よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5

2020-10-09 22:29:56 | マイ カメラ オリンパス
 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
ラム
 
 コロナのせいで遠方に行くにもはばかられる・・確かにそうですが
きちんと感染予防すれば国内ならどこでも同じではないかとも
思えます。私は軍艦が好きなので今回は舞鶴に行ってみることにしました。

マシンはOMヒトケタシリーズの中でもおそらく一番不人気の
オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAMです。
兄貴分のOM-4と弟分のOM-40プログラムにはさまれ
なんとも中途半端な立ち位置で、もひとつ感がバツグンだったところに
さらにα7000のデビューでトドメをさされた薄幸なマシンです。

父親OM-2の評価が高すぎて、2代目の息子はすべてを比較され
まわりからバカにされるという、人間界でもあるあるのパターンですね(^^;)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 装着レンズは50ー250mmF5です。
OMシリーズでももっとも後期に発売されたレンズで
5倍のズーム比を誇ります。
「旅行に行くならこれ一本でOK!」というわけですね。

カタログによれば「重量760g・全長140mmのコンパクト設計」
だそうです。OMレンズにしちゃかなりヘビーな気もしますが(^^;)。

舞鶴港で日本海に睨みをきかせる護衛艦群です。
使用フィルムがベルビア50ということもあり
日本海の青さがひきたちますね。
 

 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 ちなみに1985年時点での価格ですが
OM-4           109,000円
OM-2SPOT/PROGRAM 72,000円
NEW OM-2        78,000円
OM40PROGRAM     63,000円 です。

OM40PROGRAMのコスパが良すぎですね!!
カタログには先代のNEW OM-2も掲載されています。
おそらく在庫処分モードで実売はOM-2SPOT/PROGRAMより
安価だったのでしょうけど、併売期間があったのには驚きです。

軍港の横には明治時代からのレンガ造りの海軍倉庫が残っておりまして
映画のロケなどにも盛んに使われております。

木製の電柱もなかなかの雰囲気ですね~。
LEDに替えられた電球だけが令和を主張しております。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50
 
 50mmー250mmF5の価格は当時78,500円でした。
ズイコーレンズでも高価な部類ですね。ちなみに現在も人気の90mmF2マクロも
同じ78,500円でございました。

高倍率ズームにしては歪曲も気にならない程度に
押さえこまれてなかなかの描写ですね。
50mm域での撮影です。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  F8AE ベルビア50

 平成17年まで福知山で入れ替えに従事していたという
DB-10型ディーゼルです。
昔の鉄モノの重厚感がすごいですね。

ここの赤レンガ倉庫群と舞鶴駅とは中舞鶴線という
短い線路でつながっていたそうで今では遊歩道になっています。

OM2のダイレクト測光はこういった暗いところでの
AE撮影には抜群の強さを発揮します(^^)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  F5.6AE ベルビア50

 先述の中舞鶴線の趣を残す北吸トンネルです。
昔はここをしゅっぽしゅっぽとSLが走っていたんですね。
今見ますと小さな小さなトンネルで、不思議な感じがいたします。

今回の撮影ではレンズが重たいのでずっと三脚をつけっぱなしでした。
フィルムもベルビア50という低感度ですから三脚は大活躍でした。



 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 失礼ながら神戸から訪れますと舞鶴の街は「なんにもない感」があるのですが・・
映画館はコロナにも負けずしっかりと営業しております。
一時期ほどの勢いはないにせよ「艦これ」など萌え要素もふんだんに
ございますし、もう少しオタクの人向けのアピールもなさるべきと
思われますが・・・

ちなみに一番人気の島風ちゃんも舞鶴海軍工廠出身でございますから(^^)。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50
 
 西港にまいりますと、海上保安庁の巡視船が停泊しています。
真っ白な船体がまぶしいですね。
おとなりの国のオフネがやんちゃばかりしてくるので
大変であろうかと思いますがどうか日本海の治安維持を
よろしくお願いいたします。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 三宮のミニ花壇にいらっしゃいますアマビエさんです。
日本人のコロナでの死者数が異様に少ないのは
やはりアマビエさんのおかげなのでしょうか?

山中教授のおっしゃる「ファクターX」
の正体はアマビエさん(^^)??


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 もはやすっかり神戸の顔となっておりますクローネさんです。
ハデハデなピンクの熊さんですがなんの違和感もないのがすごいですね。
道路越しの撮影ですが、250mmまでの望遠が可能というのは
やはりコンビニエンスです。


 オリンパスOM-2 SPOT/PROGRAM ズイコー50ー250mmF5
  プログラムAE ベルビア50

 木の枝から見下ろされていて、気付いたときには驚きました。
夕方でだいぶ日が落ちていたので不思議な雰囲気の描写になりました。
猫て気配を消すのはケンシロウなみです。

最後にOM-2 SPOT/PROGRAMを使うときのマメとしまして・・
この頃のAE機は電池の消耗が鬼早いということが良く言われます。
残念ながら本機も例外ではないようです。

対策といたしまして、一日の撮影が終了しましたら
シャッターダイヤルを機械シャッターのバルブの位置にセットしておく
というのが対策になろうかと。
OMシリーズは電源オフスイッチがありません。
タイマーでメーターの電源は自動的に落ちるはず・・
なのですが、シャッターにはどうも待機電流が流れているようです。

シャッターダイヤルのロックをはずさないと
バルブにはセットできないのですが
いちいちバッテリーを抜くよりよっぽど簡単なので
ユーザーの方は一度試してみてくださいね。

先代のNEW OM-2よりスペックはずいぶんと上がりましたのに
すっかり日陰ものの本機でありますが・・
使ってみればプログラム露出はラクチンです。
スポット測光も便利ですし、隠れ名機と言って良いかと。

ただファインダー左側の液晶表示が不完全な個体
が多いので、その点だけは注意してくださいね(^^;)。
 

ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4

2020-09-15 22:44:46 | マイ カメラ ペンタックス
 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4


 甘口のカメラが多いとお嘆きの貴兄に
今回は辛口で超ストイックなペンタックスSLです。

ベストセラーたるSPの露出計を省いたモデルですね。
当時は「フィルムといえばモノクロ」というのが当然でしたから
露出なんぞだいたいで良かったといえば良かったのでしょう。

値段もお手頃になってまして1968年発売当時23,000円だったそうです。
だいたいSPよりも7,000円安く、当時の物価から考えますと
SLを選ぶユーザーさん多かったでしょうね。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/500 開放 ベルビア50

 装着レンズはSMCタクマー50mmF1.4です。開放測光対応の
ピントリングゴム巻きバージョンです。
ポピュラーなのは55mmF1.8なのでちょっとリッチな気分です。
上等な1.4なので嬉しくてとりあえず開放で撮影してみました。
予想どおり見事にもへもふな描写になりました(^^)ゞ。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 この時代の大口径レンズは開放ではびっくりするぐらい
もへもふな描写で、F5.6くらいまで絞ったとたんに
超鮮鋭になる・・というのが多いですね。
このタクマーもパリパリの描写になりました。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 コロナのおかげで真夏なのに人もまばらな須磨海岸です。
アマビエの看板もユニークで楽しいですがあんまり笑えないですねえ。
この看板も早く過去のものになるよう祈らねばです。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 ここのところずっと日本丸が神戸港にいらっしゃるので
お世話になりっぱなしです(^^;)。
背景の入道雲が猛暑のせい?かまるでキノコ雲のようで
おどろおどろしいですね。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/8 F5.6 ベルビア50

 夕方まで待機した甲斐がありまして
背景が美しいグラデーションになりました。
この赤紫色はさすがのベルビア50効果です(^^)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 4秒 F5.6 ベルビア50

 露出計がないのでカン露出での撮影です。
実はこれくらいの薄暮での露出がけっこう難しく
明るく撮れすぎて、取り込みの時に少しごまかしております(^^;)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 8秒 F5.6 ベルビア50

 空が真っ黒の夜景がヤなので日没後の10分間に
勝負をかけているのですが・・なかなかきれいな
紫になりませんね~。
まあ、フィルムの撮影は予想外の色ころびも
楽しみのうちではあるのですが(^^)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/60秒 F4 ベルビア50

 川崎重工の本社に展示されております0系新幹線とこだま号です。
最近リペイントされたはずですがもうサビが出ておりますね・・。
海も近いので塩気も多いからやむを得ないといったところでしょうか?
不景気で錆止めを買う予算も立たない・・なんてことだと
悲しいですねえ(^^;)。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 薮にひそむ黒猫です。瞳の金色が神秘的な光をはなっております。
黒猫は「瑞猫」といって幸福をもたらすのだとか。
残念ながら私はなかなかシヤワセになりませんが。
あ、AEで猫だけ撮るときはマイナス補正しましょうね。 


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 映画「天気の子」で使われておりましたピンクのカブです。
前作の「君の名は」よりもわかりやすくきれいなストーリーなので
まだ観られてないかたはぜひともご覧ください。


 ペンタックスSL SMCタクマー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 カメラがSLなのでSLも撮影してみました。
夕立が降ったあとですのでしっぽり濡れて
見事な黒色でございます。
いささかへちゃつぶれておりますが
かっこ良いので良しとしましょう(^^)。

ついこの間までジャンクコーナーにごろごろしていたSLですが
残念ながら最近すっかり見かけなくなりました。
タクマーレンズはじめM42スクリューマウントを使ってみたい方は
早めにおさえていただきたいマシンです。

オーバーホールを喜んでしてくれる修理屋さんも
多いので(たいがい治せてしまいますからね)。
フルメカニカルで露出計もありませんので
メンテナンス性も半永久といったところです。

露出計がないのに不安になる方もいらっしゃるかもですが
今はスマホアプリでも良いのが出ていますから
大丈夫ですよ~(^^)。

 

キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト

2020-08-20 23:11:42 | マイ カメラ キヤノン
 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト

 
 50年という歳月をみなさんどう思われますか?
昔ならひと人生単位。現在でもずいぶんと社会は変わりましたよね。
今回は半世紀という時間を生き抜いてきたカメラの
キヤノンF-1です。もっともこのマシンはF-1Nという
改良型で、もう少し若いんですけれど。

フィルムカメラも小型軽量のAF単焦点コンパクトなどは
高値安定といったところです。
が、かつてのカメラ小僧のあこがれだったプロ用
ヘビーデューティな本機などは全盛期を知っているオジサンから見れば
涙ものの捨て値で手に入れてしまいました(^^;)。

実はこのF-1は2台目です。
事情があって初代は手放してしまったのです。
程度がこちらのほうが良かったのでリストラされず生き残っている
わけですが(^^;)。フルマニュアルのメカニカルシャッター機ですので
メンテナンスがされているかによってずいぶんとフィーリングが違うようです。

この個体は幸いきちんとメンテされていたようで
非常に心地良い操作感です。
巷間いわれていますようにこのモデルの後のNEW F-1よりも
明らかにレリーズも巻き上げも滑らかですね。
オプションのフラッシュ連動カプラーが付いているのも
高ポイントでした。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 夏といえば望遠レンズ・望遠レンズといえばハスの花でございます。
キヤノンの歴史的名玉FL300mmF5.6フローライトです。
ハイテクレンズの象徴たる緑色のラインが誇らしげですね。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 F値は5.6しかありませんから、開放での撮影が
ほぼデフォルトですね(^^;)。
ハイテクレンズは往々にしてボケ味が荒っぽくなるのですが
300mmということもありましてなかなかの
ボケ味でございます。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 本機にはパワーワインダーFが実装されておりました。
F-1はモーター類を装着するときは
ノーマルの底蓋をはずさないといけないんです。

まさしくプロ仕様の割り切りですね。
購入時にノーマルの裏蓋が付属してなかったので
ワインダーはつけっぱなしにせざるをえません(^^;)。
カタログには「電池込みで430gと軽量です」
と記載されていますが・・430gて軽量ですかね?


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50
 
 ちなみにワインダーの連写スピードは秒間2コマです。
いくら50年前でもプロ用で2コマは遅すぎるような
気もしますが(^^;)。
ただ、巻き上げ音は「ハバシャァア~ン」という感じで
いかにも「咆哮するモーター音」で作動します。

縦位置レリーズボタンもありますから
モデル撮影会などで使用すればその音で
モデルさんの目線がいただけることは請け合いですね。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 レンズの最短撮影距離は3.5mです。これまた
半世紀前クオリティですね(^^)。
まあ、300mmでお花の接写なんぞすることは
考慮されていなかったでしょうから。
もっと短いレンズならいくらでも寄れますし。
でも最近のレンズは本当に寄れるようになりましたね。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 ただ半世紀前仕様のステキなところも多々あります。
レンズには三脚座がついておりますが、ネジを緩めて行う
「縦位置への切り替えリングネジ」の精度と
浅いながらカチリと止まるクリック感には
ハラヒリホロヒレとなってしまいます。

当時ですと金物加工は職人さんの手作業でしょうね。
その技量の高さには脱帽してしまいます(^^)。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/125 ベルビア50

 ニコンFシリーズでも感じることなのですが
こういった大きなプロ用マシンはフィルムガイドレールが長くて
フィルムの平面性が良いのか工作精度が良いのか
ピントが良い気がするんですよね。

ボディの重量がありますのでシャッター走行と
ミラー作動による振動ブレが少ないのかもしれません。
ちなみにボディのみで845g+ワインダーですからね・・(^^;)。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/30 ベルビア50

 300mmという長さとF5.6という控えめなF値のおかげで
三脚は必須アイテムです。こんな暗いレンズと低い感度のフィルムで
仕事をしていた半世紀前のプロは本当にすごいですね!


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 1/4 ベルビア50

 せっかくベルビア50を入れましたから夕方の紫ころび空を
ねらったのですが、曇っていて蒼くなるばかりです。
まあ、ベルビア50らしいといえばらしいのですが(^^;)。


 キヤノンF-1 FL300mmF5.6フローライト 開放 8秒 ベルビア50

 300mmはともかくですが
F-1はその半端ない耐久性と抗堪性で生存率が
甚だたかしくんです。中古市場でもあふれかえってますので
ぜひとも程度の良い個体をゲトして使ってみてください。

その重さといい、使用感といい辟易・・あわわ、
満足されることうけあいですよ~(^^)。

 

キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM

2020-07-25 00:05:15 | マイ カメラ キヤノン
 
 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM


 先の記事で紹介しましたF6のあまりの重さに疲れ果て
今回は思いっきり軽量のボディでいくことにいたしました。
そこでキヤノンのKiss7でございます(^^)。

登場時に小型軽量で一世を風靡し、EOSシリーズの
主力モデルとなったKissシリーズの最終型です。
発売は2004年で世間はすっかりデジタル化に猛進していた時代です。
ただ、そのぶん7点多点測距や35分割測光など性能的には
全く不満はありません。

本体重量は385gしかなく、単三バッテリーグリップをつけても
F6と比べるのも恐れ多い、羽の生えたような軽量感です。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM 開放 AE プロビア100F

 おとものレンズは軽量を極めるべく40mmF2.8STMです。
開放値が2.8と控えめなこともあり、厚さは22.8mmしかありません。
重量も130gで「これをパンケーキと呼ばずして何がパンケーキか?」
と言わんばかりのうすうすレンズです。

最短撮影距離は30cmでうすうすのわりには結構寄ることが
できます。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM 開放 AE プロビア100F

 ただフォーカシングスクリーンはスヌケ感バクハツです。
ピントの山?何それ?と言うがごときです。
まあ、マニュアルでピント合わせするユーザーなど想定外なんでしょうね。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM プログラムAE プロビア100F

 6月1日より北神急行電鉄が神戸市営地下鉄に統合されました。
⾕上駅から三宮駅まで550円だった運賃が約半額となる280円に改定です(^^;)。
でもその差額は市税で補填するのでわ?
市民としては微妙でございますな。

マスコットキャラの北神弓子さんもリストラされるのかと
思いきや神戸市交通局に再就職できたそうで良かったですね。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM プログラムAE プロビア100F

 コロナ予防にマスクをしているファミリアのくまさんです。
この40mmは薄いのにレンズは贅沢に4群6枚も使われています。
歪曲もないスっとした描写ですね(^^)。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM プログラムAE プロビア100F

 最近ガンダムをリアルタイムで見ていた世代が
企業のエライさんになる年ごろに達したせいか
他業種とのコラボが花盛りですね。

売る方も買う方もバンダイも嬉しいですねえ(^^)。
ヴィッセルガンダムをノエスタの前で撮影していましたら
無情にも大粒の雨がバラバラと・・(TT)。
せっかくの限定版の箱がボロボロになってしまいました。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM プログラムAE プロビア100F

 コロナ騒ぎで人もまばらな大蔵海岸です。
こんな看板を見ますとぜひとも油揚げを持って
でかけたくなるではありませんか!

でもトンビといっても猛禽類には違いありませんから
ヘルメットくらいしていかねばなりませんね(^^)。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM F5.6 AE プロビア100F

 今年の梅雨の豪雨はひどかったですね。
貴重な晴れ間もタイミングが合わず、仕方なく
夜景の撮影です。
晴れていればこの時間なら空は紫色に
撮れるはずなのですけれど・・


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM F5.6 AE プロビア100F

 お得意の日本丸です。
バックのホテルが主張が強すぎる気もしますが(^^;)。
しかしこれだけスカシた・・あわわ、魅せる港湾というのも
神戸ならであります。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM F5.6 AE プロビア100F

 35分割測光のおかげでこんな夜景もバッチリです。
こういう露光が自動露出で撮影できますから
新しい?モデルは素敵です。
最近フィルムも高くなりましたから
段階露出する勇気もありませんからね(^^)ゞ。


 キヤノン Kiss7 EF40mmF2.8STM F5.6 AE プロビア100F

 雨天のせいか中国からの観光客がいないせいか
あんなに人気だったBE KOBEのモニュメントもガラガラです。
キレイになりすぎて逆に寂しく感じますね。

 Kiss7は軽くて高性能で現行EFレンズもバリバリ使えて・・
押すだけでキレイに撮れるというある意味最強マシンです。

まあ、マニュアルで撮ろうなんてするといきなり
インターフェイスにイラついたりもしますが(^^;)。
「EOSはオートで撮影するのが一番きれいに撮れる」
という定説をモロ具現化しております。

フィルム撮影を始めたいという方には最適の
マシンなのですけれど・・
残念ながら発売時期がデジカメへ移行せんとしていた
頃だったので、タマ数が少ないんですよね。

でもフィルムKissの最終機ですし
頑張ってさがしてみる価値はありますよ(^^)。









ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007

2020-07-03 00:18:16 | マイ カメラ ニコン
 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007


 先日とうとうアサヒカメラが休刊になりましたね・・
ひとつの時代が終わった感があります。
昔と比べて圧倒的に広告が減っていたので大丈夫かな?
とは思っていましたが。

なんだかんだと私も40年ちかくお世話になっていた雑誌です。
レクイエムの意味も込めまして今回はF6です。
え?何の関係が?て声も聞こえてきますが・・
かたやニコンヒトケタ最終モデルですから
「最終つながり」というわけで(^^;)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F4 AE プロビア100F

  F6の発売は2004年です。
早いものでもう16年も前なんですね!あまりにヘビーな重量のせいで
なかなか出動機会にめぐまれぬマシンでありました。
今回バッテリーグリップMB-40とマイクロプリズム式のJ型スクリーンを
装備いたしました。完全体となりましたフラッグシップ機F6が
勇躍出撃であります(^^)。

三木市の古~い仏壇屋さんの広告です。
字の並びを見ますと「とびちゅうい出し」と読んでしまいそう。
どう見ても一休さんとさよちゃんですが
ちゃんとオフィシャルに話が通っていたのかしら?


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F4 AE プロビア100F

おとものレンズはタムロンSP 24ー70mm F2.8 A007です。
現行品のひとつ前のモデルで、まだ機械連動の絞りでしたので
F6にも使えるのです。現行レンズは電磁絞りになってしまいましたからね・・。

同じく三木市のタイガー魔法瓶の広告です。
現在のタイガーのマークは似ても似つかぬ丸眼の
カワイイ顔になっております。
昭和のタイガーはいかにも強そうで迫力がありますね。
それに比べて今年の阪神タイガースは・・・
言わぬが花でございますなあ(TT)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 F8 AE プロビア100F

 わがF6の稼働率の低さの原因はその重量です。
私のカメラのメートル原器はOM-1ですからね。
それより重たいカメラ(510g)以上のマシンはすべて
ヘビーに思ってしまいます。
て、ほとんどの一眼レフにあてはまりますが(^^;)。

ちなみにF6は単体で975g・MB-40は280gです。
OM-1の倍以上ジャナイデスカ。
さらにレンズと単三電池8本の重量が加わっておりまする。

春日プラザの壁画です。
よくある落書き防止アートですが
陽気でなんとも楽しげな雰囲気でぐうですね。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 開放 AE プロビア100F

 シャッタースピードは1/8000秒までありますから
感度100くらいのフィルムなら晴天でも
絞り開放でも撮影し放題です。

ボケ味にこだわるタムロンらしく、ズームレンズではありますが
なかなかのボケ味でございます。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 加西の北条鉄道法華口駅にあります
法華山一乗寺のレプリカの三重の塔です。
なかなかの出来栄えで。
プロフェッショナルな仕事の香りがしますね。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 法華口駅の駅舎は1915年からあるという
素晴らしく歴史のある建物です。
この6月28日から隣接したところに新設のホームができました。
現役でここに止まっている汽動車のカットは貴重というわけです(^^)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 法華口駅から30分くらいのところに
旧海軍の鶉野飛行場跡があります。
当時飛行場の横に戦闘機紫電改の組み立て工場があり
それにちなんで昨年実物大模型が制作されました。

ずっとずっと訪れたいと思っておりましたが
本日ようやく撮影に来ることができた次第です。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 コロナの影響もありまして公開は中止されていたのですが
やっと再開されたということで・・けっこうな人出でございました。
残念ながら来場者が私と同じくおっさんばかりでしたが(^^;)。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 それで紫電改が当時対戦した中で一番のライバル機は
グラマンのF6Fに違いありません。
どんなにヘビーでも紫電改の撮影には
F6を使うしかないではありませんか!
て前振り長すぎですね(^^)ゞ。


 ニコンF6 タムロンSP 24ー70mm F2.8 Di VC USD A007 プログラムAE プロビア100F

 とことんこだわった作りの模型です。
塗装がピカピカ以外は外板のデコボコ感まで
実機に忠実に再現されております。

「軍用物」というわけで眉をひそめる向きもあるかもしれませんが
それを言っちゃあ姫路城も熊本城も軍事施設ですからね。
正しく歴史を認識するきっかけになるなら良いかと(^^)。

ふだんならここでF6のオススメポイントを申し上げるところですが・・
今どき「一秒間に5.5コマ連写」する人もいないでしょうし。
新品はもちろんですが中古もけっこうな値段ですからね。

あ、クオーツデイトの日付写し込みが2019年で終わってるカメラが
多い中、F6は2099年まで自動修正で写し込めますよ(^^)!

ミノルタXー500 MD85mmF2

2020-05-21 23:43:38 | マイ カメラ ミノルタ
 ミノルタXー500 MD85mmF2


 最近「さあ、撮影にしゅっぱああつ!」とカメラを取り出してシャッターを切った瞬間に
ウンともスンとも言わない・・とか一コマ巻き上げたとたんに
「ウィ~ン」と鳴って作動不良・・などという事態が続きました(TT)。

防湿庫に入れてただけで、動かしてなかったのがいけないのでしょうか?
いやいや、私の日頃の行いのせい?
まるで変なウイルスに感染したかのごとしです。

そんなときには素直にあきらめてメカニカルシャッター機で出撃すれば良いのですが
アタマの中では絞り優先での撮影計画を立ててしまっております。
意地でも電子シャッター機で撮影に行かねばなりません。

ということで今回はX-500です。
ミノルタなだけに機械的信頼性にはイマイチ感がありますが
「断じて行えば鬼神もこれを避く」と申しますし・・
いっちょ行ってみましょう!


 ミノルタXー500 MD85mmF2 開放 AE プロビア100F

 X-500は兄貴ぶんのX-700からプログラム露出を省いたマシンです。
そのかわりにマニュアル露出のさいにはLEDでの表示をファインダー内で露出適正に
連動して確認できるというメータードマニュアル搭載というのがこだわりです。

本機が発売されました1983年ごろには
「プログラム露出なんて軟弱!プロはマニュアル露出だぜ!」という論調がありました。
ミノルタもそんな声にこたえてマニュアル重視の本機を発売したのでしょう。
ボディカラーもオールブラックですしね。

ただX-700のMPS=ミノルタプログラムシシテムのデキがなかなかの
優れモノでしたから、このX-500はマイナー機扱いでした。


 ミノルタXー500 MD85mmF2 1/250 F8 プロビア100F

 実際X-700にもマニュアルモードはついております。
直読式ですから、LED表示をファインダーから眼をはなしてシャッタースピードダイヤルに
セットする必要はあるわけですが、マニュアルで撮るのですから
そんなにめんどくさいわけではありません。

おもいっきり割り切ってメカニカルシャッターを搭載していれば
今頃プレミアムマシンだったのでしょうけれど(^^;)。



 ミノルタXー500 MD85mmF2 開放 AE プロビア100F

 おとものレンズはMD85mmF2です。X-500の時代なら
最小絞りロックのあるNEW MDのタイプが順当なのですが
今回は私の大好きな緑色指標の旧MDタイプのレンズです。

ミノルタの中望遠ですから外すはずがないですね(^^)!


 ミノルタXー500 MD85mmF2 1/250 F11 プロビア100F

 最初は調子のよかったX-500ですが、海に持ち出したとたん
シャッターが切れなくなりました!

まあ、ミノルタのパワースイッチとレリーズのセンサースイッチが効かなくなるのは仕様です。
ここはちっともあわてずにスイッチを入れたり切ったり20回・鼻の油をちょいちぃとつけて
シャッタをぐりぐり20回!でほら、みごとに復活です。
ミノルタX-シリーズユーザーのみなさん、あきらめずに試してみてくださいね(^^)♪


 ミノルタXー500 MD85mmF2 F8 AE プロビア100F

 85mmというレンズは便利な画角で、小動物の撮影などにも重宝です。
トカゲさんと金網の質感もバッチリであります。


 ミノルタXー500 MD85mmF2 開放 AE プロビア100F

 このレンズは最短撮影距離は85cmです。
そんなに寄れるレンズではありませんが椿の花くらいなら
充分背景のボケた写真は撮影できます。


 ミノルタXー500 MD85mm F5.6 AE プロビア100F

 フォーカシングスクリーンはミノルタの誇るアキュートマットです。
当時の他社スクリーンと比較しましても圧倒的に明るいです。
85mmくらいの中望遠レンズなら、ピントのキレが最高で
「マニュアルのピント合わせはこうでなくちゃ!」という感じですね。


   ミノルタXー500 MD85mm F22 AE プロビア100F

 絞り優先AEで一番撮りたい被写体といえば
「スローシャッターで水の流れを表現」する写真です。
実際最小絞りにしてシャッターを押すだけですからカンタンカンタン。
水流的にはべつにキレイでもない流れですが清流のように見えるでしょ(^^)?


 ミノルタXー500 MD85mmF2 開放 AE プロビア100F

 鎌倉時代後期の作の磨崖仏です。700年以上昔の作品なんですね。
開放での撮影ですが、不動明王さんの質感が良くでています。
こういった磨崖仏って掘るのにもおまつりするのにも
むちゃくちゃ不便なところにあるのが多いのですが・・
「拝みにくい≒ありがたい」てわけなんでしょうか?


 ミノルタXー500 MD85mmF2 F8 AE プロビア100F

 ボディはプラスチックですし、レリーズはべちょんと切れて
フィーリングで喜べるところの少ないマシンです。
ただ撮影結果は非常に満足のいく結果でありました。

おとものMD85mmF2も本当によく写りますしね。
まあ、途中で電源が入らなくなったりするのはご愛敬ですが。
もうひとつ下のX-70はシルバーしかありませんでしたから
「ブラックボディでプロっちく硬派に行こう!」という方におすすめです(^^)。




オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2

2020-04-08 22:44:17 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2


 ついにOMズイコーレンズの真打ともいうべきマクロ90mmF2の登場です。
OMファンのマストアイテムとして名声はひびきわたっておるレンズですね!

OMヘビーユーザーを自認いたします私としましては、発売以来ずっとずっと気に
なっていたのですが・・・諸般の事情により手に入れることができず時がたってしまいました。
なにしろ発売時の1986年で78,500円。最終的には118,000円もしてましたからね。
おいそれとは手が出せず・・横目で見ているうちに製造終了になってしまっておりました。

それとなくオークションや中古店でも物色していたのですが、値段が折り合わなかったり
納得できる程度の物件がなかったり。
当然ではありますが、どんどん良いコンディションの個体は減少していきます。
「ここで手に入れなければそろそろヤバイ!」
切迫感もマックスになり、とうとう積年の想いをとげてしまいました。

「そんなに欲しけりゃあるうちに買っとけや!」
という声が聞こえてまいりますね。「超美品」「新品同様」の
文句に負けました。ふだんの私なら絶対に手を出さない値段でしたが・・(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 長年にわたり想ってきたレンズですからここはやはりメイン機OM-4Tiに
お願いいたします。「待ってました」の長時間TTLダイレクト測光で
イルミネーションを撮ってみました。いつもながらに見事に決めてくれておりますね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50
 
 今年の8月に閉店が決まっているそごう西神中央店です。
百貨店的には泣きっ面にハチのコロナ惨禍もありますし・・
跡地にはどんなテナントが来てくれるのか・・
神戸市的には駅前再開発の真っただ中です。
シンボルにふさわしい店が来てくれると良いのですけれどね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 今年は超ラッキーなことにヴィッセル神戸の開幕戦に行くことができました。
スタートダッシュを狙っておりましたのに・・コロナのおかげでサッカーどころでは
なくなってしまいましたね(TT)。
いやいや、コロナに負けないブルーバードの心意気で
乗り越えねばなりません!

開放値F2という大口径ですので、マクロレンズとしてはもちろん
普通の中望遠レンズとしても無敵の描写をほこります。
同門の100mmF2と比較しましても全く遜色のない描写です。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 いつもの明石海峡です。無限大もバッチリです。
年をとるにつれて画面が右に傾くクセが強くなってきたような・・(^^;)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 春の風物詩で得意の「一面の菜の花」でございます。
開放での撮影で「前ボケ・合焦部・後ボケ」と1カットで確認いただけますです。
3つのパートがすべてスキのない描写です。
わかっていても評判どおりのよかよかレンズですね~。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50
 
 里山に咲くヤマツツジです。花の部分だけの
浮立ち感は90mmの焦点距離の面目躍如といったところですね。
立体感もバツグンです。 


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 バックを花のピンクで埋めてぼかしてみました。
「背景のぼけた一眼レフらしい写真」は中望遠レンズで
絞り開放で撮影すればカンタン!であります(^^)。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 ファインダーをのぞきましてもピントのキレがピシパシで
フォーカシングが快適です。この気持ちよさは現代の液晶ファインダー
では真似のできないところで、嬉しくなりますね。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 機嫌よく撮影していましたら、黒いケダモノが現れました!
なんと巨大なアライグマです!元はラスカルだったのでしょうが
大型犬くらいの大きさです。
ギロリと睨まれるとむちゃくちゃ恐いです(^^;)。
しかもこの距離でけっこう・・臭うんですよ。
ムツゴロウさんて本当にすごいなあと妙なところで感心いたしました。


 オリンパスOM-4Ti ズイコーマクロ90mmF2 AE 開放 ベルビア50

 今回の90mmF2は撮り心地が良いのでついつい開放でばかり
撮影してしまいました。レンズ重量が550gもあってOMレンズとしてはヘビーです。
でも単焦点としては珍しく絞りリングがレンズ根元にあるので、かえってホールディングは
良い感じがいたします。

フィルター径はΦ55mmですのでミノルタのACフィルターに
MDレンズの100mm用メタルフードで撮影しました。

なんか褒めてばっかりで終わってしゃくな気もしますが
使い心地も描写も素晴らしいレンズです。
なによりもピントのキレが素晴らしくて開放から
バンバン使えるのはおおいに助かります。

中古でも良い状態のモノはいい値段がいたしますが
タマ数が多いので、プレミアムにはなっておりません。
通常相場で手に入れられれば決して裏切られることのない
よかよかレンズであります(^^)。

ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4

2020-01-06 23:27:00 | マイ カメラ ミノルタ

 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4


 2020年最初のお題はミノルタでまいります。
最近銀塩フィルムが若者の間で人気・・といわれて久しいです。
フィルムカメラジジィの私としましては嬉しい限りですね(^^)。

ところがわれわれジジィの現役時代にはステータスだった
大きな一眼レフはあまり人気がないようなのです。
ましてやこのSR505のようなフルメカニカル機ともなりますと
レンズプロテクターなみの値段で手にはいります。

ここはひとつメカニカル一眼レフの復権を画策せねばなりません。
ジジィの道楽かエモイマシンと言われるかの瀬戸際ですからね(^^;)。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50

 SR505はミノルタSRシリーズ最終機です。
発売は1975年8月です。ベストセラーとなった
SR-T101→SR-Tスーパー→SR505の流れです。

改良点としましては、主にファインダーです。
絞り値、シャッタースピード、追針式露出計などがすべて
ファインダーで確認できるようになったことと
スクリーンがマイクロスプリットマットになったことです。

当時の値段はボディが49,000円、ブラックは4,000円高だったそうです。
私もきれいな塗装のブラックをゲトできました。
ミノルタのブラックは質がよいのかハゲチョロケのはあんまりないですね。
ヘビーに使うユーザーが少ないというのが理由かもしれませんが(^^)。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50

 お供レンズはオートロッコールPF58mmF1.4です。
ジャンクで購入した別のボディについてまいりました。
オートといいながら自動絞りなだけで露出計にも連動しない
プリミティヴなやつです。せっかくの追針式露出計も
意味ナシであります(^^;)。

開放1.4という素晴らしいスペックですが
昔レンズなので1.4開放時はほえほえで
ミノルタの明るいスクリーンとあいまって
ピント合わせはけっこう苦労です。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50

 昔の大口径レンズらしく開放ではほえほえですが
少し絞るだけで一気にエッジが立ってまいります。
レンズマニアの方には人気のあるタイプですね。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/60 開放 ベルビア50

 本体のほうはミノルタらしい優しいフィーリングで
ニコマートやペンタックスSPのような固いイメージは
ありません。ロッコールはレンズの描写も優しいですから
ピッタリですね。
 

 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/1000 開放 ベルビア50

 廃車を間近にリバイバル塗装された山陽電車を撮ってみました。
1/1000秒が使いたくて開放での撮影です。
収差が残りまくりですね。いっときはやりました
ジオラマ風写真みたくなりました。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 今年の紅葉は時期が遅かったのと、適度な雨で
お湿りもあったからでしょうか、非常に美しいです。
ベルビア50での撮影ですとご覧のように凄まじい発色となります。
リアルカラーとはずいぶんとかけ離れておりますが
きれいですから良しとしましょう(^^;)。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/30 開放 ベルビア50

 いつも元気な明石魚の棚です。
ただ瀬戸内は水質が綺麗になりすぎて文字どおり
「水清ければ魚棲まず」状態だそうで・・
貧栄養水質なのですね。要はプランクトンが減って
おさかなも海藻も減ってしまったという
由々しき事態だとか。
下水処理の質を少し下げるんだそうです。

いかなごも海苔ももとはうん〇・・あわわ、有機物が
もとになっているというわけですね(^^)。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 秋といえば明舞団地の銀杏並木です。わざとだと思うのですが
道路を曲げて建設してあるので絵になります。
最近はすっと直線の作りが多いですから
カーブした道はなつかしくてほっとします。


 ミノルタSR505 オートロッコールPF58mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 今回のSR505はミノルタSRシリーズの集大成たる機械なのですが
時代は電子シャッターのAE時代に突入していたのであんまり
セールスは芳しくなかったようです。
オリンパスからOM-1も出ていましたから大きいボディも
マイナス要因ですよね。

ただフルメカニカルボディですから修理屋さんで
オーバーホールしてくれるところも多いです。
露出計は部品がないから怪しいですがシャッターまわりは
修理で完調にしてもらえると思います。

私もジャンクで手に入れてオーバーホールしてもらいました。
ロッコールレンズは素晴らしい描写でしかも安価なものが
多いですから、押さえに電池のいらないメカニカルボディをひとつ・・
とお考えの方にはオススメの選択肢ですよ。

ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2

2019-11-14 23:36:50 | コニカ交換レンズでワンダフル

 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2


 早いもので2019年もあと僅かとなりました。
そこで今回登場願うのはヘキサーRFとM-ヘキサノン50mmF2です。
ヘキサーRFの発売は1999年12月なんですね。
ふたむかし前でございます。はや20年も経ったのですね。

ヘキサーRF用のレンズは以前に28mmF2.8を「コニカレンズでワンダフル」
のところで紹介しておりますがやはりここは発売20周年を記念いたしまして
50mmF2に登場していただくことにしました(^^)。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/60 F4 ベルビア50

 ヘキサーRFはウリのひとつとして28mmのファインダーを標準装備というのがありました。
レンジファインダーカメラですから相対的に50mmのファインダーマスクは
視野の半分くらいの面積になってしまいます。ぱっと見ずいぶんと小さくてピント大丈夫?
と不安になるほどですが、二重像部分のキレも良いのでまったく問題ありません。

三田のはじかみ公園に保存されておりますデゴイチのプレートです。
昭和11年製ですから86年も前なんですね。
鉄の黒一色ですが質感が良くでております。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 例によって神戸港に入港しております客船です。
「THE World」43,188トンです。
客船でありながら、キャビンは分譲マンションのように購入するそうです。
オーナーになるには最低でも資産10億円以上が必要とか(^^;)。

航路と寄港先はオーナーの「自治会」が決めるそうです。
庶民としては常識が違いすぎてどんな世界か想像もできません。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 淡路島のハイウェイオアシスより神戸側を望みます。
手前の「わたる君」はセルフタイマー撮影用のカメラ置き台です。
50mmの画角がぴったりです。

今の人達はスマホで撮影しますから、橋はすっとんで小さくなって
しまいますね(^^)。
あ、デジタルズームで大きくすればよいですか。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 開放 AE ベルビア50

 海峡展望台から神戸の街を夜景撮影です。
前述の海王丸の記事の橋脚のアップは300mmあたりで撮影しました。
50mmではだいたいこんな感じです。

淡路島と違って神戸の街の明るいこと!


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 開放 AE ベルビア50

 このレンズの最短撮影距離は70cmです。
レンジファインダーですので日の丸構図になるのは
仕方ないですね(^^)ゞ。

開放F2での撮影ですが見事なボケ味です。
条件的に一番キツいシチュエーションですが
無理をしてでも使いたくなりますね!


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 最近石垣の前の木を剪定してすっかりきれいになった明石城です。
戦国ネタがないのであまり人気がありませんが、のぼりの言葉どおり
広くて気持ちが良いのでオススメですよ。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 開放 AE ベルビア50

 最近なにかと話題にことかかないヴィッセル神戸です。
50mmレンズですとこんな感じでしか撮影できませんが(^^;)。

無限大での撮影ですが、手前のサポーターのボケ具合もなかなかですね。
前ボケも後ボケもすんばらしいレンズでありますです。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 またまたおふねですいません。
「CELEBRITY MILLENNIUM」91,000トンです。
この手のフネのお客さんというのは、リタイヤした熟年ご夫婦が多いですよね。
神戸におりますと実にちょくちょくそんな方が急に街に湧いたりします。
さてはさては・・と港に行ってみますと客船が入港しているというわけです(^^)。


 ヘキサーRF M-ヘキサノン50mmF2 1/125 F5.6 ベルビア50

 このM-ヘキサノン50mmF2は逆光に強いことでも有名なレンズです。
船主のホワイト部分のコントラストもばっちりで国産50mmでも白眉の
性能ではないでしょうか。

ファインダーのメインが28mm仕様なので、50mmの使いごこちはどかな?
と思っていたのですが、予想以上に快適でした。
出来上がりのポジを見て、高性能ぶりにエモさが増幅した感じです。(^^)。
久しぶりに「良く写るレンズ」ではなく「写りの良いレンズ」で遊べた気がいたします。

 
 

明石海峡 海王丸

2019-10-16 22:10:39 | 神戸ふねふね
 このところ台風などで悪天候が続き、すっかり撮影から遠ざかっていました。
久しぶりに連休が取れ、天気予報も晴れマークがでました。

無理やりながらスケジュールを調整して淡路島の海峡展望台に
撮影に行くことができました(^0^)。


 2019/10/15
 ニコンD600 Ai-S 180~600mmF8 1/2500 F11 ISO1600

 明石海峡を抜けた海王丸です。時間待ちでぼ~っとスマホを見てましたら
あれよあれよという間に海王丸は海峡を通り過ぎてしまっておりました(TT)。
明石海峡大橋と合わせた写真が撮りたかったのですが・・


 2019/10/15
 ニコンD600 Ai-S 180~600mmF8 1/2000 F11 ISO1600

 向こう側に見えますのは滝の茶屋沖の黄色い平磯灯台です。
1893(明治26)年から点灯しているとか・・すごいですね!


 2019/10/15
 ニコンD600 Ai-S 180~600mmF8 1/2000 F11 ISO1600

 クラシックな海王丸と普通の貨物船が行き交います。
タイムスリップしたような不思議な感じがいたしますね。


 2019/10/15
 ニコンD600 Ai-S 180~600mmF8 13秒 F11 ISO100

 今回の撮影ポイントは淡路島の「あわじ石の寝屋緑地」の海峡展望台です。
夕方から日没まで3時間ほど滞在したのですが、もののみごとに
だ~れも来られず貸し切り状態でした。

平日とはいえ穴場感バクハツです。もっとも非常に急な階段を上っていかねばならず
疲労度は半端ありませんでした(^^;)。

山頂ゆえ帰りは真っ暗ですからくれぐれも懐中電灯などご持参くださいね。