フォクトレンダー ウルトロン40mmF2SL アスフェリカル
普段メインのレンズがズイコーの40mmF2な私は、40mmというだけで萌えてしまいます(^^)。
このレンズは2002年にコシナから発売されたのですが、発売当時はぜんぜんノーマークでした。
ところがある時いつもの友人とオリックスの応援に行ったときのことです。友人がFM3Aに装着して持参してきたのです。
ちょうど私もズイコーを持って行ってましたから、時ならぬ40mm勝負となりました。
結果は・・・「サルでもわかる」レベルでした(^^;)。まあ、設計年次だけでも20年あまりの開きがありますし
かたや非球面レンズ使用ですからね。ズイコー40mmのアドバンテージは最短撮影距離が30cmでウルトロンより
10cm短いのと、「OM純正である」ということだけです。
ウルトロンのスペックからみても、不当とも思えるプレミアムのついてしまったズイコー40mmF2への
コシナのアンチテーゼでありましょう。
「ちょっとそこのOMおたくのお兄さん!40mmが欲しいなら安くて薄くてよく写る新品ウルトロン40mmにしなよ!」
というわけですね。
OMマウントでの入手はさすがにはばかられますから、ニコンマウントです。ピントリングの回転方向も
ニコンと同じですしね。
ニコンF5 フォクトレンダー ウルトロン40mmF2SL アスフェリカル
1/250 F11 プロビア100F
ふだんはFE10に装着して「コシナ・コンプリート」とほざいているのですが、珍しくF5に着けて使っています。
やっと見つけたマイクロプリズムのJスクリーンも試してみたかったので。
「垂水のおさかな」を象徴するモニュメントなのですが、魚のエッジがビシビシで怖いです。
大きな出刃包丁が回っているようです。風が吹くとキィキィ鳴くのでよけいに刃物感が・・・(^^;)。
ニコンF5 フォクトレンダー ウルトロン40mmF2SL アスフェリカル
AE 開放 プロビア100F
開放絞りでの描写もなかなか良くとろけていてばっちりです。垂水の春の風物詩である水揚げされたばかりの
いかなごさんです。絞り羽も9枚も使ってあって、かなりボケ味に気を使っているレンズですね。
ズイコー40mmの設計時点では「背景のボケた一眼レフらしい写真」などという言葉は
ありませんでしたから・・・。
ニコンF5 フォクトレンダー ウルトロン40mmF2SL アスフェリカル
1/250 F8 プロビア100F
次は神戸駅のわきに保存してあるデゴイチです。戦時中バージョンの製造で、ライカⅢCみたく
あまり質が良くないとか。平和でなくては良い工業製品はできないのですね。
コシナのお約束で、またまたまったく予想を裏切らない「青っぽ」と「へちゃつぶれ」です。
おぉ!そういえば、ズイコーは青っぽにならないです!ズイコーにもうひとつアドバンテージが出ました!。
あ、でもへちゃつぶれはもっとひどかったような(^^;)・・。