よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8

2014-06-22 22:54:55 | マイ カメラ コニカ

コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8


 今はなきコニカの一眼レフシリーズの中でも比較的新しい?FC-1です。
雰囲気はコシナOEMっぽいのですがどうなんでしょう?

フィルム屋さんのカメラらしくフィルム装填は簡単で、先っちょを乗せるだけのイージーローディングです。
カウンターが1になるまではシャッターを押さずとも空送りされます。
最初は巻き上げレバーが壊れているのかと思ってあせりました(^^;)。

裏蓋にはフィルム送りを確実にするためにローラーが3本もついていてなかなかの張り切りぶりです。
もちろん「サクラカラー」のオレンジのシールが貼られていて、サクラカラーを使わねば罪悪感が醸し出されるのです。

プラスチックの外装は、ぱこぱことしていて高級感とか質感は望むべくもありません。
ただ、レンズを外すとミラーボックスの中はがっちりと内面反射処理がされています。
これはコニカの心意気ですねっ!

コニカは早くから縦走りシャッターを採用していてカメラの背が高いのはデフォルトなのですが
このFC-1もけっこう背高くんです。
文字どおりちょっと背伸びした感のあるFC-1の実力やいかに(^^)?
 

 コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8 1/125 AE プロビア100F

 40mmフェチの私としては絶対外せないレンズ:ヘキサノン40mmF1.8です。FS-1の標準レンズ
として設定されていたこともあり、ヘキサノンのなかでもメジャーな部類ですね。
私にとっての心情的標準レンズの焦点距離なので、良く切れる包丁のように構図が決まります。
カサカサと鳴る麦の穂が初夏の空に映えます。やっぱり青っぽい発色ですが(^^;)。

感心なのはタイムラグこそちょっと大きい感じのシャッター感触ですが、露出がAEでもきれいに
決まることで姉妹機のFT-1もそうですが、この時代のAEとしては非常に歩留りが高いのです。


 コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8 開放 1/250 プロビア100F

 40mmですから、ライバルは私のマスターレンズのズイコー40mmF2です。残念ながら開放での描写はヘキサノンに
軍配が上がりますね(^^;)。ズイコーと比べてもコントラストが良くでていますし線も細いです。

激しい二線ボケも同じような傾向ですが、猫の立体感は圧倒的です。
日光東照宮の眠り猫みたいな感じに撮影できました。

コニカボディは活きの良いものの残存率が低く、ヘキサノンレンズもずいぶんとお手軽になってきました。
この40mmF1.8もじつはまたまた「生きたジャンク」レンズだったのですが素晴らしい使い心地が楽しめました。
とくにこのレンズならではの立体感のある描写はプラナー様もびっくりではないでしょうか。
ボケは二線ボケですが(^^;)。

ヘキサノンはフランジバックが短くて、アダプターでの使用もなかなか厳しいものがあるのですが
いつか再び注目されることを願って止みません。
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SUN PRINCESS

2014-06-14 00:06:22 | 神戸ふねふね
  
  SUN PRINCESS

 2014/05/23 神戸港SUN PRINCESS

 プリンセス・クルーズが運航しているSUN PRINCESS 77,441トンです。
先述のクイーンエリザベスと比べますと、まったくおなじみのおフネでしょちゅう神戸港に寄港してくれていますので
ギャラリーは5人くらいしかいらっしゃいません(^^;)。

でもおかげでのんびりまったり三脚のポジションも立て放題なのです。
初夏の夕陽をキラキラと反射して白亜の船体がすばらしいですね。

この手のフネにはめずらしくエンクローズド・バウですが、別に荒天時の凌波性アップのためではないでしょうね。
イタリア製なので純粋にデザインからきているのでしょう。エンクローズド・バウといえば地元川崎造船所で
建造された装甲空母の大鳳を思い出しますね(^^)。

今回は競争して撮影することもないのでまったりとコニカの100mmで撮ってみました。
シャープで青みがかった描写はフネの撮影にぴったりです。
コニカのレンズはコシナばりに青っぽレンズが多いのですが、これは当時のサクラカラーが赤みが強かった
反作用なのでしょうか?



 三洋海事さんのタグボート・ありま丸197トンです。黄色く塗られたマストと放水銃の赤色が
青空に映え映えしてバックの神戸大橋とのコントラストが素晴らしいです。
これだけ空が青く描写されるとコニカの青っぽレンズもなかなかの値打ちです(^^)。

他船を押すときの防舷物のタイヤがもこもこと装着されていて、タコの吸盤みたいな雰囲気がかわいいですね。
「きばってようはたらきまっせ!」感がたのもしいフネであります。

最近は大型船はサイドスラスターを装備しているものも多く、タグボートなしで接岸するときも多いのですが
強風のときなどはやっぱりタグボートに押してもらうときも多いそうです。
いざというときに頼りにされる・男らしくてかっちょよいフネがタグボートなのです。
でも客船が入港するときにはタグボートを外して写真を撮っちゃうのですが(^^;)。
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AiAFズームニッコール35~105mmF3.5~4.5S

2014-06-02 10:46:51 | ニコン交換レンズでワンダフル

 AiAFズームニッコール35~105mmF3.5~4.5S


 先日ニコンDFのカメラグランプリ大賞受賞が発表されましたね。
みんな結局「ニコンF」みたいなカメラが良いんじゃん!というのがわかりました。
まことにご同慶のいたりです(^^)。
また、レンズグランプリはAF-Sニッコール58mmF1.4Gが受賞とか。

ニコンの広報の方によりますと、「ニッコールレンズはボディとセットで販売される標準ズームでも
手をぬいてつくりません。なぜならお客様が一番最初に使うレンズですから。
はっきりいって儲からないんですがそれで、もし写りが悪いと思われてしまったら
お客様がニコンに抱く印象が悪くなってしまいますからね」

なるほど~。さすが天下のおニコン様です。かっこいいですねえ。さらに

「コストをかけても許されるハイスペックのレンズよりも、限られたコストで良い性能を出すために
標準ズームは手練れの人間が設計するんですよ」

おお、そう言われるとズーム嫌いの私でもニコンの標準ズームが使ってみたくなります!。
早速いつものハー○オフのジャンクコーナーをチェックです。
ニッコールはあまりジャンクはないのですが・・・ありましたありました。AF35~105をゲットです。
はてさてどこがジャンクかよくわかりませんが、標準ズームでたいして値段もつかないし・・・
めんどくさいからジャンク箱行きじゃ!という感じだったのかな?

それではニコンの安物・・あわわ、スタンダードズームのパワー見せていただきましょう(^^)。


 ニコンF4S AiAFズームニッコール35~105mmF3.5~4.5S プログラムAE ベルビア100F

 久しぶりに友人と奈良に撮影に行きました。鹿さんが草をはみハミしています。
興福寺で鹿せんべいを食べている連中よりも落ち着いていて絵になりますね。

35mm域での撮影です。解像感は高いのですがやっぱりズーム特有のへちゃつぶれ感はぬぐえませんね。
単焦点とちがいガラス枚数が多いので仕方のないところでしょう(^^;)。


 ニコンF4S AiAFズームニッコール35~105mmF3.5~4.5S プログラムAE ベルビア100F

 偶然にも東大寺で「聖武天皇祭」が開催されていて、お行列がありました。
「ミス奈良」嬢に目線をいただけてすっかりご機嫌です(*^^*)。
このように立ち位置が制限されている場合、やはりズームはすさまじく便利です。
 

 ニコンF4S AiAFズームニッコール35~105mmF3.5~4.5S プログラムAE ベルビア100F

 35~105mmというひとむかし前のズーム比のレンズでしたがなかなかに活躍してくれました。
ただ、「こ、この描写は萌え~っ!」というレベルではないですね。
結局ほとんど得意の105mm域でばかり撮影してしまいました(^^;)。

ズームレンズと単焦点レンズはいわばラーメン屋さんのラーメンとカップヌードルみたいなもので
同じ土俵で勝負するものではないということでしょうか。
行列してでも高いお金を払ってでも食べたいラーメンか
お湯を入れればどこでもすぐ食べられるカップヌードルか?
どちらも捨てがたいですね。事情が許せば両方持参するのが一番良いという・・
おっと、それこそニコンの思うツボなのでわ(^^)ゞ?

 
コメント (3)
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