ニッカ3F ニッコール5cmF2
ある日職場のレジに立っているとむこうの部署のパートさんがトトトと走ってきました。
「カメラがお好きなんですってね!」
「は、はい」
「うちにも古いカメラがあるんですよ」
「え?あ、そうですか」
「ご入り用ならさしあげます」
「あ、いや嬉しいですけど良いんですか?」
「良いです良いです。父の形見なんですけどもう使ってないですし」
「形見?そんな大切なのもらっちゃって良いのですか?」
「良いです良いです。使ってもらったほうが父もカメラも喜びます」
「さ、さようでござりまするか。ちなみにどんなカメラですか?」
「たしか・・・50年ぐらい前のニコンです」
そう言うとパートさんは忙しそうにまたトトトと走って行ってしまいました。
50年前のニコン!!50年前のニコンといえばレンジのS型?いやいややっぱりニコンF?
常識的に考えればニコマートかな?ダークホースでニコレックスかも~?
休日がテネコになりなかなか顔を合わせる機会もなく2,3日がすぎました。
気がつくと私のロッカーに紙袋がかけてあります。
(あ、カメラ持ってきてくれたんだ)
中を見るとライカ形の速写ケースが!ケースからでてきたのはニッカ3Fでした(^^)!。
コピーライカでもレオタックスと双璧と呼ばれるニッポンカメラ・ニッカです。
しかもレンズはニッコール5cmF2で後期型のコーティングもほどこされて
人気の黒タスキタイプです!!ニッコールとニッカですからニコンのカメラと思われたのも
無理はないですね。すばらしいカメラをどうもありがとうございます(^0^)。
驚いたのはおそらく20年ほどしまいこまれていたような雰囲気だったカメラがシャキシャキと
作動することでフィルターこそカビていたもののレンズはほとんどクリアーです。
巻き上げレバーが装備されたタイプなので小刻み巻き上げなどもできてしまうのです。
しかし名前が3Fというのは・・・某アジア大国もびっくりのコピー加減ですねえ(^^;)。
ニッコール5cmF2 1/200 F8 リアラエース
さすがはニッコールといった感じのシャープな描写でライバルのトプコールと比べると
色目も現代風です。線はけっこう太目で細めのトプコンとの使い分けができますね(^^)。
このニッコールはレンジファインダーで距離計も連動しないのになんと1.5フィート(約45cm)までの
接写ができます。ひょっとしたらニッカもビゾフレックスみたいなのを出すつもりだったかもしれませんね。
なかなか素晴らしいボディ&レンズですがファインダーだけは昔タイプ丸出しで厳密なフレーミングは
不可能です。(だいたいこんなもんかなで穴があけてある感じです。)
この適当なファインダーで仕事をしていたお父さんはまさに尊敬してしまいますね。
兵庫県のゆるキャラ「ハバたん」を縦位置でとってみたら・・ざっくりとちょん切れてしまいました。
横位置でも下がスパスパ切れて3メートルは離れて撮るのが良いような・・(^^;)。
今回気づいたのはバルナックタイプのボディでレバー巻き上げというのは非常に軽快に撮影ができるということです。
フィルムを巻き上げるのは実に楽しい行為なわけですがボディのホールディングとの複合性能ですからこれは新発見でした。
次は35mmぐらいのレンズをつけてスナップしてみたくなりますね。
それにはやはりLマウントの35mmニッコールレンズが欲しいなあ(^^)。
ある日職場のレジに立っているとむこうの部署のパートさんがトトトと走ってきました。
「カメラがお好きなんですってね!」
「は、はい」
「うちにも古いカメラがあるんですよ」
「え?あ、そうですか」
「ご入り用ならさしあげます」
「あ、いや嬉しいですけど良いんですか?」
「良いです良いです。父の形見なんですけどもう使ってないですし」
「形見?そんな大切なのもらっちゃって良いのですか?」
「良いです良いです。使ってもらったほうが父もカメラも喜びます」
「さ、さようでござりまするか。ちなみにどんなカメラですか?」
「たしか・・・50年ぐらい前のニコンです」
そう言うとパートさんは忙しそうにまたトトトと走って行ってしまいました。
50年前のニコン!!50年前のニコンといえばレンジのS型?いやいややっぱりニコンF?
常識的に考えればニコマートかな?ダークホースでニコレックスかも~?
休日がテネコになりなかなか顔を合わせる機会もなく2,3日がすぎました。
気がつくと私のロッカーに紙袋がかけてあります。
(あ、カメラ持ってきてくれたんだ)
中を見るとライカ形の速写ケースが!ケースからでてきたのはニッカ3Fでした(^^)!。
コピーライカでもレオタックスと双璧と呼ばれるニッポンカメラ・ニッカです。
しかもレンズはニッコール5cmF2で後期型のコーティングもほどこされて
人気の黒タスキタイプです!!ニッコールとニッカですからニコンのカメラと思われたのも
無理はないですね。すばらしいカメラをどうもありがとうございます(^0^)。
驚いたのはおそらく20年ほどしまいこまれていたような雰囲気だったカメラがシャキシャキと
作動することでフィルターこそカビていたもののレンズはほとんどクリアーです。
巻き上げレバーが装備されたタイプなので小刻み巻き上げなどもできてしまうのです。
しかし名前が3Fというのは・・・某アジア大国もびっくりのコピー加減ですねえ(^^;)。
ニッコール5cmF2 1/200 F8 リアラエース
さすがはニッコールといった感じのシャープな描写でライバルのトプコールと比べると
色目も現代風です。線はけっこう太目で細めのトプコンとの使い分けができますね(^^)。
このニッコールはレンジファインダーで距離計も連動しないのになんと1.5フィート(約45cm)までの
接写ができます。ひょっとしたらニッカもビゾフレックスみたいなのを出すつもりだったかもしれませんね。
なかなか素晴らしいボディ&レンズですがファインダーだけは昔タイプ丸出しで厳密なフレーミングは
不可能です。(だいたいこんなもんかなで穴があけてある感じです。)
この適当なファインダーで仕事をしていたお父さんはまさに尊敬してしまいますね。
兵庫県のゆるキャラ「ハバたん」を縦位置でとってみたら・・ざっくりとちょん切れてしまいました。
横位置でも下がスパスパ切れて3メートルは離れて撮るのが良いような・・(^^;)。
今回気づいたのはバルナックタイプのボディでレバー巻き上げというのは非常に軽快に撮影ができるということです。
フィルムを巻き上げるのは実に楽しい行為なわけですがボディのホールディングとの複合性能ですからこれは新発見でした。
次は35mmぐらいのレンズをつけてスナップしてみたくなりますね。
それにはやはりLマウントの35mmニッコールレンズが欲しいなあ(^^)。