よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

コニカ ビッグミニF

2018-10-10 21:53:18 | マイ カメラ コニカ

 コニカ ビッグミニF


 最近コンパクトデジカメはスマホ内蔵カメラとミラーレス一眼に挟撃されて
すっかり死に体になってしまいましたね(TT)。
確かにコンパクトデジカメで撮影するなら、よっぽどスマホの
内蔵カメラで撮影したほうが綺麗に撮れたりしますからね。

もっともスマホの画像は山盛りにモッてエフェクトがかけられていたりするのも多いようです。
カメラメーカーさんはコンパクトデジカメでは、カメラメーカーのプライドが邪魔して
被写体の忠実な色再現を狙いすぎて、地味な絵を作ってしまうようで・・。
結局スマホ写真のビビッドな表現に、コンパクトデジカメは後塵を拝してしまったのではないでしょうか?

ところが誠に喜ばしいことに最近ナウなヤングの皆様の間でコンパクト単焦点フィルムカメラが
ひそかなブームのようです!。気骨あるヤングの皆様はストイックな表現を目指して
単焦点フィルムコンパクトにパフォーマンス性を見出されているようですね。
誠に素晴らしいお心がけでございます(^^)。

そんな中、一番人気はコンタックスの最終機CONTAXT3です。すっかり中古価格が暴騰し
現役時代より高値になったりしております。
そこでいわば「プアマンズT3」的に人気がでていますのが今回のビッグミニFでございます。

「フィルムカメラでビッグミニていうのが欲しいけれど・・どんな写りかしら?」
という悩める若人のため、カメラジジイのおじさんが一肌ぬいで作例をたんまり
アプいたしますですよ。景品で頂戴したのではなく、ちゃんと?中古カメラとして
購入したんですよ。いつもどおりジャンク箱からの救出ではありますが(^^)ゞ。
あ、被写体がジジムサイのはご容赦くださいね


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 今年は台風の当たり年でしたね。曇天が多くて青空が少なくてつらいシチュエーションが
多かったです(^^;)。なかなかに素直なシャキッとした描写です。
しかし「コニカレンズ」はないですよね。やはりレンズ銘は「ヘキサノン」と
名乗って欲しかったなあ・・


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F
 
 発売時期は1997年(平成9年)ですからもう20年以上も昔です。
測光方式は普通の中央重点測光で、空を入れますとずいぶんと引っ張られて
アンダメの露出になってしまいます(^^;)。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 このカメラのセールスポイントの一つが35cmまでの近距離まで切り替えなしの
接写ができることです。初代は「A4」という名前で、「A4サイズの用紙が複写ができます」
というのがウリでした。ニックネームのビッグミニが後から本名になってしまったんですね。
キヤノンのオートボーイも同じパターンでした。

フラッシュマチックに手慣れたコニカだけありまして、きれいな発光でまとめてくれてます。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 アクティブ式のオートフォーカスなので無限大での撮影は苦手のようです。
対策として山のマークに設定する遠景モードが付いてます。が・・あんまり良くありませんね。
もっともカメラの性格からいえば接写時と3mくらいの記念撮影が一番重視されてるでしょうから
贅沢は言えません。実は奥に見える工場は西神戸のコニカミノルタなのですが・・(^^;)。
  

 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 山陽電車のカードキャプターさくらとのコラボ電車です。
イベントのスタンプラリーも通常のスタンプラリーの3倍の人気とか。
「萌え」おそるべしですね(^^)。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 +1.5補正 プロビア100F

 一応露出補正モードもあります。このように空を入れる構図では
積極的に使うべきなりですね。しかし曇り空ばかりでやんなりますね(^^;)。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 「牛乳の王様」明治ゴールド牛乳のホーローベンチ看板です。時代は50年は経っていそうですが
ピカピカなのにはびっくりです。当時は文字通り王選手がイメージキャラクターだったそうですよ。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 お寺の絵馬ですが、アクティブフォーカスでピントぴったりジャスピンコニカ
フラッシュマチックでばっちり光ってピッカリコニカといったところです。
不思議な水玉模様ですが実際にこんな馬がいたんでしょうか?
もしいたのなら、名前は絶対に「ブチ」ですね(^^)。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 最近見かけなくなりました古タイヤを半分埋めた公園です。
私が子供のころは公園遊具の鉄板だった古タイヤですが・・
どうして最近なくなってしまったんでしょう?


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F
 
 花柄もきらびやかな象印電子ジャーです。なんと「未使用新品」ですね。
化粧箱もカラー印刷で当時の家電製品の持つオーラが素晴らしいです。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 今年は休日がうまく取れまして、生野の銀谷まつりに行くことができました。
マニアの方が制作された戦車です。なんと乗って動かすことができます。
造形もハンドメイド感がすばらしいですね!。
 

 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 ガルパンのキャラクター西住みほさんですかね。
ややつたない造形がなんとも良い味を出しております。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 休憩所に展示してあった昭和のカメラ達です。
オリンパスペンの箱のデザインが素敵すぎです!。
カメラを買うと普通は外箱は捨ててしまいますから
現存率を思えば、ある意味本体より貴重といえます(^^)。
 

 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 生野の川沿いにあります建物ですが・・すっかり緑に覆われつつあります。
手前の水路は洗い場だったんでしょうか・・。


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 ホーロー看板の鉄板中の鉄板オロナインの看板です。浪花 千栄子さんです。
本名は南口 キクノとおっしゃるそうで、他にぜったいにないぐらい
ベストマッチングなお名前です。「家中みんなで」と表記されておりますが
家中でオロナインを使いまくっているということはよっぽど
そそっかしい一家なのではないでしょうか(^^)?


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 またも登場していただきました世界のホームラン王です。
ボンカレーゴールドはカレーのホームラン王なわけですが・・
当時から40年以上ずっと微笑み続けているとはさすがは世界の王選手です(^^)。
 

 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F

 C57 93号機のモニュメントです。というより機関車の位牌にしか見えません。
解体するよりそのまま置いていたほうが楽だったのでは・・


 コニカ ビッグミニF コニカレンズ35mmF2.8 オート プロビア100F
 
 35mmレンズですから、かなり寄った写真です。
被写界深度があるのでアゲハ蝶までピントが行くかと思いましたが
残念でした(^^;)。
ボケ味云々というレンズではないのですがアウトフォーカス部は
少々つらいですね。

 ずいぶんと久しぶりにコンパクト単焦点カメラで遊びました。
ハンドリングの気楽さと軽量感はやはり最高の感覚性能だと言えます。

 おじさんはずいぶんと前にジャンク箱から救出したのですが・・
現在の中古相場も、カメラとして普通に考えればむちゃくちゃではない
値段だと思うのです。コニカの気合いの入った素晴らしいマシンですよ~(^^)。
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コニカ Lexio70

2018-01-13 23:00:21 | マイ カメラ コニカ

 コニカ Lexio70


 高性能なカメラ≒小型軽量というところがあります。特に日本人は小さいナリなのに
フルスペック!に弱いですよね。小さな国土と美しい四季のめまぐるしい変化が原因でしょうか(^^)?

今回のお題は2000年に発売のコニカLexio70です。搭載のレンズは28mm~70mmで
F3.4~7.9の6群6枚玉です。この手のコンパクとレンズとしては頑張ってかなりの
大口径ですね。重量は180gで、今となってはたいしたことがないように感じますが
スリムでフラットなスタイルにより軽量に感じられます。

ネットなどでは非常に好意的なコメントが多いようで・・いつもどおりジャンク品で手に入れたので
いろいろな意味でドキドキしながら撮影に出発です(^^;)。


 コニカ Lexio70 プロビア100F

 須磨の敦盛塚でございます。イチョウの木が満開です。28mm域での撮影です。
まあ、この手のコンパクトカメラでは四隅の引っ張られ感はお約束です。


 コニカ Lexio70 プロビア100F

 最近私は気力・体力・体重ともに劇的に減少しておりますのでこのような軽量マシンは
本当にありがたいですね(^^)ゞ。

それに比べてフルマラソンを走られる万余のランナーの皆様・・。応援せねばバチがあたろうというものです。
しかしランナーの皆様本当にお元気ですね!うらやましいですぞ。


 コニカ Lexio70 プロビア100F

 もちろん私のようなぬるぬるの応援ではなく、気合いの入った応援団もあまたいらっしゃいます。
勇ましく武装された平家の公達の応援をうければ、ランナーの皆様もより足取り軽く疾走できようと
いうものです。


 コニカ Lexio70 プロビア100F

 ハーバーランドでは強風にもメゲずダンスパフォーマンスで応援される淑女たちです。
寒さに震えあがっておるオジサンからみれば、違う人種の方々のようでありました(^^;)。


 コニカ Lexio70 プロビア100F

 マクロ機能も充実しておりまして、切り換えますと35cm~1mの間でズーム全域の接写ができます。
なかなかのボケ味で嬉しくなりますね。

 使用してみますと、評判どおりのなかなかの名機でございました。「見つけ次第ゲットオッケー」の
ミツゲッケマシンに認定でございますね。クオーツデイトも2050年まで対応ですので安心です。
「作品に日付をいれるなんて邪道だ」とおっしゃる方もいますが・・なんのなんの。

撮影から5年も経ってごらんなさいまし。一目で撮影時期がわかることが快楽に変換されますぞ(^^)。
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コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4

2017-01-06 22:36:21 | マイ カメラ コニカ

 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4


 企業の製造する製品名が有名になって、会社名を喰ってしまう・・というのはカメラ業界では非常にポピュラーです。
私的にはニコンやペンタックスという会社名よりも日本光学や旭光学のほうがカッコいいと思うのですが(^^)。

オートリフレックスは知らなくとも、「ジャスピンコニカ」というカメラは一度は聞いたことがある・・いやいやうちにも
あったよ!という方が多いのではないでしょうか。

今回ご紹介するのはコニカと社名変更する前の小西六写真工業時代の一眼レフであるコニカ オートリフレックスT3です。
発売は昭和48年らしいです。縦走りシャッターのコパルスクェア搭載でどっしりがっちりのマシンです。

先代モデルのコニカFTAが輸出ではかなり高評価だったようで、アメリカ人などにはちょうど良い大きさなんでしょうね。
今となっては触ったこともないという方がほとんどでしょうけど、コニカARマウント版のニコマートと思っていただければ
このカメラの雰囲気がわかると思います。

シャッター優先式EEで露出ができるのですが、指定の水銀電池はもう販売していません。
わざわざアダプターをかましてまでEE露出をせずとも機械式のシャッターで撮影できるので電池レスで撮影しました。
今となってはフル電子制御のマシンよりかえってコンビニエンスです。

装着レンズはヘキサノンAR50mmF1.4です。新旧3種類くらいバージョンがあるらしいのですが
絞りがF22まである最後のバージョンです。描写の評判が良いのは絞りがF16までの中期型らしいのですが(^^;)。
50mmF1.4という超メジャースペックにもかかわらず選べるほどタマ数がなく、最終バージョンで妥協です。
私がジャンクにこだわるからなかなか見つからないわけですけど(^^)ゞ。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 昨年の紅葉はここ数年のうちでは一番素晴らしかったですね!紅葉時期の最初にパンと寒波が来て寒くなったこと、
それから雨がふって水分が補給され、つやつやのまま葉が赤くなったことなどが美しくなった要因のようです。

もっともそういう年に限って私はなんやかやと忙しく、今年の紅葉の撮影に使えた時間はトータルでわずか3時間あまりでした(TT)。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/60 F2.8 ベルビア50

 日陰の撮影だけありまして、少々青っぽい発色です。もっともヘキサノンレンズは昔から青っぽレンズで
有名です。コニカのフィルムが赤っぽい発色で定評がありましたから、サクラカラーで撮影すれば
ちょうど良くなったのかもしれません(^^)。



 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/250 開放 ベルビア50

 期待していた開放絞りでの撮影です。残念ながらアウトフォーカス部のボケはうにゃうにゃでズームレンズの
ボケみたいです(^^;)。昔よく言われていた「絞って使おう国産レンズ」という標語を
思いだしてしまいました。



 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50 

 ということで、晴れた空でF5.6まで絞って撮影しています。ヘキサノンの定評である、シャープで
カリッとした描写がいかんなく発揮されています。
あいかわらずの青っぽ描写ですが(^^)。


 コニカ オートリフレックスT3 ヘキサノンAR50mmF1.4 1/500 開放 ベルビア50

 夏の間にだれまくっていた野良猫です。秋になり冬毛になってもふもふであったかそうです。
これまたあいかわらず寝てばかりのニャン助ですが。

 ヘキサノンレンズは一時ブームともいうべき人気でしたが、最近はすっかり廉価になりました。
オートリフレックスT3は非常に頑強なボディである意味壊れるところがありませんから
ヘキサノンのシャープな描写を楽しむにはうってつけのボディです。

ジャンク箱の中での出現率も高いですから、興味もある方はぜひ挑戦してみてくださいね。
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ヘキサーRF ノクトン50mmF1.1

2015-06-20 00:02:46 | マイ カメラ コニカ

ヘキサーRF ノクトン50mmF1.1


 時はまさに世紀末。コニカから「自動巻き上げ絞り優先AE&1/4000秒シャッター搭載」のレンジファインダー機
ヘキサーRFが発売されました。ライカ型のカメラならマニュアル露出で手巻きという定番スペックが当然でしたから
発売当時は「おぉ!本当の新型レンジファインダーマシンだ!」と驚いたものです。

私は「マニュアルフォーカスに自動巻き」が最高と思っている男ですから、いつかは使ってみたいと思っていました。
元がものすごく高価なマシンで生産終了後もずっと高値安定でしたので、なかなか縁がなかったのですが
最近はライカM型デジカメが出てきたせいか手頃な値段で中古店の店頭にならぶようになり
ようやく積年の想いをとげることができた次第です(^^)。

本家のライカと比較しますと圧倒的にユーザーフレンドリーなインターフェイスですので、けっこう使い込まれた個体も
多いのですが・・このヘキサーはそこそこの状態でした。きれいに塗装されているブラックボディはチタン製です。
本当は2001年バージョンのシルバーボディが欲しかったのですが、中古カメラは「一期一会」が
大鉄則ですから仕方ないですね。

さっそくフィルムを装填しようとしたのですが、自動巻き上げに慣れていないせいかなかなかうまく入りません。
3回目にしてようやくきちんとローディングしてくれました。コニカのカメラなのにフジクロームを入れたので
ヘキサーがヘソを曲げたのでしょうか?コニカのフィルムはもう売ってないのですけれど・・(^^;)。


ヘキサーRF ノクトン50mmF1.1 開放AE ベルビア50

 ヘキサーの購入動機その①「大口径レンズを開放絞りで使いたい!」ですから、でかすぎて稼働率の低かった
ノクトン50mmF1.1を装着して勇躍出撃です。・・がトホホな雨天です。

しかしヘキサーの50mmフレームちっちゃいなあ。まあ、コンセプトは「28mmや35mmレンズをつけて
AE&自動巻きでじゃんじゃんスナップしてくださいね!」でしょうから仕方ないですが・・。

頑張って開放にしても1/60秒ぐらいでしか切れません(TT)。


ヘキサーRF ノクトン50mmF1.1 1/500 F4 ベルビア50
 
 ヘキサーの購入動機その②「自動巻き上げでビシバシ連射」に挑戦です。なにしろ秒2.5コマの高速巻き上げです。
私のお気に入りの神戸電鉄粟生線の美嚢川鉄橋です。粟生線は赤字続きで存続の危機だそうで・・・
なんとか頑張って欲しいですね。沿線人口が減っているので割り切って観光線にして他地域から呼び込むしかないかと。
和歌山電鉄のたま電車のような感じで復活できんもんでしょうか。


ヘキサーRF ノクトン50mmF1.1 開放AE ベルビア50

 けっこう持ち重りのするカメラで、チタンのカバーにしては重く感じます。
レンズは使い回しができるもののM型ライカとはフィーリングがまったくちがいますから
ワインダーがわりに使う・・という選択肢もありですね。

今度はネガフィルムを入れてヘキサーの購入動機その③「セルフタイマーで自画撮り」もやってみなくちゃです(^^)。

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コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8

2014-06-22 22:54:55 | マイ カメラ コニカ

コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8


 今はなきコニカの一眼レフシリーズの中でも比較的新しい?FC-1です。
雰囲気はコシナOEMっぽいのですがどうなんでしょう?

フィルム屋さんのカメラらしくフィルム装填は簡単で、先っちょを乗せるだけのイージーローディングです。
カウンターが1になるまではシャッターを押さずとも空送りされます。
最初は巻き上げレバーが壊れているのかと思ってあせりました(^^;)。

裏蓋にはフィルム送りを確実にするためにローラーが3本もついていてなかなかの張り切りぶりです。
もちろん「サクラカラー」のオレンジのシールが貼られていて、サクラカラーを使わねば罪悪感が醸し出されるのです。

プラスチックの外装は、ぱこぱことしていて高級感とか質感は望むべくもありません。
ただ、レンズを外すとミラーボックスの中はがっちりと内面反射処理がされています。
これはコニカの心意気ですねっ!

コニカは早くから縦走りシャッターを採用していてカメラの背が高いのはデフォルトなのですが
このFC-1もけっこう背高くんです。
文字どおりちょっと背伸びした感のあるFC-1の実力やいかに(^^)?
 

 コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8 1/125 AE プロビア100F

 40mmフェチの私としては絶対外せないレンズ:ヘキサノン40mmF1.8です。FS-1の標準レンズ
として設定されていたこともあり、ヘキサノンのなかでもメジャーな部類ですね。
私にとっての心情的標準レンズの焦点距離なので、良く切れる包丁のように構図が決まります。
カサカサと鳴る麦の穂が初夏の空に映えます。やっぱり青っぽい発色ですが(^^;)。

感心なのはタイムラグこそちょっと大きい感じのシャッター感触ですが、露出がAEでもきれいに
決まることで姉妹機のFT-1もそうですが、この時代のAEとしては非常に歩留りが高いのです。


 コニカFC-1 ヘキサノン40mmF1.8 開放 1/250 プロビア100F

 40mmですから、ライバルは私のマスターレンズのズイコー40mmF2です。残念ながら開放での描写はヘキサノンに
軍配が上がりますね(^^;)。ズイコーと比べてもコントラストが良くでていますし線も細いです。

激しい二線ボケも同じような傾向ですが、猫の立体感は圧倒的です。
日光東照宮の眠り猫みたいな感じに撮影できました。

コニカボディは活きの良いものの残存率が低く、ヘキサノンレンズもずいぶんとお手軽になってきました。
この40mmF1.8もじつはまたまた「生きたジャンク」レンズだったのですが素晴らしい使い心地が楽しめました。
とくにこのレンズならではの立体感のある描写はプラナー様もびっくりではないでしょうか。
ボケは二線ボケですが(^^;)。

ヘキサノンはフランジバックが短くて、アダプターでの使用もなかなか厳しいものがあるのですが
いつか再び注目されることを願って止みません。
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コニカC35 EF3

2011-06-06 21:32:50 | マイ カメラ コニカ
 コニカC35 EF3


 商品のブランドとネーミングというものは実に大切で名前一つで
売り上げがぜんっぜん違ってしまうのはよくあることのようです。
同じレンズのはずなのに「ロッコール」と書いてあるものと「エルマリート」と書いてあるものとは
写りが違う?ような気がしてしまいますからね。

そしてカメラのニックネームもまたヒットの一因となるものが多いですね。ユーザーに親しみやすいように
つけられているのでしょうが横綱はやはりストロボ付き「ピッカリコニカ」AFモデルの「ジャスピンコニカ」ではないでしょうか?

最初期は「カメラ+ストロボ」で「カメスト」と言われていたらしいのですが「ピッカリコニカ」のほうが断然イメージが
しやすいです。「輝き」でも「ひかり」でもなく「ピッカリ」という言葉もユーモラスながら楽しく機能が紹介できる
一石二鳥のネーミングですね。アタマの薄くなってきたお父さん以外はみんな笑顔になって良い写真が撮れそうです(^^)。

当時のイメージキャラクターの井上順さんが「ストロボ屋さんごめんなさい」とカメラの上で正座してあやまっている
広告を見たときにはは本当にストロボ売れなくなるよなあ・・と思わせるインパクトがありました。

世界初のAF機「ジャスピンコニカ」が出たあとも、目測の「ピッカリコニカ」シリーズは併売されていましたが
より若者向けにコンセプトをチェンジしてEF3となったモデルです。。カラーハンディシリーズとして小型化し
カラーは7色も発売されていたそうです。
有名なのは「コニカレッド」と呼ばれるイタリア人もびっくりの真っ赤な色ですが、さすがにおじさんには恥ずかしいので
落ち着いたメタリックブルーにしました(たまたまハードオ○で出ていたのですが)。

イメージキャラクターは近藤真彦。この年でマッチのカメラを使うようになるとはわれながらびっくりです(^^)。
マッチはともかく新生ピッカリコニカとしてもなかなかかっこいいデザインです。セルフタイマーの位置も右手に
邪魔しないようにレンズの上にうつされています。
ダイオードが点灯するので見やすくなっていますし小型になったボディはまさにハンディですね。


 ヘキサノン35mmF2.8 AE プロビア100F

コニカのC35シリーズははとんど38mmのレンズなのですがこのEF3のレンズは珍しく35mmです。
「ヘキサノンの35mm」というだけでもうわくわくだったのですが・・・

和歌山の水門吹上神社の狛犬さんです。横綱がりりしくてカッコ良いですね。
ごらんのとおりヘキサノンらしくかなり青い発色です。もっともフィルムは赤に強いサクラカラーを使うのが
前提なのでプロビアとはあまり相性がよくないのかも。

良いお天気なので何段か絞られているはずですがかなり周辺が落ちています。
最短撮影距離の1mぐらいなのでいささか厳しいところではあったのですが。
がんばってハンディにするためにレンズにしわ寄せがきたのかな?「ちょっと冷色調だが隅々までシャープ。さすがヘキサノン」
という描写を期待していただけにちょっと残念ですね(^^;)。

ピッカリコニカといえば増山たづ子さんの徳山村の写真が有名です。
ダム建設で消えゆく徳山村のみなさんの笑顔が実にすばらしい写真集です。
このカメラはみんなの笑顔を撮るために設計されているのですから3mぐらいで井上順さんのような
「スペシャルサービススマイル」を撮らなくちゃですね(^^)ゞ。
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コニカFT-1 モーター

2010-01-27 22:03:51 | マイ カメラ コニカ
 コニカFT-1 モーター+ヘキサノン100mmF2.8

 最近すっかりはまっている電動巻上げマニュアルフォーカスカメラの一押し
コニカFT-1モーターです。このボディは近所のカメラ屋さんに
「銀塩カメラを集めているんですよ」といったら
「そんならうちのジャンク品をあげるよ~」
となんと無料でいただいてしまった個体です(^^)ヾ!!
レリーズがきかないというジャンクでしたが、コニカ修理のエキスパート
広島の芹沢光機さんに修理していただきました♪。
おふたかたには本当に感謝です。ありがとうございます!

このカメラが現役だった昭和58年ごろはまったく興味がなかった機械でしたが
キリキリとした焦点板とはうらはらにヘキサノンレンズのあたたかみのある描写
はすばらしいです。


 ヘキサノン100mmF2.8 開放 1/250 ベルビア50

 最短撮影距離(1m)開放での描写です。ヘキサノンの特色として非常に丁寧な
内面反射防止処理があると思います。スペックだけなら平凡なのこのレンズもフードの内側に
しっかり植毛処理がしてあり、普通ギザギザですますミラーボックス内にも植毛がほどこされています。
当時のコニカ最高級機のプライドが感じられますね!。
一眼レフとしては短いフランジバックも有利なのかな?

いくら低感度のベルビア50とはいえ、ま逆光だっただけにスイセンは真っ白けに
すっとぶと思っていたのですが!花びらの描写のふところの深さには
おどろきです(^^)。

 さらにレンズの交換指標の赤ポッチのところにレンズの焦点距離が
書いてあるんですね!これは結構珍しい仕様です。(普通ポッチの向かい側が多い)
使ってみるとわかりますがレンズ交換のとき必ず焦点距離が目に入るんですよ!。
内面反射の処理とあいまって親切な設計にホロホロとしてしまいました。
カタログスペックにはないところの細やかな心使い・・・
いまのカメラにはなかなか感じられないところですね~。
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