よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

タムロン105mmF2.5 CT-105

2014-03-19 22:00:00 | タムロン交換レンズでワンダフル

  タムロン105mmF2.5 CT-105

 
 私は100mmレンズフェチとして日々100mmのレンズを漁っているのですが、ふと気付いて捜索範囲を
「105mm」まで広げたところ・・ありましたありましたタムロン105mmF2.5 CT-105です。

発売は昭和51年だそうで尊敬する植村直巳さんが北極圏単独犬ぞり走破に成功したり
日清焼そばUFOが発売されたりしています。ピンクレディーが踊ってましたねえ。
ちなみに私はいまだに蓋を二枚送って抽選でもらったジェッターマルスのUFO浮き袋持っています(^^)。

非常に小型で軽量なレンズで4群4枚275gです。ほぼ同スペックのニッコール105mmF2.5が435gですから
6割くらいしかないのですね。ピントリングはぶつぶつ模様のゴムで非常に個性的なデザインで、遠目でもタムロンレンズと
分かるのは良いですが、いささかパターンが細かすぎてヒキガエルの皮みたいですね。(^^;)。


 ニコンF タムロン105mmF2.5 1/1000 開放 ベルビア50

ズームレンズ本舗といった感じのタムロンですが、有名なマクロ90mmをはじめちょいちょい単焦点レンズでも
スマッシュヒットを飛ばしています。とくにその単焦点レンズのアウトフォーカス部のボケ味の良さは定評があり
「ボケのタムロン」←(関西人には罵倒しているようにしか聞こえませんね(^^;))として認識されています。

 この105mmも期待に違わずやわらかいボケ味です。昔国産レンズにありがちのもへもふな感じもありますが
丸めにボケてくれているので水仙のとがった葉っぱもとろけぐあいがなかなかです。


 ニコンF タムロン105mmF2.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 せっかくですから普通に絞っても使ってみました。こちらもまたまた昔国産らしいへちゃつぶれ感がありますが・・(^^;)。
でも今までのレギュラーであるニッコール105mmF2.5と比較してもそんなに遜色があるとも思えませんし
器材を軽くしたいときはこちらを持ち出すことになってしまいそうです(^^)。
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ゾナー50mmF1.5 ZM

2014-03-08 00:00:57 | コシナ交換レンズでワンダフル

  ゾナー50mmF1.5 ZM


 私のお世話になっている中古カメラ屋さんは同世代でいく度にいろいろな話を聞かせてくれるのですが
先日は復刻版の話になりました。

「今ならまったくM3のファインダー積んだデジタル版とかどですか?」
「いやいや二眼のローライフレックスのデジタルパックでしょう。」
「私はコンタレックスのボディが欲しいですね。あのツァイスのレンズ使いたいて人も多いですから。」

「そうですね。コシナが前にレンジファインダーのR2ベースでコンタックスマウント出してましてたけど・・」
「ありましたねえ。一眼レフやからCT-1ベースで出してくれませんかねえ。」
「CT-1ベースてなんか微妙ですね。ちゃんと造ったらニコンSPみたいに70万円オーバーになりそう」
「70万円も出すならクルマのほうが良いなあ。あの箱スカを復活させてくれないかなあ。売れると思いますよ」
「70万円ならGTは無理ですねえ。1500ならなんとかなるかなあ?」
「1500でもしんどいでしょう。サニーのB110がせいいっぱいじゃないすか。」
「あはは。トヨタが対抗してKPスターレット出してくれたらまたはやるかもですよ。」

他愛もない話で盛り上がりましたが、あの天下のトヨタ様がスバルと一緒に名前だけとはいえ
ハチロク&BR-Zを復刻したのですからありえなくもないかもです。

およそ70年前のルードヴィッヒ・ベルテレ博士の「Sonner」を現代の技術でよみがえらせたというふれこみの
C SonnarT*1.5/50 ZMです。基本的にはツァイスイコンの標準レンズなのですがもちろんMマウントベッサシリーズ
やM型ライカにも装着できます。70年前の機械を復活!てスカイラインどころかダットサンなみですね(^^)。



 ツァイスイコン ゾナー50mmF1.5 ZM 1/30 開放 プロビア400X

 大口径がウリのゾナーさまですから夕暮れ時の神戸の街に出撃です。
元町まで行ってびっくり!なんと老舗の洋菓子屋さんケーヒニス・クローネがホテルになっていました!
神戸に観光→クローネのホテルに宿泊→お菓子を食べ放題(^^)という構図です。
二泊三日もすれば体重が5キロは増えてしまいそうですね。クローネはとてもとてもおいしいですし。

開放からピュアな描写でさすが「ホンマモンのゾナー」です。少しももへもふせずにアウトフォーカスも
優しいボケで50mmレンズとしては出色のボケ味ですね。私の大好きな光の丸め感もばっちりです。

久しぶりにプロビア400Xを使ったのですが、これだけいろいろな光源がまざっているのに
ほぼ見た目どおりの発色なのにはたまげました。これがベルビアなら紫やグリーンにころげまくるところです。
プロビア400Xは人工光源撮影では最強フィルムではないでしょうか(^^)。


  ツァイスイコン ゾナー50mmF1.5 ZM 1/250 F8 プロビア400X

 50mm標準レンズですから普通に絞った状態でももちろんバッチリです。
開けても絞ってもいい感じです。3色アイスみたいにどこから食べようかなやんでしまうような・・(^^)。
開放から使うには1/4000秒搭載のヘキサーRFなど欲しくなりますね。

このゾナー50mmF1.5 ZMは70年前のコンタックス用を復刻というのがコンセプトなのですが
70年前からゾナーの描写はすごかったというわけですから・・
ルードヴィッヒ・ベルテレ博士恐るべしです(^^:)。
 
コメント (2)
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ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D

2014-03-01 00:16:46 | マイ カメラ ニコン

 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D


 「カウンターグラスにひびがあるためジャンク扱いとします。シャッターは作動しています」
ある日こんな説明文とともに目に飛び込んできたのはあの名機ニコンF3シリーズでも唯一の白ボディ
F3チタンでした(^^)。

ニコンのホームページによりますと、まだF3の補修部品はあるとか。さっそく格安で購入し、すぐに梅田のサービスセンターに
持ち込みました。
「すいませ~ん。このF3をオーバーホールお願いします!」きれいなお姉さんが応対してくれます。
「いらっしゃいませ。F3チタンですね。申し訳ありませんが旧製品になりますので限定修理になろうかと思いますが・・・」
「ええっ!F3は補修部品があるってホームページにでてましたよ?」
「あれは普通のF3のことでございまして・・チタンは別製品で 部品も異なりますので・・申し訳ございません」
「そ、そこはなんとかなりませんか?カウンターグラスは割れたままでもかまいませんので・・」
「少々おまちくださいませ。東京の本部に聞いてみます」

おお、さすがはプロ対応機、ひょっとしてプロサービス部門で融通してくれるのでしょうか?
期待して待つことしばし、再びお姉さんの登場です。
「すいません、お預かりさせていただいて東京のほうに送ってみます。向こうも見せてもらえないと
お返事できかねるとのことですので・・・」
「もちろんお預けしますです!」

勝手に「ニコンのプロ対応」に期待しつつ待つこと一週間。先日のお姉さんからの電話が入りました。
「お待たせいたしました」
「はいいい。待ってましたっ!」
「申し訳ありません。やはりむこうでも部品が払底しておりまして」
「ううっ。やはり駄目でしたか~」

予想していたとはいえやはりショックです(TT)。
「シャッターの精度はでているようですので・・。あとモルトの貼り替えならできますが」
「あ、シャッター切れてるなら良いですね。じゃあ、モルトのみでお願いします」

しばらくしてまさに新品のようにきれいになったF3チタンが私のところに戻ってきました。
新品といってもモルトのところだけですが(^^;)。
それでもプロの手すさびか、大きなまん丸いファインダーもピカピカに磨いていただき、触るのがはばかれるミラーも
一点の曇りもありません。さすがは天下のニコンさまです。

 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D 1/250 F8 ベルビア100F

 F3チタンはF2チタンと同様に冒険家の植村直巳さんが寒冷地でもまちがいなく作動するマシン
としてF3をチタンでカスタマイズした「ウエムラスペシャル」をもとにカバーや裏蓋をチタンにして
防水シールをほどこしたハイスペックモデルだとか・・。

たったひとりで極寒の地を探検し、記録としてセルフタイマー撮影していたであろう植村直巳さん。
これはぜひともセルフタイマーで撮影してみたくなりませんか(^^)?
F3チタンはいわば、「プロフェッショナル・セルフタイマーマシン」ともいえるのですね。


 ニコンF3チタン AFニッコール50mmF1.8D F8 AE ベルビア100F

 私の手持ちの玉の中では比較的新しいAFニッコール50mmF1.8Dです。
どのくらい切れ込みが良いか調べたくてわざとAEでそのまんま撮りです。
昔のソリッドななんの補正もしないAEでドアンダーですが、これはこれで良いかなと思わせるのはF3チタンだからで
しょうか。プレスマシンとしてF3が圧倒的シェアを持っていたのも「シャッター切ったからにはなんとかしてやる」
という安心感が指示されていたのでしょうね。

この50mmくらいからニッコールも海外生産になりまして、本レンズも中国製です(^^;)。
でもせっかくの「ニッコール」ですから国産であってほしいですよね。
「Made In Japan」のニッコールにお金を出す人は絶対多いと思うのですが。

 
コメント (2)
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