MCテレロッコール QE100mmF3.5
人間生きているとイヤなこともあります。そういう精神的に不安定なときに中古カメラ屋さんに行くと
非常に危険な状態になります。
何が危険かといいますと、普段抑えている欲望などが精神のタガが緩くなってヤケ酒ならぬ「ヤケカメラ」
などに走ってしまうからです。今回の100mmF3.5もジャンクにしてはずいぶんと
高価だったのですが・・長年捜していたMCバージョンだったのでついつい衝動買いしてしまいました。
まあ、純正のメタルフードも着いていますし、フィルターもサービスしていただいたので
そんなにむちゃなジャンク値ではなかったのですが(^^;)。
残念ながら少しく曇っていたので整備に出しました。幸いガラスの白化ではなかったようで
ピカピカになって戻ってまいりましたので、秋の風景を撮影すべく家人の冷たい視線を背中に受けつつ
出撃であります(^^)。
XD-S MCテレロッコール QE100mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50
兵庫県下では有名な加古川・志方のコスモスです。休耕田にどど~んと植えられていまして
地元の方によりますと、今年は天候にも恵まれてなかなかの満開ぶりとか。
昔レンズなので合焦部の浮立ちとボケた部分の落差がはげしくてドラマチックです。
開放でのボケ味は後輩のMD100mmF2.5には及ばないようですが、なかなかのぼけ具合です。
XD-S MCテレロッコール QE100mmF3.5 1/250 開放 ベルビア50
お次は前ぼけの様子をみてみました。いとも簡単に絵画的な雰囲気になりました(^^)。
今回のボディはXD-Sにしたのですけれど・・実は初期のアキュートマットスクリーン装備の
XD-SよりもSR系のスクリーンのほうがボケ味はきれいに見えますので、もし両方お持ちの方は
比較してみてください。SR系はちょっとスクリーンが暗いので200mmとかになるとつらいのですが
85mm~135mmあたりですと、ボケ味に感動すること請け合いです。
XD-S MCテレロッコール QE100mmF3.5 1/125 5.6 ベルビア50
今度は少しく絞ってみました。
今年は紅葉の色づくのが遅く、紅葉というより緑葉になってしまいました(^^;)。
でもかえってグラデーションが感じられて良いのでは?と無理に思い込むことにします。
この逆光の丸めかたはやはりロッコール独特の優しさで、「中望遠ならミノルタ」
という定説どおりですね。
XD-S MCテレロッコール QE100mmF3.5 1/60 開放 ベルビア50
開放でボカしますとバックのイチョウもマルマルになって面白いです。柿の実の立体感も素晴らしいですね。
やはり「ロッコールの中望遠」ということで次回はポートレイトなどに挑戦してみねばですね。