ローライ35 クセナー
最近またフィルムカメラの人気が復興してきているようです。
普段から「フィルムカメラはデジカメの10倍楽しい!」と叫んでいるおじさんは
喜ばしい限りです(^^)。
ただ、人気のあるカメラは偏っていて、「押すだけできれいに写る、できるだけ高品位なカメラ」が良いようですね。
以前はバブルのような値段だったライカなどは、お作法の多い操作性で敬遠されるのか・・
値崩れと言っても良いお手軽さです。
フィルムカメラじじいの私は「いつ買うの!今でしょう!」とばかりに捨て値のマシンを
買いあさっております(^^;)。
今回手に入れることができたのは有名なローライ35でも比較的珍しい、シュナイダーのクセナー搭載のモデルです。
別に限定版でもなんでもないのですが(^^)。聞くところによりますと製造台数は3万台あまりだとか。
3万台てものすごい数のような気もしますが。主にアメリカ向けだったようなので
日本にはあまり入ってきてないのでしょうね。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/250 F8 アクロス100
ツァイスのテッサーは少しくへちゃつぶれ感のあるコントラストを出すと思うのですが
クセナーのほうがコントラストがでているかと思われます。
まあ、テッサーもクセナーも鉄板ブランドのレンズです。外すはずはないんですけどね(^^)。
ローライ35 Sクセナー40mmF4 1/60 F8 アクロス100
HAT神戸の防災公園のオブジェです。40mmの焦点距離ですので目測ですが
なんとかなります。目測でピントが合っているだけで、なんとなく嬉しいですね(^^)。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/125 F5.6 アクロス100
美術館の前を通りがかりますと、ちょうどマラソン大会をしてました。当日は実に寒かったので
まことにご苦労様であります。おじさんくらいの年になると立っているだけで鼻水がタラリンと
出てきてしまいます。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/125 F5.6 アクロス100
このローライ35は40mmというレンズがウリです。私はズイコー40mmF2が原器ですから
構えるだけでどんな被写体でも画角がわかって便利このうえないです(^^)。
ファインダーフレームがこの手のコンパクトカメラにしては、はかなり正確なのも嬉しいところです。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/30 開放 アクロス100
湊川商店街のトンネルの壁画です。モノクロですと光源の色かぶりを考えないで済むのが良いですね。
絞り開放でもなかなかバッチリの描写です。さすがはクセナーですね。
ボケ味は残念ながらクセナーらしく、ボシュボシュですが(^^;)。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/250 F8 アクロス100
諏訪山公園の展望台にありますビーナステラスのモニュメントです。バレンタイン前の休日ということで
恋人たちであふれかえっているかと思いきや・・早朝登山の人がちらほらいらっしゃるだけでした・・。
まあ、前日の雪がちらほらしているレベルの寒さでしたから無理もありませんが(^^;)。
なかなかにコントラストが出て良い雰囲気になりました。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/250 F8 アクロス100
展望台から降りていきますと、児童公園があります。こちらは昔動物園だったそうです。
獣舎の名残のあとに遊具が設置されているのですね。昔は人気者の象の諏訪子さんも
いた場所なのですね。
ローライ35 Sクセナー40mmF3.5 1/250 F8 アクロス100
操作性にクセのあるローライ35なので、最近ずいぶんと安く手に入るようになってきました。
実際使用してみますと、手のひらサイズでしかも高性能ですから満足度はバツグンです。
何よりメカニカルのフルマニュアルカメラです。「この写真は私がとったんですぜ!」
といばれてしまいます。ぜひフィルム入門者の方には挑戦していただきたいですね(^^)。。