よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4

2016-03-21 00:05:38 | マイ カメラ ヤシカ

 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4


 人間は齢をとると忘れっぽくなりますね~。あんまりカメラを溜めすぎて、すっかり存在を忘れていたコンタックス139クオーツが
防湿庫の奥から発掘されてしまいました(^^;)。そもそもがジャンクで購入したボディだったのですが、修理に出したところが
治るまでに半年もかかってしまいました。そしてようやく修理から帰ってきて、いざ最初の撮影のときに露出補正をしようとしたところ
補正ダイヤルがスカスカでまたまた再修理をお願いしたという代物です。

コンタックスのボディは脆弱性さが仕様なので、中古カメラで楽しむには「わはははは。またこわれたぜぃいい!のはははは」と
笑い飛ばす寛容さが必要なのですが、さすがにメゲてしまいましたね(TT)。再修理から帰ってきてからも撮り出すことがなく
月日が経ってしまいました。(そのとき一緒に撮影に持参したマシンがニコンF5だったのも堅牢性に落差がありすぎてメゲ度アップに効きました)

 ところが先日縁があって我が家にヤシカのML50mmF1.4が来てしまったんです!
久しぶりに気持ちも新たに出撃させたような次第です。前回がOM-2Nでしたから、同世代でライバル機にふさわしい
139クオーツが思い出された次第です(^^)。


 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 1/250 F5.6 ベルビア50

 高砂の曽根天満宮さんに行ってみました。季節柄受験生たちのお祈りのおみくじが花盛りです。
この頃のコンタックスボディといえば、「触れれば落ちなん」のフェザータッチのシャッターボタンがウリのはずですが
(リアルタイムシステムですね)OM-2Nと比較してもそんなに鋭敏な感触ではありません。
露出値はボディ前面の測光スイッチを押さないと表示されないのが妙に違和感がありますね~。

スクリーンはふわふわのボケ味が楽しくて、倍率も大きく撮影は非常に楽しいです。
ミラーのバタバタ感が大きいのがちと残念で、例えていえばOM-10なみですね。
もっとも私の一眼レフの最初のボディがOM-10でしたからはるか昔の青春時代を思いだしてしまいました(^^)ゞ。


 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 1/250 F5.6 ベルビア50

 前回のズイコー50mmF1.4と比較しますとコントラストが圧倒的に出る出るホームランです(^^)。
プラナー50mmF1.4が同門ライバルなわけですが、発色も素直ですし「ヤシカの意地」とも思える
見事な描写です。イメージカラーが大暴走するプラナーよりも見た目にも記憶にも忠実な感があります。
 

 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 F2 AE ベルビア50

 最近少しく自販機で見かけるパレードミルクコーヒーです。製造元の宝積飲料さんのホームページによりますと

「昭和40年代に、誰もが飲んだ『パレードコーヒー』の復刻版!ビンから缶に変わったものの、当時の開発者を交え、忠実に味を再現しました。
「パレード」は、昭和40年、外国飲料メーカーの日本上陸に対抗するため、 国内の中小飲料メーカー約80社が共同で立ち上げた統一ブランド。
この「パレード」ブランドにミルクコーヒーを加えることを企画考案し、開発したのが、当店。
当店にとって原点ともいえる伝説のドリンクを完全復刻いたしました。飲めば当時の思い出が鮮やかによみがえります。オススメ♪」

だそうです。広島の会社らしいのですが、お取り寄せもできるそうですし、関西でもちょいちょい自販機に入ったりしていますので
ぜひどうぞ(^^)。公園の遊具において昭和40年代の郷愁を誘うイメージでぼかしてみました。


 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 1/250 F5.6 ベルビア50

 非常にニュートラルで素直な色彩で、ほぼ見たままだと思います。ありそうでない特性ですよね。
水面に映る石橋が良い感じです。


 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 開放 AE ベルビア50

 開放での描写ですが前ボケも後ボケもステキですね。ベルビア50を入れていたのでなんとかAEでも
イメージどおりに撮影できました(^^)ゞ。


 コンタックス139クオーツ ヤシカML50mmF1.4 開放 AE ベルビア50

 ちょびっと惜しいのは139クオーツのファインダースクリーンのボケと実際の撮影後のボケがずいぶん違うところです。
ファインダーで見ているときのほうがボケが少なく、もっと背景の梅の枝が梅らしく見えていました。

前回の撮影がOM-2Nでしたのでボディの質感は一気にへちょんへちょんに感じるのですがレンズの描写に関しては
大勝利モードです(^^)。歴史にifはないのですが・・ヤシコンの一眼レフのボディがニコンなみにしっかりしていたら
カメラの業界地図は塗り替えられていたにちがいない・・・そう思わせる見事な写りでした。

コメント (2)
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G.ズイコー50mmF1.4

2016-03-07 22:52:55 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4


 「50mmF1.4」といえば各メーカーの顔というべきレンズで、カタログにも常にボディに装着されて
表紙を飾るタマです。「イチヨン」というだけで上等な感じを醸し出していた標準レンズです。

どういうわけかズイコーの50mmは1.8や1.2と比較しても異様に生存率が低いのです。
なぜか1.8や1.2と違って1.4はレンズのクモリやカビが発生しやすいらしいのです。

このG.ズイコーはOMシステム初期のモノコートのタイプのせいもあるのでしょうか、幸いクリアーでした。
Gなので6群で7枚のレンズが使われているのですね。絞り羽も8枚で6枚の1.8よりもちょびっと上等です。
ただ初期のモノコートのアンバーなコーティングがピカピカ反射していて、不安になるほどです(^^;)。

残念ながらズイコーの50mmF1.4に関してはあまり良い評判を聞いたことがなかったんですが・・・。
いよいよ長い間気になっていた1.4の描写を試してみるときがやってまいりました(^^)。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 長田の会下山公園に立つ楠正成さんの碑です。揮毫は東郷平八郎閣下です。どちらも日本人の大好きな
ビッグダブルネームです。東郷さんの書かれた碑というのは日本全国にやたらめったらあるような気がするのですが・・(^^;)。
ちなみに石塔の上の鳩さんX2は本物です。

大阪湾が一望に見渡せてなかなかのビューポイントです。こういった昔からある公園に来ていつも思うのですが
年月が木を大きくしてせっかくの良い景色も木の枝で隠されて見えない・・・というところが多いんですよね。

須磨浦公園などもいろんなところにベンチがおいてあって昔はもっと眺望が良かったであろうというのが
うかがえます。ここはクールに枝を剪定してやったほうがメリットがあると思うのですが。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 特急はまかぜ号の通過する山陽本線の踏み切りです。燃料屋さんの手書きの看板が昭和しょうわしております。
あ、燃の字が然になってますが・・・(^^)。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50

 くれなずむ斑鳩寺の3重の塔です。ズイコーらしく完璧にへちゃつぶれています!
もっともズイコーの名誉のために付け加えますれば、ポジの時点では影の部分もきちんと描写されています。
が、スキャニングすると出し切れないんですね。

このあたりライカRとかロッコールとかもっとPC上でも見えたりしますからね。ベルビアみたいに
パキュパキュしたコントラストのフィルムを使う私にも責任はあるのですが(^^)ゞ。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 開放 AE ベルビア50

 最後は頑張って開放での描写です。これまたズイコーらしいドヨドヨのボケですね~。
なんかあんまり話題にならなかった理由がわかってしまったような気もします(^^)。
OMシシテムの基幹レンズたる50mmF1.4がへちゃつぶれ&どよボケなら私のメインレンズ40mmF2も
特別にヒドイ・・あわわ、個性的で力強い男性的描写というわけではないのですね。
少しく安心いたしました。

世間一般多数のOMユーザーの方が28mmF3.5や35mmF2.8をメインにしていたのはまったく
「さもありなん!」でございます。

あ、でもでもOMレンズの中でボディに装着しているときは一番ハンサムです!
「この50mmF1.4は良いですか?」と聞かれれば迷わず
「素晴らしいですとも!(カッコと見かけが)」
と言い切りましょう(^^)!
コメント (4)
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