よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5

2022-05-31 00:54:33 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5


 情報というものは大事です。
ウクライナがロシアと対等以上に大善戦しているのも
イギリス・アメリカなどからロシアの情報を得ているからだそで。
実は先日のフジのフィルム値上げの情報をとりこぼし
値上げ前の買いだめに失敗したのでした(TT)。
普段なら「値上げ?それはフィルム継続の証!喜んでお支払いします!!」
と叫ぶところなのですが最近体調が悪くて予想外の医療費にピイピイしていたので
コタエたのでした(^^;)。

そうは言ってもフジがフィルムを製造・販売してくれておりますから
撮影しないわけにはまいりません。
ここは癒しを求めまして、OMに登場いただきます。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 今年は桜の開花は比較的短かったのですがうまく撮影に行けました。
おともレンズはマクロ50mmF3.5です。
OMのかなり初期からあるレンズで、昔のものはモノコートで
銀縁のものもありますが、これは中期のMC表記バージョンです。
こってりした緑色のコーティングが嬉しくなりますね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

この時期は雪柳も咲いていて、合わせますとなかなかに
フォトジェニックです。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 開放 AE プロビア100F

 F値は3.5で一般的といいますかなんの変哲もないものですが
フローティングが採用されていてけっこうコストのかかっている
レンズです。当時としてはこの50mmマクロと85mmF2で
ズイコーだけが採用していたそうで。
「アンコがいっぱいつまった感」が感じられてリッチな気分です。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 マクロレンズは撮影倍率が1/10倍を基準に設計されるので
無限大はイマイチくんになりがちなところこのレンズは
フローティング機構で補正されているとか。
補正効果がうかがえるでしょうか?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/125 F5.6 プロビア100F

 ソメイヨシノ以外の桜もじゅんぐりに咲いてくれて
まったくありがたいことです。普段は気にしないで
いる街路樹なども春には「あ、サクラだ!」と
叫んでしまいますね(^^)。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 ちょっと古い団地にまいりますと
このような桜並木がそこかしこにございます。
日本人に生まれてよかったあと思えるひとときですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 桜の季節はまだ太陽が低いので真っ青けの
青空バックて珍しいな~と今回しみじみ感じたところです。
ちょうどお昼ごろに撮影してみました。
 

 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 マクロレンズはボケ味がまずくなりがち・・というのが
当時は良く言われてました。
上等版の50mmF2が発売されたときに
ボケ味が改善されてますよというのが言われてました。
今までの作例でもそんなに悪くはないと思いますがいかがでしょうか(^^)?


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 最後の締めはいつもの明石海峡です。
コロナもなんとか落ち着いてきましたので
人手も増えてまいりました。
ブライダルの撮影をされている方も
その方に目もくれずカメラの前を横切る方も
楽しい雰囲気ですね。


 オリンパスOM-4Tiブラック ズイコーマクロ50mmF3.5 1/250 F8 プロビア100F

 OMの人気レンズである広角系や
F2シリーズと比較しますとスペックは平凡です。
特に話題にもなっていないレンズですが
OMボディとのマッチングもハンドリングもなかなかです。

90mmF2とちがって使い倒されている個体も
少ない感じですので程度のいい中古も多いです。
「マクロレンズ」ということでコレクションの
動機付けにも罪悪感も少ないです。
おすすめですよ(^^)。



 

コメント (4)
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ニコンFG-20 E100mmF2.8

2022-05-02 23:37:51 | マイ カメラ ニコン
 
 ニコンFG-20 E100mmF2.8

 
 今回のマシンは1984年発売のニコンFG-20です。
発売当時のキャッチコピーは「ライト・ニコン」。
「風になろうよ、明るく撮ろうよ」とまるでそれまでの
カメラファンが重っ苦しくて暗いやつだった・・と
いわんばかりでございますな(^^)。

重量は兄貴ぶんのニコンFGよりも20g軽い440gです。
FGから20g軽いからFG-20?とも思えるネーミングですね。
430gのOM-10が愛機だった私としては「はあ?それがどした」という
レベルの重量ですが、登場時ニコン一眼レフでは最軽量だったのは間違いありません。
写真のとおり、女性が持っても小さく見えるかわいいボディです。

「ライトでマイルドなヤング世代向け」のFG-20なわけですが
ヘビーでむさいカメラジジイの私にも使いこなせるでしょうか(^^;)?


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 おとものレンズはニコンE100mmF2.8です。
ニコンEシリーズは廉価版なので「ニッコール」ではないという・・。
ずいぶんとまた差別的でありますが、ピカイチなどコンパクトカメラなどでも
使われていた手法です。

私は「ニッコール」というブランドに萌えないので
なんともありませんが、「ニッコール」はそれだけ神格化された
ブランドだったということですね。
あと、もとカメラ屋的発想をすれば原価率がちがうなんてのも
よくある話でございます。


 ニコンFG-20 E100mm F5.6AE ベルビア50

 レンズのつくりは確かにプラスチック鏡筒ヘコヘコで、
「こんなオモチャにニッコールなんてぬかすない!べらぼうめ!」
というオヤジの顔が浮かぶ軽薄なつくりではあります。

先輩リトルニコンのEMにはもちろん、このFG-20にも
マテリアル的に完璧にマッチングしております。
身もココロも軽くなってすっかりハイテンションです。
Eレンズを使っての撮影はFG-20にかぎりますね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 先輩のEMにはないマニュアル露出も使用できます。
空をバックの撮影などには実にありがたいですね。
実は逆光補正ボタンもボディ前面についているのですが
マニュアル露出のほうが嬉しいもので(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 E100mmの最短撮影距離は1mです。
いっぱいいっぱいに寄ってこのくらいの大きさです。
開放ですとけっこうやわらかい描写でほっこりします。

廉価版のレンズではありますが
値段のわりに描写力は立派なものです。
おかいどくですね!


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 明石海峡大橋といい、この菜の花といい
傾いた構図ですがこれは私の得意としているところで。
不安定さが逆に静的画面にストーリーを創造するということで(^^;)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 今春より陸奥五能線からはろばろと北条鉄道にまいりました
キハ40気動車です。クラウドファンディングで購入されたそうです。
今まで3両しかなかった北条鉄道がなんと増便のために!
購入されたとのこと。イベントにも通常営業にも使用できるという
すばらしい汽車なわけですね。
私みたいなエセ鉄道ファンも大喜びの旧国鉄車両です(^^)。


 ニコンFG-20 E100mm 1/125 F5.6 ベルビア50

 昭和の汽車を昭和のカメラとレンズで撮影して
にわかニコンジジイも大喜びです。
もちろん平成生まれの高校生のみなさんも
通学で使用されておりますし、パッドで撮影されてる方も
いらっしゃいます。「キハ40」が世代を超えて共通言語になるという
素敵な状態でございます。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 沿線はごらんのとおり田畑ですから柵もなくまるまるキハ40が撮影できます。
いすみ鉄道のキャッチコピーに「ここには何もないがある」というのが
ございましたが北条鉄道もけっこう何にもないですね。
でも撮影にはそこがよかよかなわけです(^^)。


 ニコンFG-20 E100mmF2.8 開放AE ベルビア50

 北条町駅の案内所には訪れた有名人の色紙がずらりです。
北条鉄道のキャラは写真の北条ふらわさんですが
完璧にオッサンの野郎・・あわわ、男性向けなので
鉄女向けのイケメンキャラもご用意されてはいかがでしょうか(^^)?

キハ40への期待も大なりで、ぜひともこれからも
がんばっていただきたいですね。


 ニコンFG-20 E100mm 1/250 F4 ベルビア50

 今回のライト・ニコン、私のメイン機材のOMとハンドリングが似ている
こともあり非常に快適に撮影できました。

当時のカメラ雑誌のインタビューによりますと
「ベテランのサブカメラ用としても十分使用に耐える」
と設計の方がおっしゃってたそうです。
巻き上げのフィーリングには特に非常に気を使われたとのこと。
たしかにF3からFG-20に持ち替えても納得できるであろう
心地よいフィーリングです。立て走りシャッターなのに
小刻み巻き上げも可能ですしね。

じつは私も数あるニコンマニュアルフォーカスマシンの中で
一番気に入りました!(OMと似ているともいいますが)
ニコンの普及機なので生存率は低いと思いますが
ぜひ元気な個体をさがしてみてください。
オススメですよ(^^)。


 
コメント (3)
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