よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

マニュアルフォーカスに自動巻き

2013-07-23 18:25:52 | 今日の一枚

 オリンパスOM-4チタン ズイコー200mmF5 モータードライブ2 M18Vコントロールグリップ1 
 
 
 自分は現在某電機屋で店員をしているのですが、レジで良く売れてどうにも納得できないものがあります。
それはスマホ用のモバイルバッテリーです。スマホ本体のバッテリーに充電しても一日とバッテリーがもたないため
いざというときのためにモバイルバッテリーをエクステンションとして充電しておき、スマホのバッテリーが
切れそうになったらそこから充電する・・・。

スマホのバッテリーをもっと長持ちするようにするか、ちょっとぐらいスマホが太くなったとて大き目のバッテリーを
装着できるようにすべきではないでしょうか?まず「スマートでないと売れない」ぶっちゃけiphoneみたいじゃ
ないと売れないとうことでしょうけどね。太いデザインをかっこよく造れないデザイナーの手抜き、ハードメーカーのサボリ
にしか見えません。

かつてのフィルムカメラには後付けのモータードライブというものがありました。
「モータードライブが装着されている」ということは「プロ仕様」と同義のパワーがあったものです。
スタイル的にはさまざまで、F3とMD4のようなトータルでデザインされたものからボディの底蓋から
はみださないようにした控えめなものまでいろいろでした。

OM用のモータードライブ2は「世界初のコンピューター内蔵モータードライブ」だそうで時代を感じさせますね(^^)。
モーター巻き上げ時のショックをなくすようにツインモーターで震動を相殺しているのだとか。
ツインモーターのおかげでバッテリーの持ちが悪くなってしまったのはないしょです(^^;)。

本来ならM15VNi-Cdコントロールパック2を使用すればみかけもデザインも完璧なのですが、二次電池の宿命でニッカド電池の
寿命がつきている個体がほとんどです。私のコントロールパック2もいくら充電してもフィルム一本撮れるかという劣化度になって
しまいました(TT)。

そこでようようの思いで手に入れたのがM18Vコントロールグリップ1です。
なんと単三電池を12本をブチこむ男らしさです。むちゃくちゃヘビィになるのですが、重力に対して垂直にベクトルが
かかるのでM15VNi-Cdコントロールパック2より安定するような気がします(^^)。
 
 
 オリンパスOM-4チタン ズイコー40mmF2 F8 AE ベルビア100F 

 今年須磨海岸で実験されている「ドルフィンコースト」に行ってみました。
海水浴場の砂浜の海をネットで区切りイルカをそこで泳がせようという社会実験だそうです。
撮影に行った日は前日の荒天のため区切りのネットが破損して真ん中の生け簀からイルカさんを出せないのだそうで・・・(TT)。
せっかく暑い中がんばって来てみたのにまったくとほほです。
仕方がないので見物台だけ撮影です。順光なのにこのへちゃつぶれ感と線の太さはさすがズイコー40mmです(^^;)。

 
 オリンパスOM-4チタン ズイコー200mmF5 F8 AE ベルビア100F

 あきらめて帰りかけたのですが、砂浜をでようとしたところ、バケツを持ったお兄さんにすれちがいました。
イルカのいる海にバケツ・・・これはひょっとして餌やりタイムなのでわっ!!

大汗をかいて見物台にとってかえすと・・・予想通りイルカさんのお昼ご飯がはじまりました!!
始めはちょこちょこアタマを出すだけだったのですが、飼育員の人の指示でジャンプを初めてくれました\(^O^)/!

OM-2SPOT&PROGRAMのカタログで見て以来ずっとあこがれていた「海?で泳ぐイルカさん」
を撮影することができました(^^)♪。

この狭いせまい生け簀のなかでジャンプしたり宙返りしたり、ギャラリーも私のほか2組しかいないのに
大サービスです。横の飼育員の人と比べるとイルカさんが結構な大きさなのがわかります。
なかなかのエネルギッシュなパフォーマンスでした。

果たしてこのドルフィンコーストも来年からどうなるのかわかりませんが、もっとイルカさんと触れ合えれば
良いですね。目的が「•須磨海岸のイメージアップ、地域経済の活性化(観光、商業、漁業等)」
とあるので食いしん坊な私は「養殖してイルカのお刺身とかたべられたらええなあ」などと不埒な感想
を持ってしまいましたが(^^)ゞ。 
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カラースコパー28mmF2.8

2013-07-16 21:51:04 | コシナ交換レンズでワンダフル

 カラースコパー28mmF2.8


最近すっかりデジカメのスペック競争も飽和状態になり、昔カメラ大好きの私もずいぶん落ち着いて
新製品発表の報を聞き流せるようになってきました。たとえばフィルムカメラなどはもうライカから
露出とピントと巻き上げが自動になっただけという状態が何十年も続いていましたね(^^)。

デジカメも高画素は2000万画素超えたらもうええやんになりましたし、高感度も6400もあれば
なんでも写るモードです。ということはスタイルや雰囲気をウリにするようになってくるわけですが・・・
新しいデザインをデザイナーさんが一生懸命考えても、結局人気になるのはオーソドックスなデザイン
の機械です。先人たちの偉大な業績にはアタマが下がりますね。

このスコパー28mmは昨年8月発売予定だったにもかかわらず、12月まで発売延期となったいわくつきです。
4か月も待たされるとさすがにへにょへにょになりますね(^^;)。
デザインはSLⅡシリーズになって鏡胴のローレットが昔のニッコールに似たモコモコローレットに
なり、距離指標の文字もニッコールと同色の黄色になっています。

雰囲気はまったくのGNオートニッコール45mm・・というかほとんどなんちゃって状態です。
CPU搭載レンズなので現行のデジタル機にも問題なく使用できるのですが、せっかくの
パンケーキがウリのレンズですから液晶でメタボになったデジタル一眼より薄い軽量フィルムボディで
使ってやらねばですね。


 ニコンFE10 カラースコパー28mmF2.8 F5.6AE ベルビア100F

 コシナ製コンプリートということでFE10に装着して出撃です。雰囲気にまったく違和感がないのは
やはり出自が同じだからでしょうか?

28mmF2.8とすさまじく平々凡々なスペックですが、非球面レンズ使用の高性能タマです。
そのスペックにアスフェリカルが必要なんか?というツッコミをしたくなりますが、これだけ薄くて
最短撮影距離が22cmと近寄れますから許せちゃいます(^^)。

実際撮影してみますとキレも良くさすがはアスフェリカルな写りです。FE10のAEにまかせてオートでべよんと
シャッターを切ってもフィルムは絵になります。

最近デジタルからカメラに興味を持ちフィルム撮影を始める若い方も多いのだとか。
いきなり中央重点測光で露出補正をほにゃららなんてのは難しいでしょうから、このカラースコパーのような
フィルムカメラにも相性の良いレンズが橋渡しをしてくれればと思います。
CPUつきレンズなのでF100やU2といった高精度のマルチパターン測光搭載機でプログラムでスナップして
フィルムのすばらしさを味わっていただきたいですね(^^)。

コメント (2)
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望遠ズームでマクロ撮影

2013-07-09 00:44:15 | 今日の一枚

 先日手に入れたズームニッコール180~600mmの購入理由のひとつに
「美しいハスの花を、自由自在のフレーミングで池のはたから撮影したい!」というのがありました。
ズームレンズの特性を生かしてなんと最短撮影距離は600mm時でも2.5mなのです。

近寄ろうと思っても無理なハスの花や、スイスイ遊ぶトンボさんの休憩する姿にはズームレンズがおおいに
力を発揮してくれるに違いありません。梅雨の晴れ間を狙い勇躍出撃です。

ただ、レンズ本体だけで3.6kgという殺人的重量なのでボディは所持するニコンマウント機で一番軽量な
FE10にしました。下手にカメラを持つとマウントからもげてしまいそうなのでベルボンのレンズサポートも装着しました。
あらら軽量ボディの意味ないじゃん(^^;)。


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE ベルビア100F

毎年撮影に行く大賀ハスのある公園に行ったのですが・・・なんとぜんぜん咲いていません。
なんでも根っこをザリガニが全部食べてしまったそうで・・・池の水をぬいて「ザリガニ駆除中」でした。
おのれえザリガニめ(▼▼;)!


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE べルビア100F

仕方がないので葉っぱに溜まった水滴やトンボさんを撮影です。トンボを一生懸命撮影している若い方もいらっしゃいましたが・・
その方のカメラを見てびっくりです。
なんとジッツオの4型カーボン三脚にフルード雲台を装着し、カメラはEOSD1Xに レンズは
EF300F2.8に2Xか1.4Xのテレコンです。

「いや~すごいカメラとレンズですねっ!」
「うーん。ホバリング中のトンボはなかなか難しいです」
「EOSならオートフォーカスでもピントきますか?」
「AFとMFと半々てとこです。そちらはフィルムですか?ムダ撃ちできませんね」
「ええ、前玉も回っちゃいますから大変で・・もう25年くらい前のレンズなんですよ」
「へえ~。そんなに古いんですか?私まだ生まれる前ですよ~」

なんとその若さでそのプロフェッショナルな装備ですかっ!ここはフィルムじじいの意地をみせねば・・(^^;)。
しかし軽量化を狙ってFE10にしたのが裏目にでました。開放値F8という暗いレンズにFE10のファインダーの暗さも
あいまって自分の目玉が接眼レンズに写って見えます。まさか35mmカメラでかぶり布が欲しくなるとは・・。

おまけに600mmにすると思いっきりミラー切れして下のほうはもにょもにょです。
横のお兄さんのかろやかな秒5コマ連射を聞きながらFE10のべよんとしたシャッターと巻き上げで
がんばりました(^^)ゞ。


ニコンFE10 ズームニッコールED180~600mmF8S 開放 AE ベルビア100F

F8という開放値の暗さで600mmのわりに被写界深度はかせげてますが、残念ながら単体マクロの
立体感やヌケの良い発色には及びませんね。まあ、構成レンズが11群18枚というガラスのカタマリ状態な
ことを考えると善戦しているといえるのではないでしょうか?
ニッコールらしい解像度番長な感じは最短撮影距離でも充分味わえます。

実は飛行中のトンボさんをAFで写し止めるには二倍の大きさで撮影できて、しかも被写界深度が深いマイクロフォーサーズカメラ
が一番じゃないかと思うことしきりの今日この頃なのでした(^^)ゞ。
コメント (2)
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エルマー90mmF4

2013-07-05 23:05:21 | ライカ交換レンズでワンダフル

 エルマー90mmF4


 ライカといえばエルマー。エルマーといえばライカですね。
50mmがあまりにも有名ですが、今回は90mmです。レンジファインダーで50mm以上のレンズピントを
合わせるのはけっこう難しく、このくらいの長さで明るさもF4くらいが私にはおとしどころです(^^)。

非常に細身でヤクルトの容器くらいの感じです。おどろいたのはレンズの鏡胴の握りごこちの良さです。
レンズ交換した後も握りごこちが良いのでずっと握って歩いていたりします。女子カメ子さんにもおすすめです(*^^*)。

この頃のライカレンズは無限遠ロックがあるものが多く、かえって使いにくかったりするのですが
このエルマーも無限遠でわずかにクリック感があります。無限遠で動きが固いと、ピントリングを
逆にまわしているんじゃないかと焦ってしまうこともたびたびです。

普段は90mmのフレームがあるライカⅢg専用になっているのですが、今回は新鋭のベッサR3Aと合わせてみました。
ボディもレンズもみかけ以上に軽量なので予想以上にホールディングも良いです。
ベッサR3Aはファインダー倍率が大きいぶん90のマスクも大きくてなかなか快適に中望遠撮影を楽しむことができます。
なによりAEは便利ですね~。F4くらいの開放値ですと精度はともかくファインダースクリーンのボケ味でピントを
あわせねばならない一眼レフよりも、レンジファインダーの二重像で合わせるほうが楽チンで早いですね(^^)。


 ベッサR3A エルマー90mmF4 F8 AE

 エルマーの名に恥じず、立体感のある優しい感じの描写をしてくれました。
砂浜が四角いのは新しく砂を補充したところで不思議なコントラストをつくってくれています。
90mmという画角である意味望遠というよりもちょい長めの標準レンズという感じで
海などに行くとかえってちょうどよくなりますね。

ライカレンズでは非常に安価なのですが、心配なのは安価ゆえにメンテナンスしてしまうと市場価格として
なりたたなくなるために、あんまり中古屋さんでもまじめに置かれないことですね。
こんなに小さくて楽しいレンズが「もうからない」という理由で燃えないゴミに出されたりしたら泣くになけません(^^;)。

小さくて軽くてしかも握り心地も素晴らしいので、NEXやマイクロフォーサーズユーザーの方にも
非常におすすめのレンズですよ(^^)。




 
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