よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ノクトン50mmF1.5 アスフェリカル

2015-02-28 23:29:46 | コシナ交換レンズでワンダフル

 ライカM3 ノクトン50mmF1.5 アスフェリカル

 
 月日のたつのは早いものですね。特に40歳をすぎると記憶力が落ちるのか、どんどん時間が早くすぎていきます。
そしてせっかく購入したレンズでも持っていたことを忘れてしまったりします。

1999年にコシナがライカマウントのフォクトレンダーシリーズとして発売した一番最初のころの
ノクトン50mmF1.5 アスフェリカルです。中古で購入したのが2006年ごろで外装はすでにけっこう
スレスレになっていました。
当時はけっこう「ヘリコイドがばっちしある50mmライカマウントレンズ」が嬉しくて常用していたのですが
だんだんとカメラオタク病が重症化してしまい、「あんまりよく写るからおもしろくない」
などという失礼な理由で防湿庫の奥に埋もれさせてしまっていました(^^)ゞ。

ところが気が付けばデスコンになり、中古市場からも消えてしまっています。而してコシナから
2013年に鏡胴デザインをオリジナルのノクトンに似せたマイナーチェンジ版が再販されていたり。
で久しぶりにM3に装着して撮り出してみた次第です。


 ライカM3 ノクトン50mmF1.5 アスフェリカル 1/30 開放 ベルビア50

 名前が「アスフェリカル」なだけに非球面レンズが使われているのですがなかなかに良いボケ方を
しています。金属パーツがま~るくとろけるのが私のもっとも気にいっているところです。
ただ開放F1.5なのでベルビアを入れてもなかなかにオーバー気味の露出になりがちです。
そう考えるとヘキサーRFの1/4000秒シャッターはすごい値打ちですね。


 ライカM3 ノクトン50mmF1.5 アスフェリカル 1/60 F4 ベルビア50

 久しぶりにハーバーランドまで足を伸ばしますと、カモメのみなさんがたそがれておりました。
逆光なので空がすっ飛んでしまっています(^^;)。と、川崎造船所を透かしてみますと
潜水艦が泊っていますねっ!


 ライカM3 ノクトン50mmF1.5 アスフェリカル 1/125 F5.6 ベルビア50

 喜んで近づいてみますと、最新鋭潜水艦「こくりゅう」が鋭意艤装中でありました。
潜水艦は「秘密任務」が多いので艦名はふだんはシークレットなのですが、就航前ということで
艦名も番号もきちんと書いてあったみたいです。サブマリン707みたいでかっちょ良いですね!

先日は「沈胴エルマー」に萌え萌えだったのに、今度はノクトンのヘリコイドの心地よさに
エクスタシーを感じているとは我ながら無定見極まれりですが、コシナフォクトレンダーライカマウントで
やっぱり一番使いやすく感じているのでした(^^)。


 
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エルマー5cmF3.5

2015-02-10 21:35:38 | ライカ交換レンズでワンダフル

  エルマー5cmF3.5


 最近なにかとバタバタ忙しくてゆっくり撮影に行くことができません。
そこで意識にのぼるのは「常に携帯できてなおかつ使ってて嬉しいカメラ」です。

「常に携帯」で持っている事自体を忘れることもありそうですから電池不要の機械式が良いです。
いざ、シャッターチャンス!というときに電池切れでは泣くになけませんからね。
「使って嬉しいカメラ」となるとやっぱりバルナックライカが一番かも~。
というわけで携帯に便利な沈胴レンズのエルマーを購入してしまいました(^^)ゞ。

バルナックライカ+沈胴エルマーという鉄板コンビですと、携帯性も抜群で
ある意味スマホのカメラを使用するのと同じくらいの持ち重りです。
M3が発表されたときに「大きくて重くていやだ!」というカメラマンの方が
多数いたというのもむべなるかなです。


 ライカⅢG  エルマー5cmF3.5 1/60 開放 ベルビア50

 まずは開放での描写ですが、手前の消防車遊具の質感と奥の千手観音さまとのなだらかなとろけ方が
素晴らしいですね。ちなみに消防車の遊具は現役で稼働中です。お値段は10円ですから
ぜひとも乗ってみたかったのですが、メタボおじさんが乗って貴重な昭和遺産が故障してしまってはいけません。
ので泣く泣くあきらめました(TT)。
 

 ライカⅢG  エルマー5cm 1/60 F4 ベルビア50

 「エルマーさえあれば他のレンズなどいらない」という伝説があります。それって他のレンズが買えない
負け惜しみではないのか?という疑問はさて置き鉄道写真など撮影してみました。
非常に力強い、濃いい線の描写です。でも国産レンズに多いへちゃつぶれ感とはちょっと違います。
太い墨の筆で描いたような表現ですね。


 ライカⅢG  エルマー5cmF3.5 1秒 開放 ベルビア50

 お次はあんまり撮影されないであろうエルマーでの夜景です。F値に無理をしてないせいもありますが、
周辺部までバッチリバリバリです。製造年はシリアルナンバーによれば1951年です。
60年以上前のレンズでこの開放描写とは恐ろしいですね(^^;)。

こういうレンズに出会いますと、最近のレンズはもっともっと内面反射の処理をきちんとして欲しい~と
つくづく実感します。
 

 ライカⅢG  エルマー5cmF3.5 1/125 開放 ベルビア50

 こちらも開放での猫ですが、昔レンズぽい描写になりました。結構な近接撮影ですがちょっと崩れぎみかな?
エルマーも3mぐらいが一番得意な3mレンズなのでしょうか(^^)?。


 ライカⅢG  エルマー5cm 1/125 F8 ベルビア50

 いつもの明石海峡で絞った状態でも撮影してみました。ここまで絞るとスパッとした描写に
なりますね。やはり絞った状態ではズマリットのほうが線が細いかな?

今回撮影してみて「エルマーさえあれば他のレンズなどいらない」とは全然思わなかったどころか
バージョンの違う赤エルマーやニッケルエルマーなども欲しくなってきてしまいました(^^)~。
コメント (2)
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