よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ライカM4 ズミクロン50mmF2

2010-11-25 21:14:57 | マイ カメラ ライカ
 ライカM4 ズミクロン50mmF2


 セルフタイマー付きのMマウントボディが欲しいな~と考えていたところにいつも行くカメラ屋さんに
「このM4はきれいですよ~。見てみます?」と取り出されてしまいました。
「いや、あの」
「これだけきれいなのはなかなかないですよ。箱も説明書もついてますよ」や、やばいです。
「じゃあ、ちょっとみせてください」「わ、わ。ほんときれいだっ!」

次の休日には財布を握りしめてお店に向かっていました(^^;)。
「こんにちは。こないだのM4まだありますか?」
「ええ、ありますよ。ほら、箱もケースも保証書までついてますよ。期限きれてますけど。ははは」
「おお、速写ケースもついているのですかっ!」
「ええ。レンズはついてないけどね。ははは」
「セルフタイマーも・・・完璧ですね。」
「もちろん。いらなくなったらうちに持ってきてね。高くとりますよ」
「は~い。(いったいいくらで?このコンディションは維持せねば・・)ありがとう!」
まるで娘をお嫁に出すような顔のご主人からM4を購入して気分はルンルンです。

さあ、M4で撮影だ!よろこんで玄関で靴をはいていると「ゴイン」という音がしました。
 私はウエストポーチにカメラは入れているのですがあがりかまちにおいたポーチの口が開いています。
まさか?下を見るとタタキにはころがったM4と飛び散ったグッタベルカの破片が!!

「アカチバラチ!!」
あわてて拾いあげてみるとエッジから落ちたらしくピカピカだったM4の肩のカウンターにキズがはいり
グッタベルカも欠けています。あのニコニコのカメラ屋ご主人の笑顔がちらつきます。
作動は問題ないようですがやっぱり不安になります。でも買ったお店に持っていくのは気がひけます。

思い切ってライカ修理で有名なフォトメンテナンスヤスダさんに送ってみました。
しばらくしてヤスダさんから見積もりの電話です。
「あ~こちらはショック品ですね。落とされてますのでオーバーホールが必要ですね。あとファインダーいじられて
ますがなんかいたずらされましたか?」
「そ、そんなことしませんよ~。ピカピカだったんで購入したんですけど」
「一度開けられてますな。こちらも治さないといけませんのでいい値段になりますが」
「とほほほ。そ、そんなにかかりますか?」
「そうおっしゃいますけどうちはここ何年も値段据え置きですよ」
「す、すいません。お願いします」
うわさどおりの職人ヤスダさんでしたがここは信じておまかせするしかありません。
なにしろライカを落っことす自分がどんくさいのですから(TT)。

さすがというべきかヤスダさんからオーバーホールされてかえってきたM4は絶好調です。
これで肩のキズがなければ・・・。いやいや売るときのことなど考えずに撮影に邁進するよう
ライカ様がカツを入れてくれたんですよ。たぶん(^^)。


 ズミクロン50mmF2 1/60 F5.6 リアラエース

 しかしズミクロンよく写ります。なにより撮影時に見えてなかったようなデティールまで写しこんでしまう
ところはさっすがとしか言いようがないですね。

M4で一番気にいっているところはフレームの正確さです。レンジファインダーですから常に被写体が見えている
こともあいまってフレーミングがすぱりすぱりと決まります。
またタイムラグが少ないこともすさまじく決定的瞬間を撮影するには最高のカメラです。
二重像のキレが良くピント合わせが楽しくて意味もなくなんべんも合わせなおしてしまいます。

やっぱりライカは撮影してナンボですからキズをつけないように大事にするよりじゃんじゃん撮って
たのしまなくちゃですよね!。(でもいまだにちょっと悔しいなあ(^^;)。) 

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たこフェリー

2010-11-15 20:38:28 | 神戸ふねふね

2010/11/05 明石港 たこフェリー

 11月15日で休航となった明石のたこフェリーです。橋ができる前は国道28号線の一部だった
ことを考えると納得できないところもありますね。このあさかぜ丸も売却がきまっているそうです。

休航の元凶である明石海峡大橋ですが『明石海峡』と名乗りながら実は最寄ジャンクション
は神戸垂水や玉津にあって明石市民にはおいしいところはほとんどないのです。。

明石市は観光資源としても存続させるべきではないでしょうか?
来年度の再開予定の話が空証文でないことを願ってやみません。
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ローライB35

2010-11-12 18:04:27 | マイ カメラ ローライ
 ローライB35


 秋になってまたまたローライ病が騒ぎ出し今度はローライ35の廉価版B35をゲトしてしまいました。
希少価値のせいか本家の35より高価でした(^^)ゞ。

劇的なコンパクトさでベストセラーになったローライ35ですが安い安い日本製カメラに対抗するために
投入されたコストダウンの軽量バージョンです。

35と比較するとシャシがプラスチックになって圧倒的に軽量になり(35→370g B35→249g)
レンズは四枚玉テッサーから三枚玉のトリオターになって露出計の連動も省かれています。
シャッターもコンパーからプロンターになって低速は1/30までです。

すでにEEがあたりまえになっていた国産カメラと比較するとスペックだけでは苦しいですね。
当時の想定ユーザーが私のようにカメラおたくならまだしもファミリー向けカメラでしょうから
いくらめちゃくちゃ小さいといっても苦戦はまぬがれなかったでしょう。
(なにしろフルマニュアル露出にピントもフル目測です)

そうなるとセールスポイントは天下のツァイスが送り出す「トリオター40mmF3.5」ですね。
ここは圧倒的描写力で一点突破を狙うのみです。「写真はレンズで決まる」はず(^^)?


 トリオター40mmF3.5 開放 1/60 リアラエース

 夕方の明石港フェリー乗り場です。開放にもかかわらずばっちりシャープな写りは
さすがツァイスですね~。期待通り?三枚玉らしく周辺は流れてしまっていますが。
周辺ぐらい描写が落ちてくれないと私の大好きな本家35とテッサーの立場がなくなりますし(^^)ゞ。

雑誌などでは「三枚玉にしては実にシャープ」「ツァイス銘に恥じないヌケの良さ」などと絶賛されていたので
大いに期待していたのですが・・・実は私は三枚玉のレンズはこのトリオターが初めてなのでこのレンズが
「三枚玉キング」なのか「おおむね良好なる三枚玉」なのか判断ができません(^^;)。
三枚玉レンズのカメラて昔の二眼レフとかコンパクトカメラかな?。

このトリオターは不思議なレンズで絞ってもあんまり描写がかわりません。開放から使えるのは良いですね。
ただコンパクトカメラ用らしく無限大よりも1m~3mあたりが得意みたいです。

ローライ35シリーズはいろいろと記念バージョンも出て造られ続けてますがやっぱり目測で40mmというのは
しんどいですね。沈胴しなくてもよいですからレンズ鏡胴はひょっとこにして広角30mmぐらいのワイドローライ35が出れば
今のデコラテブな記念モデルよりも絶対売れると思うのですが・・・。
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レオタックスTV トプコール5cmF2

2010-11-02 21:10:51 | マイ カメラ トプコン
 レオタックスTV トプコール5cmF2


 以前購入したトプコール3.5cmがあんまり素晴らしかったのでぜひ標準レンズも欲しいな~
と思っていました。先日近所のお店にひさしぶりに立ち寄ってみると綺麗なレオタックスが出ていました。
気になるレンズはもちろんあこがれのトプコール5cmF2です!

さっそく見せてもらうとさすがは「コピーライカで一番の高品質」←(ホメ言葉か?(^^;))
といわれていたレオタックスらしくシャッターも1秒~1/500まで快調ですし
大好きなセルフタイマーも元気です。ファインダーが少し曇ってますが年式を考えると
妥協範囲です。なによりあこがれの黒帯トプコール付です。

「こ、これいただきます!。」
「あ~これは入ってきたばっかりなんですよ。たしか箱もあったね。ちょっとお待ちくださいね。」
そう言ってとりだしていただいた元箱のデザインも素敵です。
「かっこいい箱ですね!あ、キャップはありませんか?」
「フィルムの入れ方が特殊やけど大丈夫ですか?キャップはないですね~ははは。」
「あ、スプールもついてますし大丈夫ですよ。わはは。」
自分も店の人もニコニコだったのはお互いに「良かった良かった(^^)♪」モードだったのでしょう。

本家のバルナックライカと比べるとずっしりとしていてM型なみのボリュームです。
シャッターも倍数系列で得意の1/250があるのがうれしいです。
純正レオタックス銘のUVフィルターの彫り文字も非常に繊細できれいです。


 トプコール5cmF2 1/500 開放 リアラエース

うろうろと撮影しながら歩いているとJR線まで下りてきてしまいました。
ちょうど特急はまかぜの走ってくる時刻です。絞り開放の描写と1/500のシャッターもきちんと走るか
試したかったので汽車の来るのを待つことにしました。

昔レンズなので周辺光量落ちを心配しましたがばっちりです。期待どおりの線の細い描写で線路の質感も
良い感じです。半逆光ですが暗部もつぶれてないですね。さすがはトプコールです。
心配していたシャッタームラもないようでほっとしました。

レオタックスTVの発売は昭和32年だそうでいまから50年以上前なんですね。
製造会社の昭和光学精機はすでになくトプコンもカメラの製造はしていないわけですが
レオタックスは元気に21世紀の写真を撮り続けることができるという・・。
(撮影している汽車はもうすぐ引退の40年落ちなのですが)
おじさんもアンチエイジングでがんばらなくちゃですね(^^)。
これからもばりばり働いてもらえそうなレオタックスです。

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