よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

飛行船 スヌーピーJ号

2011-06-23 21:36:19 | 神戸ふねふね
 スヌーピーJ号

2011/06/08 ハーバーランド

先日も神戸港でお船の写真をたくさん撮影し、満ち足りた気分でフィルムを巻き戻していると
空から「ムヨヨンムヨヨン」と古くなった原付バイクのようなエンジン音が聞こえてきました。
見上げるとそこには飛行船がふわふわと航空中ではありませんか!

「わ、わっ飛行船だっ!」
手元の200mmレンズをつけた一眼レフのフィルムはすでに終了なので残るは28mmをつけた
目測機しかありません。空の一点にしかならないのを承知で何枚かシャッターをきったもののあきらめるしかないな・・・
と思い去りゆく飛行船を見送ろう・・(TT)としていましたらパイロットの方も
神戸港に見惚れたのかエンジンを止めて漂泊しはじめたではありませんか!

生まれて初めて観光地の売店にフィルムを買いに走りました。
「す、すいません!フィルムはありますか?」
ひとむかし前なら質問の必要もないのでしょうがデジカメ全盛の昨今では「写るんです」さえあやしいのです。
「ええ、ありますよ。35mmで良いですか?」
ご主人の返答の様子では120も販売していそうです。よかったあ(^^)。
「いま、そこを飛行船が飛んでるんです!。よく来るんですか?」
「いや~たまに来るけどね。今来てるの?」

予想以上に無感動な返事でしたがフィルムを買えただけでもありがたいです。


 最初は飛行船なだけに「ツェッペリン」かと思っていたのですが「アメリカンブリンプ」というところの
「A-60 LightShip」というタイプのようです。電飾もあって夜は光らせることもできるそうです。

飛行船はエンジンを止めてもわふわと浮かんでいるところがすばらしく普通の飛行機やヘリとは違うところです。
寛平ちゃんみたいに「わしゃエンジンが止まったら死ぬんじゃ」というのがないのでのんびり眺めることができますね(^^)。

ただあんんまり静かなのでハーバーランドを歩いている一般の方々はせっかく飛行船がきているのに
ほとんど気づかずに歩いています。大興奮してカメラを振り回しているのは私一人です。
中年のおじさんが空を見上げてひとりニコニコしているのはあぶなく見えたのではないかな(^^;)?

パイロットの人も船首を上げたりさげたりポートタワーにかぶりついたりとかなり派手なパフォーマンスを
していたのですがお昼どきということもあり観客が少なかったのは誠に残念でした。
機会があればぜひルミナリエとかと電飾でコラボして欲しいですね。






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ニッコール200mm F4

2011-06-18 22:32:57 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニッコール200mmF4

 
 最近F5を手に入れたことで以前なら「こんな大きいレンズどないすんねん」という意識でしか
見れてなかった昔のニコン望遠レンズが「これやったらF5ともバランスオッケーやわ♪」という
危険思想に変化してしまいました(^^;)。

小型軽量が身上のOM使いだった若き日を思うとまさに隔世の感があります。
なにしろ天下のニコン様ですから中古カメラ屋さんの棚の前ではよりどりみどり・・而して気になるレンズの数は
F5購入以前と比べると400%アップです!。
今まで歩んできたマイナー路線の人生とはおさらばだ!これからはメジャーにいくぜ!などと叫びつつ
200mmF4をゲトしてしまいました(^^)ゞ。

200mmF4といえば50mmF1.4と同じぐらいに完成されています。
その写りの良さと描写性能を考えれば非常にコストパフォーマンスが高いレンズですね。
Ai改造してあるのを選んだのですがそれでも手頃なお値段でした。

正式名称は「ニッコールQ オート 200mmF4」です。Qちゃんなので4枚玉です。
もちろん「オート」はプリセット絞りに対する自動絞りのことです。
当時は「200mmなのに自動絞り」というのがハイスペックだったんですね。

ぼご~んと長いレンズなのですがたっぷりしたサイズのわりにガラスが少ないのでみかけほど重くありません。
私のレンズはモノコートの時代の玉ですが、植毛されたフードや鏡筒の後ろ側の段付きの作りこみなど
内面反射の少ないであろう構造に期待がふくらみます。

 ニコンF5 ニッコール200mmF4 F8 AE プロビア100F

 良いお天気だったのでちょっとまじめに神戸の市営地下鉄など撮ってみました。
古いレンズなので色目はクラシックですがピントのキレも良くマニュアルでのピントあわせもぜんぜん苦になりません。
特にボディとのバランスがちょうど良くピントリングが太いところとF5のグリップ感がマッチして
手持ちでの撮影も快適です。

ニコンのマニュアルレンズを使っていて思うのは他社ではマネのできない造りこみと高級感です。
鏡筒の剛性感などはまさしくニコンマニュアル!と感じる緻密さです。

昔は200mmからが「超望遠」だったらしく1970年のカメラショーカタログによりますと
                        Fフォトミックのボディが 57,700円
                               200mmが 34,500円です。
                   ちなみに1985年にF3ボディは 139,000円
                            Ais200mmが  45,000円。
 
1970年当時の200mmレンズがいかに高級だったかがわかりますね(^^)。
ズームにおきかえられてすっかり影のうすい単焦点望遠レンズですがガラス枚数の少なさで
そのヌケの良い描写と軽量・低コストを武器にぜひ復権して欲しいところです。

 
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ふじ丸

2011-06-08 21:47:40 | 神戸ふねふね
 ふじ丸

2011/05/04 明石海峡

 明石海峡を悠々とクルージング中の日本チャータークルーズのふじ丸です。
私の休日と明石海峡通過が重なるという好条件にめぐまれないと撮れない貴重なカットです(と自画自賛(^^)ゞ)

というのも神戸港を出港してから明石海峡までふじ丸が来るのを待っている間潮風が気持ちよくてぐうぐう居眠りしてしまい、
目を覚ました時には海峡を渡りきろうとしていたので大慌てで撮影したのでした。

船のスピードなんて遅いやんと思っている方も多いと思いますが望遠レンズでねらうとほんとあっという間に
行ってしまうんですよ。特にふじ丸のようなクルーズ船は巡航速度が速く18ノットぐらいで
狭い海峡をかけぬけます。視界がよければどんどん他の船をおいぬいてしまうのでみていても楽しいです。
(ちなみに普通の貨物船は12ノットぐらいです。1ノットは時速1海里でキロだと1.852キロです。)

明石海峡は潮流が速く、見ていても河みたいに流れています。でもさすがはふじ丸。鮮やかな水切りで
潮流をものともしません。(見ているほうは船首波が大きいほうがかっこいいのですが(^^;)。
この日はせっかくの晴れだったのに黄砂でぼんわりした写真になってしまいました。

大震災と原発事故で外国客船の寄港は減少しさびしいのですが復興のためにもぜひふじ丸をはじめとする
日の丸船舶のみなさんにはがんばって欲しいですね。
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コニカC35 EF3

2011-06-06 21:32:50 | マイ カメラ コニカ
 コニカC35 EF3


 商品のブランドとネーミングというものは実に大切で名前一つで
売り上げがぜんっぜん違ってしまうのはよくあることのようです。
同じレンズのはずなのに「ロッコール」と書いてあるものと「エルマリート」と書いてあるものとは
写りが違う?ような気がしてしまいますからね。

そしてカメラのニックネームもまたヒットの一因となるものが多いですね。ユーザーに親しみやすいように
つけられているのでしょうが横綱はやはりストロボ付き「ピッカリコニカ」AFモデルの「ジャスピンコニカ」ではないでしょうか?

最初期は「カメラ+ストロボ」で「カメスト」と言われていたらしいのですが「ピッカリコニカ」のほうが断然イメージが
しやすいです。「輝き」でも「ひかり」でもなく「ピッカリ」という言葉もユーモラスながら楽しく機能が紹介できる
一石二鳥のネーミングですね。アタマの薄くなってきたお父さん以外はみんな笑顔になって良い写真が撮れそうです(^^)。

当時のイメージキャラクターの井上順さんが「ストロボ屋さんごめんなさい」とカメラの上で正座してあやまっている
広告を見たときにはは本当にストロボ売れなくなるよなあ・・と思わせるインパクトがありました。

世界初のAF機「ジャスピンコニカ」が出たあとも、目測の「ピッカリコニカ」シリーズは併売されていましたが
より若者向けにコンセプトをチェンジしてEF3となったモデルです。。カラーハンディシリーズとして小型化し
カラーは7色も発売されていたそうです。
有名なのは「コニカレッド」と呼ばれるイタリア人もびっくりの真っ赤な色ですが、さすがにおじさんには恥ずかしいので
落ち着いたメタリックブルーにしました(たまたまハードオ○で出ていたのですが)。

イメージキャラクターは近藤真彦。この年でマッチのカメラを使うようになるとはわれながらびっくりです(^^)。
マッチはともかく新生ピッカリコニカとしてもなかなかかっこいいデザインです。セルフタイマーの位置も右手に
邪魔しないようにレンズの上にうつされています。
ダイオードが点灯するので見やすくなっていますし小型になったボディはまさにハンディですね。


 ヘキサノン35mmF2.8 AE プロビア100F

コニカのC35シリーズははとんど38mmのレンズなのですがこのEF3のレンズは珍しく35mmです。
「ヘキサノンの35mm」というだけでもうわくわくだったのですが・・・

和歌山の水門吹上神社の狛犬さんです。横綱がりりしくてカッコ良いですね。
ごらんのとおりヘキサノンらしくかなり青い発色です。もっともフィルムは赤に強いサクラカラーを使うのが
前提なのでプロビアとはあまり相性がよくないのかも。

良いお天気なので何段か絞られているはずですがかなり周辺が落ちています。
最短撮影距離の1mぐらいなのでいささか厳しいところではあったのですが。
がんばってハンディにするためにレンズにしわ寄せがきたのかな?「ちょっと冷色調だが隅々までシャープ。さすがヘキサノン」
という描写を期待していただけにちょっと残念ですね(^^;)。

ピッカリコニカといえば増山たづ子さんの徳山村の写真が有名です。
ダム建設で消えゆく徳山村のみなさんの笑顔が実にすばらしい写真集です。
このカメラはみんなの笑顔を撮るために設計されているのですから3mぐらいで井上順さんのような
「スペシャルサービススマイル」を撮らなくちゃですね(^^)ゞ。
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