として使用されています。積み上げ感の高い建築でちょっとゲッター3な感じですね。


 
  ローライフレックス4.0FW スーパーアンギュロン50mmF4 1/125 F5.6 ベルビア50
 
 続いて神戸アンパンマン子供ミュージアム付属になったハーバーランドの観覧車です。
こうしてみるとゴンドラは全体から見ると小さいものですね。初めて数えてみましたが32個でした(^^)。
 
 
  ローライフレックス4.0FW スーパーアンギュロン50mmF4 1/125 F8 ベルビア50

 ハーバーランドから帰る途中急に一天にわかに掻き曇り夕立が降ってきました。
バイクで行っていたので上から下までずぶ濡れになってしまいました(TT)。

が、垂水まできたところで東に雨雲はかけぬけ、太陽がでてきました。
そしてバックミラーには美しい虹が写っているではありませんか!大急ぎでバイクを停めて撮影しました。
わずか5分ほどで消えてしまいましたが、写真をやっていてよかったと思う瞬間でありました(^^)!。
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姫路市立動物園

2013-04-17 22:02:53 | 今日の一枚

 ハッセルブラッド SWC ビオゴン38mmF4.5 1/250 F11 フジカラープロ800

 コシナのSWCアングルファインダーをおかげさまで入手することができ、ビオゴン38mmの神描写を
フルフルで味わえるようになりました!ありがとうございます。
改めてビオゴンの画面周辺すみずみまでのすさまじいキレ味に感動しています。

2011年に開園60周年をむかえた姫路市立動物園です。併設されている遊園地のアトラクション・・
というか遊具も昭和感爆発のビンテージものです。ひょっとしたらこのSWCと同期生だったりするかもです。
モノクロで撮影したらとても平成25年の写真にはみえなくなりますね(^^)。

最近宝塚ファミリーランドにエキスポランドにポートピアランドに阪神パークといった昭和遊園地が
つぎつぎと閉園していったのに動物園の付帯施設とはいえ、この小さな遊園地が昭和当時のままに
現役バリバリで稼働しているのには驚きです。

USJやTDLと比べると「ちゃちい」と表現されそうなアトラクションですがみんな実に楽しそうな
良い笑顔で遊んでいます。姫路の人はそれだけ物事を楽しむことがどんなことか本質を理解できている
ココロ豊かなひとが多いのでしょう。お祭りも盛んですしね。

今回は2012年6月で期限の切れたフジの800フィルムで撮影しました。けっこう高感度なので
写りを心配したのですが普通に撮影できました。ブローニーサイズだと高感度の粒状性も目立たず
絞り込みたいシチュエーションには素晴らしく写りも使いやすさも素晴らしいフィルムでした。

私のブローニーのネガ撮影の主力のひとつだっただけに製造中止は誠に残念でありました。
800のストックもとうとうラスト一本になってしまいました。
でもいつまでも元気な観覧車やミニ新幹線に負けないようこれからもフィルムで撮影していかなくちゃです(^^)。


 
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