ミノルタ オートコード3
ここのところ仕事が非常にタイトになり、撮影に行く時間はもちろんですが、35mmで36枚を一本撮りきるのが
ずいぶんときつくなってきました。フィルムが高価になって「とりあえずおさえとこう」的なカットを
意識して撮らないのも一因ではあるのですが(^^;)。
そこで短時間で撮影できてしまう12枚撮りのブローニー版のオートコードを持ち出しました。
庶民の味方のミノルタ製なだけにローライと違って全然けれん味や「どや!」感はないのですが
実力は国産二眼レフでもトップクラスです。
なによりトプコンのプリモフレックスやコーワのカロフレックスと違い修理を引き受けてくれる個人の
修理屋さんが多いのが素敵なところで、個体の程度が少々悪くてもサービスが受けられるというのは
クラシックカメラを使う上で非常に重要です(^^)。
ミノルタ オートコード3 ロッコール75mmF3.5 1/60 開放 ベルビア50
なぜか最近盛り上がっているハロウィンの飾りです。いったいなんのお祭りなのかまったく知りませんが
神社の秋まつりに参加できない都会の人たちのおなぐさみと思えば肯定できなくもないですね(^^)。
開放からばっちしどころかバリバリに使える玉で、ボケもロッコールらしく丸くて優しくて最高です。
本家のローライコードよりも上ではないでしょうか。ローライファンの私としてはちと悔しいです(^^)ゞ。
ミノルタ オートコード3 ロッコール75mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50
「日本一スカしてる港」神戸港のシンボルポートタワーです。昭和38年製でじつは3丁目の夕日ばりに
古いのですが、モダンなデザインは今もって新鮮です。ウエストのくびれたセクシーな姿態は夜になれば
さまざまの色にライトアップされてさらに妖艶な姿をみせてくれます。どこから撮っても絵になりますので
神戸港をおとずれたときはついつい撮ってしまいます(^^)ゞ。
オートコードの特徴として、レンズボードの下にあるフォーカシングノブがあります。
半弧型のノブ動きは実に心地よいピント合わせを可能にしています。特にカメラを下から抱えた
状態でのフォーカシングはノブ式の元祖ローライコードよりも使いやすいですね。
ミノルタ オートコード3 ロッコール75mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50
最後は定番の豪華客船「中華泰山」号24,472トンです。
日本人なら「泰山鳴動して鼠一匹」の泰山をついつい思いだしますね。実はひそやかに神戸港初入港なのです。
最初は第4突堤に入港する予定だったのですが、こちらの中突堤に変更になりました。
乗客の中国人のかたが爆買いをするために?などと勘ぐってしまいます。
半逆光ですが空の雲から船底部分の暗いところまでばっちり出ております。
またまた草分けたるローライコードのクセナーよりもロッコールのほうがコントラストが
へちゃつぶれなく表現できているような・・(^^;)。
久しぶりの二眼レフでの撮影でしたがやっぱり楽しいですね。今ならファインダーを正立の
液晶にしてデジタル化すればかなり売れるんではないでしょうか?
もちろんメーカーはリコーフレックスデジタルです(^^)。