よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

ニッコール24mm F2.8

2011-04-19 20:44:42 | ニコン交換レンズでワンダフル
 ニッコール24mm F2.8


いつもお世話になっている中古カメラ屋さんは気さくな良い方でいろいろな話をしてくれます。

「いや~私は国産は苦手であんまり扱いたくないんですよね~」
「あ、そうなんですか」
「国産は持ってても売れる前に相場がガクッ!と下がりますからね、あんまり置きたくないんです」
「なるほど。確かにそのリスクはありますね。デジタルはそこいらへんひどいでしょうけど銀塩もですか?」
「そうなんですよ。今日もこんなのとったんですけどね」

そういってみせてくれたのはニッコールの24mmです。初期の銀枠鏡筒でローレットが金属のタイプです。
本来なら爪のガチャガチャで露出計を連動させるタイプですがAiに改造してあります。
結局ありがたく頂戴してしまいました(^^)。

このレンズに関しては手元にくるまでまったく知識がなかったのですが調べてみますと
初めて近距離収差補正機構を備えた24mm広角レンズだそうで
ニコンのホームページにもニコンレンズ開発史上エポックメイキングのタマとして紹介されています。
素晴らしいレンズをありがとうございます\(^0^)/。


ニコンFE10 24mmF2.8 F8 AE リアラエース

さすがはうわさに聞こえたニッコールという感じの描写です。
私は脳内画角が40mmなのですが今までなんとなく物足りなかった28mmよりも
ファインダーの中に広がる景色が気持ち良くよりしっくりくる感じです。

昔の金物工作の職人さんのハンドメイドのにおいがするエングレーブが気持ち良いです。
細かく仕切られたレンズの距離目盛も1m~40cmの間だけで1 -0.8 -0.7 -0.6 -0.5 -0.45 -0.4と
みちみちにきられています。そんなに必要かなあ(^^;)?。

24mmという広角なので普通ならファインダーでのピント合わせに苦労しそうですが
FE10のちょっと暗めのファインダーとの相性のおかげで快適に撮影できました。
40年以上前の24mmの広角でこれだけ写るのがわかると他の昔のニッコールも欲しくなりますね!
またまた中古カメラ屋さんに通う理由ができてしまいました~(^^)ゞ。

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ヤシカML 24mmF2.8

2011-04-15 21:52:55 | ヤシカ交換レンズでワンダフル
 ヤシカML 24mmF2.8

 私は日清のカップヌードルが好きで良く食べます。シーフードやカレーもありますがやはり赤い文字の
スタンダードが一番ですね。子供のころ自動販売機でプラスチックの透明なフォークがついて売られていたときは
まさにあこがれの食べ物でした(^^)。

ところが最近「スープヌードル」という意匠もそっくりなカップめんが販売されています。
カップヌードルよりも2~3割ほど安い実売価格で最初みたときは「どこが出したパチモンや!日清もだまっとったらあかんで」
と思ったら・・なんとスープヌードルも日清製ではありませんか!日清も身内でマーケットの取り合いしなくてもと思いますが
最近の小麦価格の高騰で品質を維持するために値上げせざるをえない本家カップヌードルよりも低価格で
日清のカップめんを提供するのが狙いのようです。

さっそく試食してみるとめんが太目であっさりしています。(実際10gすくないそうです)
あのこだわりの冷凍エビもありません。相対的にカップヌードルよりライトな感覚でカロリーも少なくOLさんなどには
スープヌードルのほうが好意をもたれるかもしれませんね。

で今回はいささかスープヌードル的感覚のヤシカMLレンズ24mmです。同じ会社で同じマウントのほぼ同じスペックに
ディスタゴン25mmがあるのですからヤシカレンズ担当の方はどんな心境だったのでしょう?

ちなみに当時の売価はディスタゴン25mmが76,000円ヤシカ24mmが35,000円です。
参考までにニコンの24mmF2.8は45,000円ミノルタは39,000円です。安いぞヤシカ(^^)!

カメラショーカタログでも同じ見開きで紹介されていて「すぐれたツァイスT*レンズの味を生かしています。
最新の光学理論とこれまで培ってきた技術と経験のすべてを結集した自信作です」とのこと。
う~ん気合い入りまくりですね。

ツァイスほどコストをかけることは許されない・・といって性能が下回るのはヤシカのプライドが許さない!
見よヤシカの底ぢから!近くばよって目にも見よ(@@)!と考えたのではないでしょうか?

さてさてどんな味がするのかな~?


 コンタックス137MA ML24mmF2.8 F8 AE プロビア100F
 
 予想どおりというかコントラスト重視のトーンで絵づくりをするタイプでハデハデでビビッドな色つけの
ツァイスとは明らかに傾向が異なりますね。非常にシャープで空気感もある描写です。
「きれいやけどこんな色やったかなあ」と思ってしまうツァイスよりもよりリアルな色彩であっさりした発色ですが
こちらのほうが好きというかたも多いのではないでしょうか?フィルムや被写体で両方使い分けることができれば理想的ですね。

ヤシカもあえて勝負どころを変えて攻めていたのでしょう。
当時は倍以上だった値段差が中古価格ではヤシカの希少価値がプラスされて値段がほぼ同じになっていたりします。
現役のころは「ヤシカのボディにツァイスのレンズ」というのがストイックなお作法だったようですが
今は「コンタックスのボディにヤシカのレンズ」でも説得力がある組み合わせと思います(^^)。
コメント (2)
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