よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5 

2016-02-03 22:17:16 | マイ カメラ コシナ

 フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5


 「広角レンズ用マシン」たるベッサR4Mです。レンジファインダーで最広角の21mmファインダーを
実装したナイスガイです。21ミリぐらいの超広角になりますと、そのパースのつきまくった広角効果で
どヘタクソの私でもたいがいの景色はドラマチックに仕上げてくれるのではないか?という期待をこめまして・・・。

実際久しぶりに21mmの画角をファインダーでのぞいてみましたら・・・
「ええ~!こんなに広かったっけ?」
びびって28mmでウォーミングアップすることにしました(^^:)


 フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5 1/125 F5.6 ベルビア50

 最近放置プレイ状態だったミノルタのGロッコールをつけてみました。このレンズはTC-1に採用されている
玉をLマウントに仕立て直したモノなのですが、対象型レンズ設計の特徴として周辺光量がバリバリに落ちるんですね。

真ん中と周辺部はひと絞りくらい差があるような感じです。露出計の指示にしたがって撮影してしまうと
いかにもポジポジした四隅の空の青い写真になってしまいます。スライドフィルムだとかえって良い雰囲気なのですが
ネガフィルムを使うときはアンダーすぎて、周辺が濁って見えるプリントになったりしますので注意が必要です(^^;)。


 フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5 1/125 F8 ベルビア50

 5群5枚のレンズのうちに3群と4群の2枚3面に非球面レンズがビシバシ使われていて
シャキシャキした描写です。ただコントラストはけっこうきつめですね。
レンズ枚数は少ないのでヌケの良さは素晴らしいのですが(^^)ゞ。



 フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5 1/125 F8 ベルビア50
 
 ガラス枚数が少ないおかげでド逆光でもびくともしません。なかなかにドラマチックな描写をしてくださいます。
欲を言えばもう少し暗部が出ても良い気もします。コンパクトカメラのレンズらしいといえばらしいですね。



 フォクトレンダーベッサ R4M G-ロッコール 28mmF3.5 1/125 開放 ベルビア50

 R4Mですが、露出計の表示のとおりに撮影するとずいぶんとアンダめマシンです。もっともコシナのベッサシリーズは
ツァイスイコンも含めてすべてアンダめなポジ用の設定のようですが。

露出計のプラスマイナス表示はわざわざ「+0.5」とか「-1」とか数字が出てくれます。超マニアックな仕様のマシンなのに
初心者の人にもわかりやすくという意図なのでしょう。このあたり、「フィルムレンジファインダーマニュアルカメラを初めて使う人」
むけた親切な設計ともいえますね。

ただベッサシリーズでも最終進化形とも言えるだけあってシャッターのフィーリングはベッサシリーズ中一番しっとりして
気持ちが良いです。超親切な露出計表示よりも私としてはこれだけでも購入して良かった~と思えるところです(^^)。

ベッサLやRとはまったく別物のフィーリングです。残念ながらディスコンになってしまいましたが、今なら生きのいい
中古も市場にたくさんありますので、同じ二重シャッターでもLやRのがさつな・・あわわ、使う人を選ぶような個性的
なレリーズ感とは違いますのでLやRで「ベッサてこんなもんや」と思っている方にはぜひともリターンユーザーに
なっていただきたいですね。シャタリと切れるシャッターに満足していただけることうけあいです(^^)。
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ベッサR3A SMCペンタックス L43mmF1.9Special

2013-06-28 22:09:48 | マイ カメラ コシナ

 ベッサR3A SMCペンタックス L43mmF1.9Special


 先日のことです。いつもの友人からメールが入りました。
「驚くなかれ!ついにベッサのAシリーズが製造終了らしいぞよ!」
「な、なんですと~!あの名機ぐわっ!」
「残念ながら間違いないみたい。○ジヤカメラのホームページで投げ売りモードです。」
「うむむ。こ、これは押さえんわけにはいかんですばい。」
「いい機会やからR4A押さえようかなあ。」
「それではこちらはR3Aば注文せんといかんですな!。」

もう買えない・・となると一気に購入意欲が暴走するのはなぜでしょうか?
二人ともまるでハイエナのように残り少ない在庫をせしめてしまいました(^^)ゞ。

40ミリが大好きな私としては発売当時からこのR3Aは気になっていたのですが、ついつい現行機としての安心感から
後回しになっていたのです。
私はOM-10でカメラを勉強したので、メカニカルシャッターのR3Mよりも絞り優先AEのR3Aが
いちばんしっくり撮影ができます。レンジファインダーの絞り優先機でしかも40mmの等倍ファインダーですから超萌え萌えです。

実に久しぶりの新品カメラの購入です。さっそく電池を入れてシャッターを切ってみました。
むにょんとしたフィーリングが何かデジャヴな感じ・・・
そう、ニコンFE10と全く感触が同じです。まあ、FE10もコシナのOEMでしたから
当たり前といえば当たり前ですね。

セールスポイントの40mm等倍ファインダーは広すぎてメガネをかけた私にはかなりがんばって
ファインダーに目をひっつけないと、全周が見わたせません。
40mmと90mmのフレームは同時に出てしまいますが、実は50mmのときには50mmだけのフレーム表示になるのです。
40mmのファインダーが売りなのに50mmフレームが一番見やすいという・・・40mmフェチの私には
ずいぶんと小憎らしい仕様であります(^^;)。

本来ならノクトン40mmF1.4を装着するのが正しいのですが、あまりにフレームがいっぱいいっぱいなので
ペンタックスの43mmをつけて妥協することにしました。実際にファインダーで普通に見えている範囲なら
43mmぐらいがちょうど良いかもです(^^)。


 ベッサR3A SMCペンタックス L43mmF1.9Special 開放 AE ベルビア50

 このペンタックス L43mmF1.9Specialは一眼レフ用に発売されて大人気になり、今も販売継続中の
FA43mmF1.9LimitedのLマウント版です。あの「一眼レフのペンタックス」がライカLマウント
のレンズをつくってしまうほどですから2000年当時のライカブームのすごさがしのばれますね。

絞り羽が一眼レフ用は8枚なのに9枚に増やされていたり、ライカレンズに合わせてピントリングの向きも
普通のペンタックスレンズと逆にされていたりとそのスペシャル度はすさまじいです。

ただ、「一眼レフのペンタックス」ゆえに社内にライカユーザーの方が少なかったのでしょうか、ずんどうな
ある意味ダサい(←死語ですね(^^;))雰囲気の玉で、このあたりコシナのフォクトレンダーシリーズ
とはまさにラベルがちがいますね。

見かけはいまいちくんですが、ペンタックスのイメージリーダー的レンズですから開放での立体感とボケ味は素晴らしいです。
発色もペンタックスらしい温かみのあるうえに色つけしてないおちついた優しい雰囲気です。

デザインが災いしたのか150,000円というスペシャルすぎる値段のせいか発売当時はあんまり人気がなかったようです。
43mmという中途半端な焦点距離は一眼レフでは気にならなくともレンジファインダーではなかなか不自由な焦点距離ですしね。
私も実に中古で購入以来4年半ぶりくらいに使用しました(^^)ゞ。。
現在でも中古で出ていれば実力よりも圧倒的安く売られています。写りは最高の部類ですのでデジカメユーザーの方にも
おすすめですよ。 
 
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ベッサフレックスTMシルバー オートトプコール58mmF1.4

2012-09-01 22:33:26 | マイ カメラ コシナ
ベッサフレックスTMシルバー オートトプコール58mmF1.4


 最近つくづく感じるところに日本人のかっこよくみえる(大好きな)デザインというものは
「富士山型」か「姫路城型」ですね。カメラのペンタ部も富士山型なのでなんとなく安心です。
最近はやりのミラーレス一眼レフもわざわざ中央に突起をつけてらしく見せたりもしてますね。

富士山型ペンタ部はペンタックスやニコンFに代表される一般的なものですが一方
トプコンREなどに代表される姫路城型のペンタ部もなかなか趣があるものです。

お城の天守閣的デザインのベッサフレックスTMのシルバーバージョンです。
コシナが2003年に「復刻」したオートトプコール58mmF1.4にあわせて
トプコンREスーパーの意匠をとりいれたデザインになっています。
実は先にトプコールを手に入れたのです。
ミノルタXDにマウントアダプターで使おうと喜んで購入したのですが・・・
なんとM42マウントにはぜひとも欲しい絞り込みレバーがレンズにないのでした(TT)。

いつも開放絞りというわけにもいかず、結局測光スイッチ装備の純正ボディを購入せざるを
えなくなってしまいました(^^)ゞ。当時はブラックボディのほうが人気でシルバーボディは
いろんなお店でずいぶん長いこと棚にあったような気がしていましたが・・いつのまにか
あまりみかけなくなりましたね。

ライカLマウントが使えるボディをフォクトレンダーブランドで復活させたと思ったら今度は
M42マウントの一眼レフボディです。M42マウントの最終機ともいうべきペンタックスSPⅡが
1974年発売ですから30年ぶりの新型ボディですね。
などといいながら昔のペンタックスと比べて新しいところはシャッタースピードに1/2000秒がついたのと
明るいスクリーンがはいったところだけだったりするのですが(^^)。


ベッサフレックスTMシルバー オートトプコール58mmF1.4 F5.6 1/125 ベルビア50

 このトプコールは「ゴムローレットの数まで忠実に再現」されているとか・・
そこまで合わせなくてもだれも文句は言わないと思うのですが?
その遊びごころ満点のこだわりには頭がさがります。
オリジナルのトプコールの描写特性を現在の技術で再現したというだけあってトプコン玉らしく線は細めです。
柔らかめの立体的な感じの表現をしてくれてなかなかのレンズです。
ちょっと青っぽなのはコシナらしさをすこうし入れてみたかったのでしょうか?

トプコールブランドとしてはニコンAiマウント・M42マウントとも限定各800本ずつだったのですが
やはり人気だったようでノクトン58mmとして現行で生産がつづけられていますのでありがたいですね。

コシナは「トプコール」というレンズだけではなくかつてカメラが持っていた「夢」の部分をも復刻してくれた・・
ということではないでしょうか?
個人的にはトプコールだけではなく「コムラー」や「ソリゴール」などもぜひ復活をお願いしたい
ところです(^^)。

 
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ツァイスイコン ノクトン50mmF1.1

2012-07-09 21:16:57 | マイ カメラ コシナ

 ツァイスイコン ノクトン50mmF1.1


 人間齢40もすぎればいろいろと思い起こすことも多くなってきます。
「あのときあのころに今ぐらいの経験があれば・・俺も少しはましな人生だったよな・・」
逆にいえば「後悔するぐらいならそん時に全力かまさんかい!」ということなのですが(^^)ゞ。

20世紀末に一気にもりあがったライカ&レンジファインダーブームに遅ればせながら
あのレンズの神様ツァイスが参戦!ブームの立役者でもあるコシナとの最強タッグで
レンジファインダーでも神再降臨を狙ったのでしょう。
コシナもツァイスも「今の技術で全く新しいレンジファインダーカメラを造ってみたい!」
という情熱にかられていたのに違いありません。

あのツァイスがコシナとタッグを組んでレンジファインダーカメラを出す!と聞いたときには
本当におどろきました。コシナもちゃんと自分のところのベッサがあるのですから
いくらなんでも供給過剰ではないかと思えたのです。
ライカMマウントと互換性があるのが武器なのですがライカシンパの人は
「ライカよりもすごいレンジファインダー」が売りのツァイスイコンは認めるわけにはいかなかった
のではないでしょうか・・。

同時発売のZMマウントのレンズも、雑誌などで紹介されるのはライカボディにつけてほにゃらら・・
プラナーVSズミクロンでほにゃらら・・というライカくさい記事ばかりでした。

そのうちに「現行機」という安心感と、デジタルカメラばかりになって雑誌を読まなくなっていたので
すっかり失念してしまっていました。大好きなセルフタイマーがついていないこともあり手にいれたのは
発売からずいぶんと時間がたってからでした。


 ツァイスイコン ノクトン50mmF1.1 開放 AE ナチュラ1600(400設定で撮影)

 実際使ってみるとファインダーのキレはすさまじくむかしのコピーではないですが
「これ以上なにを望むのか?」といった感じです。巻き上げ感触も、非常に滑らかで気持ち良いです。
AEはかなりアンダー目に露出しますので普段は+2/3段をいれています。

でもやっぱりシャッターフィーリングはライカのほうが良いかもです。縦走りの二重シャッターと
横走り布幕と比べるのは酷ですが、ライカのシャッターを押したときの「こそばゆい感じ」
のほうが嬉しいです(^^)。ハード性能的にはツァイスイコンのほうが明らかに上なのに・・。

ノクトン50mmF1.1もそうですが「これ一台で頑張ってなんでも撮っちゃろう」感はないですね。
人間完璧なものには冷たさを感じてしまうのでしょう。人は人に何かしてあげることができるときが
一番幸せを感じるもののようですし。ツァイスイコンもノクトンも人じゃありませんが(^^;)。

なんかツァイスイコンには「あなたはいい人だと思うけど異性としては見られないの。だから
お友達でいましょう。ごめんなさい。」と言いたい気分になりますね。
言ったことはなくて言われたことしかありませんが(TT)。

でもこのナチュラの懐の深さにはびっくりです。400で撮影しても1600で撮影してもばっちし
ネガに結像していて、スキャナで読み込んだデータのほうが紙焼きよりトーンがでています。
このあたり、フジはもっと声高に宣伝して欲しいですね。



 


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ベッサL カラースコパー28mmF3.5 

2011-07-01 22:12:22 | マイ カメラ コシナ
 ベッサL カラースコパー28mmF3.5 


 カメラのセールスポイントというのは流行があるもので今ならさしずめデジカメのムービー撮影機能や
超高感度12800などでしょうか?形態ならレンズ交換式ミニ一眼ですね。
かつては「ピントが簡単にあわせられる」二眼レフやレンジファインダー・自動露出EEや自動焦点AFのカメラ。
そして最近は「デジタル」。ところがそれらの最新機能もいきわたるとなんのありがたみもなくなるのが悲しいところです。
高校生がツッパリの気分でたばこを吸い始めてもたった3年で合法になってカッコつけの意味がなくなるのと同じですね。

気合いの入ったお兄ちゃんがただの大人になるのは問題ありませんがカメラメーカーとしては必死に開発したカメラが
原価償却も開発費の回収もできないまま商品価値がなくなるのはゆゆしき事態です。そしてそのサイクルはデジタル時代になって
ものすごいスピードで回り始めてしまいました。コニカミノルタも京セラもあきらめるのが早かったのは経営判断としては
まっとうですがファンとしては悲しすぎです(TT)。

ところがその流れから距離を置き既存の技術とみごとなマーケティングでコシナが1999年に出したのが
目測機フォクトレンダーベッサLです。発売当時の低価格(といっても露出計ぐらいしかついてませんが)と
おりからのライカブームに乗ってかなり売れたようです。

流行に敏感な人ならすぐに反応できるのでしょうが私はそういうのにうといので・・(^^)ゞおよそ10年遅れで
ゲトしてしまいました。発売当時から「スペック競争?なんのこと?」いったカメラなので10年落ちでも
ビクともしない商品価値です。


ベッサL カラースコパー28mmF3.5 F8 1/125 プロビア100F

 ピントが目測というのはなんか不安なところもあるのですが28mmレンズの被写界深度の深さもあって
たいがいの撮影は大丈夫です。たとえばF8まで絞れば1.3m~6mぐらいまでだいたいピントは合っている理屈です。
自分の目と感覚で被写体までの距離をレンズにセットするという行為はやってみると非常に楽しいものです。

このオリーブのベッサLは限定モデルで25mmレンズとセットで売られていたらしいのですが中古品の常で
レンズやファィンダーはバラで売られてしまってボディだけになっていましたがおかげで手に入れることができました。

カラースコパー28mmはコシナらしく少し青っぽいのですがベッサLにつけるとバランスもよく
ピントリングについたノブのおかげで薄いレンズなのですがフォーカシングも楽ちんです。
もっともピントは先に設定しておいて被写体がその距離に来たときすかさずシャッターを押すというのが
正しいのですが(^^)。

デジタル時代も10年以上となり市場は高機能競争よりスタイル重視の時代に再びもどってきました。
そろそろ小さいサイズのセンサーの被写界深度を利用してパンフォーカスの安く楽しいカメラがまた出ると良いですね。



  
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ツァイスイコンSW カラースコパー21mmF4

2011-01-11 17:06:13 | マイ カメラ コシナ
 ツァイスイコンSW カラースコパー21mmF4

 このSWが発売されたときは全く驚きました。
カメラ業界はすっかりデジタル化にむけて全力疾走をはじめコニカミノルタなどデジタルも含めたカメラ事業全体から撤退と
いうときになんとツァイスブランドのしかもファインダーも距離計もない目測使用前提のカメラなのですから!

そして値段もびっくり100,000円です。まことにシブい値段設定でコシナの
「中古のライカⅠgやMDを買うぐらいなら新品でAEもついてお買い得ですよ~いかがですか?」
というセールストークがビンビンに聞こえてきます(^^)。

ここは銀塩フィルムカメラを造りつづけてくれるコシナの心意気にお答えせねばなりません!
購入を決意して大阪・神戸のカメラ屋さんを片っ端からめぐりましたがどこにも在庫を
置いてありません。とあるお店では
「SWはいっぺん入ってきてから入れてないですね~。問い合わせもないし」
それなら最初の一台は売れたんじゃないですか!なぜリピート発注をしないのでしょう?カメラ屋にもあるまじき行為です。

「お時間いただいたら取り寄せますよ。普通のツァイスイコンならありますけど。こっちのほうが使いやすいですよ。
ファインダーも明るくてきれいやし」
「いやいやSWが欲しいのですよ。さようなら(▼▼;)」
コシナを応援するのなら実は普通のツァイスイコンを買ったほうが単価アップで貢献度も高いのですが
SWというカメラを出してくれた思想に共感したいのです。

結局東京のお店から泣く泣く通販で購入せざるをえませんでした。
こちらとしては店員さんと
「いや~さすがはコシナいいカメラをだしてくれますね!」
「このご時世に嬉しいですね!最近ちょいちょい売れているので展示品も出そうと
思ってたところなんですよ」
「いや、やっぱり客の立場としては触ると欲しくなりますからね」
「そうでしょう?カラースコパー21mmとでもお買い得セット組んでみようかな?」
「あ、それいいですね!今ないのが残念だなあ。ははは」
などというトークを楽しみたかったのに・・・(TT)。

購入には苦労しましたがさすがにAEの威力は絶大です。スナップならそんなに気にすることも
ないのですがいきなりの曇り空やちょっと暗くなってきた夕方も露出を気にしないで良い
というのは素晴らしいですね。

コシナにはミノルタに居た技術者の方がいらっしゃるらしく巻き上げ感やフィルム装填はCLEぽい
ですが今はなきミノルタのカメラのDNAが流れているようで非常に良い操作フィーリングです。


 カラースコパー21mmF4 開放 AE トレビ100C

 せっかくのAEなので一脚を使用して夜景をがんばってねらってみました。
カラースコパーはF4とF値は暗めですが対称型のレンズ構成ともあいまってみごとな描写です。
開放でも「コマ収差?なんのこと?」といえるほど隅々までよく写ってます。
絞り開放F4でも1.5mぐらいから無限大まで全部被写界深度に収まるという・・・。
感覚としてはスーパー高画質写るんですで使えてしまいます。

レンズとセットで付いているビューファインダーには25mmのフレームもついていて
「25mmぐらいの画角も面白いですよ~広すぎず狭すぎず。いかがです?」
というセールストークがまたもや聞こえてくるのでした(^^)。


 


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フォクトレンダーベッサT トプコール3.5cmF2.8

2010-07-13 21:24:45 | マイ カメラ コシナ
 フォクトレンダーベッサT+トプコール3.5cmF2.8


 沈胴式のヘリアー50mmF3.5と限定セットで4色各500台で全部で2000台
発売されたベッサTです。損益分岐点がわかりやすいですね~。

2001年発売された時にはまったく価値がわからず私が手に入れたのも
2007年でした。それまでずっとカメラ屋さんのショウウィンドーに
かざられていたようで化粧箱はすっかり焼けてしまってましたがカメラ自体は
まったく問題ありませんでした。

私がこのカメラに興味を持った理由は友人がこのカメラを大絶賛しており、
そのブラックのボディがむちゃむちゃかっこ良かったからです。
なぜ人が使っているカメラってかっこよく見えるんでしょう(^^)?

6年もたっているにもかかわらず結構いろんなカメラ屋さんでもずーっと
たな晒しになっているのが多かったのはこのカメラの
「距離計はあるけどファイインダーはない」という激しすぎる割り切りが
理解されなかったからでしょうね。

確かにどうみてもスナップ用ですからレンジ用広角レンズならたいがい
別付けのファインダーを持ってる人が多いだろう・・・というのはわかるのですが。
限定版のほうが50ミリのレンズとファインダーがついてたので
まだ購入動機が説明できるというものです。
現在中古で店頭で見かけるのも限定版のほうが多いような・・。
限定版のほうが台数売れたんじゃないでしょうか?

セールスポイントの距離計ですが倍率が高いこともあり近眼&乱視の私にも
非常に楽にピントを合わせることができます。また限定版の特徴でもある
銀色になったシャッタースピードダイヤルは回しやすいですし
こってりと塗ってあるペイントの質感と銀色のレンズがまた良く似合います。


トプコール3.5cmF2.8 1/250 F11 コダックBW400CN

等倍ファインダーが欲しくてずっとさがしていたトプコール3.5cmです。
ふつう35mmならコーワみたいにコンツールといきたいところですが・・
なんとトプコンは「等倍いうたら等倍やんけ!」とばかりに35mmの大きさ
そのまんまのサイズをファインダーに・・(^^)。

スタイルもバルナックタイプ(レオタックス用)のレンズなので
似合うことといったらありません。

写りは線が非常に細く『絞って鮮鋭開けて上品』をそのまま具現化したような
描写です。作例は400の白黒ネガなので絞ってしまいましたが開放時の前ボケも
優しいボケ方で50年落ちのレンズなのに素晴らしいの一言です\(^0^)/♪。

一方大いに期待していた等倍ファインダーです。
さぞ見やすいのかと思っていたのですが
これがなんとも大きすぎて視野に目が届きかねるんです。
おまけにファインダーが大きい→慣性重量があるために
一度の撮影で二回も落としてしまいました(TT)。

結局銀色のフォクトレンダー純正35mmファインダーをつけて使用しています。


 


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