よかよか写真&カメラ

 撮影できて良かった写真・楽しいカメラ達を記録していきたいと
思います。

G.ズイコー50mmF1.4

2016-03-07 22:52:55 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4


 「50mmF1.4」といえば各メーカーの顔というべきレンズで、カタログにも常にボディに装着されて
表紙を飾るタマです。「イチヨン」というだけで上等な感じを醸し出していた標準レンズです。

どういうわけかズイコーの50mmは1.8や1.2と比較しても異様に生存率が低いのです。
なぜか1.8や1.2と違って1.4はレンズのクモリやカビが発生しやすいらしいのです。

このG.ズイコーはOMシステム初期のモノコートのタイプのせいもあるのでしょうか、幸いクリアーでした。
Gなので6群で7枚のレンズが使われているのですね。絞り羽も8枚で6枚の1.8よりもちょびっと上等です。
ただ初期のモノコートのアンバーなコーティングがピカピカ反射していて、不安になるほどです(^^;)。

残念ながらズイコーの50mmF1.4に関してはあまり良い評判を聞いたことがなかったんですが・・・。
いよいよ長い間気になっていた1.4の描写を試してみるときがやってまいりました(^^)。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 長田の会下山公園に立つ楠正成さんの碑です。揮毫は東郷平八郎閣下です。どちらも日本人の大好きな
ビッグダブルネームです。東郷さんの書かれた碑というのは日本全国にやたらめったらあるような気がするのですが・・(^^;)。
ちなみに石塔の上の鳩さんX2は本物です。

大阪湾が一望に見渡せてなかなかのビューポイントです。こういった昔からある公園に来ていつも思うのですが
年月が木を大きくしてせっかくの良い景色も木の枝で隠されて見えない・・・というところが多いんですよね。

須磨浦公園などもいろんなところにベンチがおいてあって昔はもっと眺望が良かったであろうというのが
うかがえます。ここはクールに枝を剪定してやったほうがメリットがあると思うのですが。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F5.6 ベルビア50

 特急はまかぜ号の通過する山陽本線の踏み切りです。燃料屋さんの手書きの看板が昭和しょうわしております。
あ、燃の字が然になってますが・・・(^^)。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 1/125 F4 ベルビア50

 くれなずむ斑鳩寺の3重の塔です。ズイコーらしく完璧にへちゃつぶれています!
もっともズイコーの名誉のために付け加えますれば、ポジの時点では影の部分もきちんと描写されています。
が、スキャニングすると出し切れないんですね。

このあたりライカRとかロッコールとかもっとPC上でも見えたりしますからね。ベルビアみたいに
パキュパキュしたコントラストのフィルムを使う私にも責任はあるのですが(^^)ゞ。


 OM-2N  G.ズイコー50mmF1.4 開放 AE ベルビア50

 最後は頑張って開放での描写です。これまたズイコーらしいドヨドヨのボケですね~。
なんかあんまり話題にならなかった理由がわかってしまったような気もします(^^)。
OMシシテムの基幹レンズたる50mmF1.4がへちゃつぶれ&どよボケなら私のメインレンズ40mmF2も
特別にヒドイ・・あわわ、個性的で力強い男性的描写というわけではないのですね。
少しく安心いたしました。

世間一般多数のOMユーザーの方が28mmF3.5や35mmF2.8をメインにしていたのはまったく
「さもありなん!」でございます。

あ、でもでもOMレンズの中でボディに装着しているときは一番ハンサムです!
「この50mmF1.4は良いですか?」と聞かれれば迷わず
「素晴らしいですとも!(カッコと見かけが)」
と言い切りましょう(^^)!
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ズイコー35mmF2.8

2015-12-03 16:07:39 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコー35mmF2.8

 
 先日C ビオゴン35mmF2.8で撮影してみたところ、「おぉ!わ、私にも35mmレンズが使えたっ!」
と思わず打ち震えてしまいました。私はマスターレンズが40mmなものですから、わずかに5mmだけ広角な
35mmレンズはあえて避けていた経緯があるのです。

それに「準標準レンズ」ともいえる画角ですから写真の上手い・ヘタがかえって素直にでて私のどんくささ
が強調されてしまうのでは?という脅迫観念も大きいですし・・・(^^;)。

ところが最近オークションで「セットでお買い得!」で販売されているレンズが多く、バラで購入するより
ずいぶんと割安な値付けがされています。元値が安いので送料が一回分で済むのもポイントが高いですしね。
せっかくだから・・とまとめてポチっとしてしまったうちの一本であるのです。

さっそくボディに装着してみますと、非常に小顔美人です。「OMレンズは暗いほうが高性能」
伝説の伝道者に間違いないようですねっ!


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F11 プレスト400

ファインダーをのぞいてみて驚いたのはピントのキレがバツグンなことです。私の老眼・近眼・乱視で
もスクリーンではくっきりぱっちりです。これだけシャープな結像をするのはOMレンズの中でも50mmF2マクロか
100mmF2くらいではないでしょうか?
 

 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/60 開放 プレスト400

会議で大阪まで出た帰りに北新地に寄ってみました。もちろん飲みに行ったわけではなくビルの中古カメラ屋さん
チェックのついででございます(^^)ゞ。開放での撮影ですがシャープですね。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/250 F5.6 プレスト400

モノクロなので黒い被写体を・・・というわけで公園のSL C-11でございます。
たこ焼きタイプではなくスポークの動輪がかっちょ良いです。
な、なんとズイコーなのにへちゃつぶれておりません!これはへちゃつぶれが当然のようなズイコーのうちでも
異端児的な才能で嬉しい誤算でございます(^^)。


 OM-1N ズイコー35mmF2.8 1/60 開放 プレスト400

 平凡なスペックゆえあまり話題にならないレンズですが、だまってきちんと仕事をするいい人みたいなレンズです。
小ぶりなOMボディとのマッチンングも素晴らしいですし、コストパフォーマンスも高くて
持っててうれしい使ってうれしいOMレンズの最右翼ではないでしょうか(^^)?
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ズイコー24mmF2.8

2015-09-21 00:00:15 | オリンパス交換レンズでワンダフル

  ズイコー24mmF2.8


 積年の想いがかないまして、私の大好きな広角レンズの焦点距離の24mmのズイコーがやってまいりました。
モノコート時代からラインナップされているズイコー広角レンズの草分け的存在のレンズですが
本レンズはかなり新しいバージョンのようでロゴも細目の印字のマルチコートバージョンです。

24mmという広角でありながらレトロフォーカス感を表に出さない細身のプロポーションがセクシーです(*^^*)。
重量も185gしかなくダイエットの必要もさらさらありません。もっともOMレンズは200g以下のレンズが
ゴロゴロしています。ライバルのペンタックスでも195gですから圧倒的じゃないかわがOMは!て感じですね。


 OM-3チタン  ズイコー24mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 明石にあります中崎公会堂です。1911(明治44)年に造られたそうでなんと100年すぎの現役選手です!。
お寺や神社みたいに崇められる存在なら残っていてもべつに驚かないのですが、普通の公民館みたいな公共施設が
しかも現役とは驚きです。空襲も震災もものともせずにがっしりと建っています。

公会堂ですから、予約すれば一般でも普通に使わせていただけます(^^)。
こけら落としにはあの文豪夏目漱石が来て講演されたとか。


 OM-3チタン  ズイコー24mmF2.8 1/8 F4 ベルビア50

 高い天井と磨かれた床が100年の重みを感じさせますね。昔の広角レンズですが歪曲も少なくて
広角が得意なズイコーらしさがバツグンです。ちょっとへちゃつぶれ感があるのはお約束ということで(^^)ゞ。


 OM-3チタン  ズイコー24mmF2.8 1/125 F5.6 ベルビア50

 ズイコーの24mmは大口径タイプのF2が有名ですが、普通版の2.8もなかなかの実力派ですね。
「ズイコーは暗いほうがシャープで鮮鋭」という伝説が有名です。私はどちらかというとレンズの
性能云々よりも大口径タイプのレンズはボディとのバランスが悪くなって手持ちのホールディングがあまくなり
手ぶれが微妙に発生して相対的に画質が落ちる・・・という認識なのですが(^^;)。


 OM-3チタン  ズイコー24mmF2.8 1/500 開放 ベルビア50

 廃屋の壁面にたくましく咲き誇るムクゲです。植物って自分では一歩も動けないのに
素晴らしい繁殖力ですね。庭木でうえられたのでしょうけど家屋がなくなっても毎年元気に
咲いてくれています(^^)。

開放描写もズイコーらしいドヨぼけは健在です。ピントの合ったところの鋭さもらしいですね。
F2の評判が良すぎてあまりメジャー感のないF2.8ですがボディとの相性は圧倒的にこちらが上かと。
今度は専用レンズフードを探してやらなくちゃです。




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ズイコーMC 50mmF1.8

2015-09-05 00:33:23 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコーMC 50mmF1.8


 最近すっかり中古カメラ屋さんのジャンク棚も寂しくなってきました。
もっとも「カメラ」といえばデジカメも指すようになってからもう10年あまりになるのですから
フィルムカメラ→デジタルカメラに買い替えてしまった人がほとんどでしょうし、中古カメラ屋さんもせっかく?ジャンクが入荷しても
再販売できる可能性は減っていますから燃えないゴミにしてしまうことも多いのでしょう。

ただそうなりますと私みたいなジャンク好きの人間としてはその哀れなレンズ達を見捨てるわけにはいきません。
今までどんなにジャンク棚にゴロゴロしていても無視していたメジャーなレンズにも萌えるようになってきました(^^)。

そこで今回はわがメインシステム機のオリンパスOM用ズイコーMC 50mmF1.8です。
OMシステム(Mシステム)発表当時からメインの標準レンズとしてラインナップされていただけあり
いろいろバージョンがあります。最初期のアンバー色のモノコートバージョン・そしてマルチコートされだしたMC表記のバージョン
最後にマルチコートが当たり前になってMC表記が省略された最終のバージョンです。

ジャンクから救出できたのはMC表記のある第二世代のようですね。マルチコートとはいえ広角レンズのF2シリーズみたいに
こってりとコーティングしてある感じは少なく、けっこうレンズ面はキラキラ反射しますし全面コーティングというわけでも
ないようです。

OM系列では「最終型」?とも言えるOM-3チタンに装着してみますと、時代はずれていても純正中の純正の標準レンズですから
実に良く似合いますね。実際昔のカメラ雑誌には「50mm標準レンズを使いこなそう!」「50mmレンズに不可能はない!」
みたいな入門記事が定番でした。
普段40mmしか使わない私としては果たしてうまく使いこなせるかどうかちょっと不安になりながら出発です(^^;)。


 OM-3チタン  ズイコーMC 50mmF1.8 1/250 F8 ベルビア50

 撮影を始めてみますとやはり40mmに慣れすぎているせいか「ちょうっと長いよ~ヒキが欲しいよ~」という
場面ばかりに遭遇します。カメラ雑誌の記事のように「距離感を強調する構図で絞り込んで広角レンズ的な表現も可能」
なのだそうですが・・・自分のヘタさ加減は棚にあげて、あの作例は本当は35mmレンズで撮影したのではないか?などと
思えてきてしまいます。ズイコーらしくへちゃつぶれ感バツグンですね(^^;)。


 OM-3チタン  ズイコーMC 50mmF1.8 1/250 開放 ベルビア50

 続いては木陰で休憩するクマゼミさんを接写です。雑誌の記事では「レンズ単体でもここまで寄れる。クローズアップレンズや
中間接写リングやリバースリングを使えばもっと接写が可能」などと書いてあったのですがクローズアップレンズなど持っておりません。
カメラ店の販売員時代もクローズアップレンズも中間接写リングもめったに売りませんでしたね。
合焦する撮影距離が決まってしまい、フォーカシングできるところがシームレスにならないのです。
虫さんなどの動きものの撮影にはとっても使いにくいでのす。

OMは特に「本当の」マクロシステムがむちゃくちゃ充実していましたしね。
ただ、私のマスターレンズたる40mmF2と比較しますと明らかに開放&接写のときの描写は良好です。
さすがは長年OMシステムの標準であり続けたレンズなだけのことはあります。


 OM-3チタン  ズイコーMC 50mmF1.8 1/125 開放 ベルビア50

 お次は開放絞りでの通常撮影です。ズイコーらしいどよどよしたボケ味に実家に帰ったような安心感を感じます(^^)。

1997年発行の 毎日ムック カメラこだわり読本の記事の中に
ズミター50mmF2・ズミルックス50mmF2・ ズマリット50mmF1.5
キヤノン50mmF1.8・ ニッコールS50mmF1.4・そしてこのOM50mmF1.8の
開放描写での比較記事が掲載されており、ズミクロンの次くらいに良く写っていました。

よくよく考えてみればマルチコートされているとはいえ設計年次はまだまだモノクロが主流だったころのレンズです。
設計もテスト撮影もモノクロフィルムが主体だったと思われますよね。
次回はモノクロ撮影に挑戦しようかと思っております(^^)。
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オリンパスAF50mmF2.8

2015-05-02 00:25:28 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスAFマクロ50mmF2.8


 先日いつもの友人と撮影に出かけたときのことです。
「最近なあ、キミのブログはいささか大衆に媚びすぎてるんとちゃうかい?」
「そうかなあ・・。別にそんなつもりはないんやけど」
「いやいや。メジャーな機種のお提灯ばかりやないかい」

「でもねえ・・メジャーな機種も入れとかないと誰も見てくれへんのよ」
「そんな軟弱なことでどないする!知られざる名機を紹介せんか!」
「ははあ。幸運にも手に入れることができた銀塩カメラを、新発売のテンションで現役バリバリに使う・・てのが
コンセプトなんやけど」

どうも友人は最近メジャー機種ばかりで「おすすめですよ~」のフレーズばかりだったのが気に入らないようです。
「キミのその軟弱な性根を叩き直すためにこのレンズを遣わす」

そういってとりだしてくれたのはオリンパスOM101&707専用のAFマクロ50mmF2.8です。
「おぉっ!元箱つき!しかも」
「さよう。もちろん未使用新品やで~」

実は友人は「未使用&新品」がことのほか好きで、オークションなどでも色々な珍品を元箱つきで入手しているのです。
しかしオークションの常として「出品者が未使用なだけの実はただの中古品」や「新品同様なのは20年前のおはなし」
などというなんちゃって未使用新品も、あまたつかまされているのです。
その私の心配を見透かしたように

「今度は間違いないホンマモンの新品。キミのために競り落としたんや」
「は、はは~っ。ありがたき幸せ」
「これでばっちり花のマクロ作品をアプするんや。電車など撮影して、お茶をにごしたら承知せえへんで。
そうや、今からなら桜などが最高やな」
「ええ~。そこまで決まってるの?」

というわけで頑張って桜の撮影をせねばなりません。しかしわがOM101はプログラムAE専用機で
被写界深度を確認するプレビューボタンもありません。マクロ撮影にはすんごく向かない気がするのですが(^^;)。



 オリンパスOM101 オリンパスAF50mmF2.8 プログラムAE プロビア100F

 まずは正当にぼけの花のアップです。プログラムなのでデータは良くわかりませんがなかなかの
ボケではないでしょうか?ズイコー(オリンパス)マクロなのに二線の傾向もなくボケがきれい
で嬉しくなりますね(^^)。


 オリンパスOM101 オリンパスAFマクロ50mmF2.8 プログラムAE プロビア100F

 もちろん通常撮影でも良く写ります。遠景のどよどよ感はやっぱりズイコー(オリンパス)!ですね(^^)。


 オリンパスOM101 オリンパスAFマクロ50mmF2.8 プログラムAE プロビア100F
 
 中距離での接写ですが柔らかさを残したこの立体感は素晴らしいですね。OMの50マクロ3本のうちで
一番柔らかな描写ではないでしょうか。


 オリンパスOM101 オリンパスAFマクロ50mmF2.8 プログラムAE プロビア100F

ちょっと曇ってきてひょっとしたら開放での描写です。四隅がズベズベなのには少しびっくりです(^^;)。


 オリンパスOM101 オリンパスAFマクロ50mmF2.8 プログラムAE プロビア100F

 こちらは一段くらい絞ってくれているのでしょうか。マクロレンズなのに立体感重視の描写で
OMマクロでも個性的な楽しいレンズです。レンズをくれた友人にも大感謝です。
このレンズが普通のマニュアルOMで使えたらなあ・・とどうしても思ってしまいますね。

あ、でも普通のOMに装着できたってプレビューボタンがレンズにないから同じかあ(^^;)。

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オリンパスAF50mmF1.8

2014-12-11 15:15:21 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 オリンパスAF50mmF1.8


 私は以前はクルマが大好きで、運転しながらあっちゃこっちゃに停まっているクルマの
種類を確認しながら走り、珍しいクルマやお気に入りの貴重な車種がいるのを見つけると
わざわざ後日に訪ねて撮影しに行ったりしていました。

当時のクルマは今と違ってそのクルマの持つ色々なデバイスをステッカーで貼り付けるのが
流行でした。「Turbo」「TWINCAM 24VALVE」「FULLTIME 4WD」などなど。

今までなかったのが装着されているのが嬉しくてついつい自慢したくなるという心理で
ある意味子供っぽいといって良く、現在のクルマは大人になったということでしょうか(^^)。

ところが大昔から今までスペックを多いに誇示して喜んでいるハードというのがあります。
そう、カメラのレンズです。昔のアナスチグマットなどの表記からレンズ銘:スペックなどは
もちろん、「アスフェリカル」とか「ED」とか・・・非常に誇らしげです。

ところが当時オリンパスは大人?だったのでしょうか、オリンパスAFレンズには
ご覧のとおりな~んにも書いてません。焦点距離の「50」という数字が控えめに
書かれているだけで、全然嬉しくありません。

そんなところで大人にならんでも良いではないか、オリンパス!という感じです。
OM-707ともども全然売れゆきは芳しくなかったようですし、こんなことなら
大人になんかなりたくねえ~とオリンパスも思ったのではないでしょうか(^^;)。


 OM101 AF50mmF1.8 プログラムAE バックライト補正 プロビア100F

 レンズは従来のズイコー50mmF1.8と同スペックながら新設計らしく
ズイコーは4群6枚なのにオリンパスAF50mmは5群6枚です。
絞り羽もズイコーは6枚しかないのにAFは7枚ですから、微妙ですがハイスペックです。


 OM101 AF50mmF1.8 プログラムAE バックライト補正 プロビア100F

先日28~85mmを使っていたときと比較しますと、レンズが小型軽量になったぶん
「OMらしさ」は多いにアップしました。が、レンズが軽くなったのでなんかブレやすくなって
しまったような・・・(^^;)。ズームレンズの重量感が懐かしくなってしまって
我ながら身勝手の極みです。


 OM101 AF50mmF1.8 1/30 F2 プロビア100F

 いつもの「解放絞りネコ」を撮影したかったのですが、ずいぶんと陽が落ちていました。
無理やり1/30秒で切りたかったので、やむなくマニュアルアダプターを使用したので
設定絞りはF2です。アナログダイヤルでの設定ではやはり半端なF値は難しいです。

F1.8レンズではスクリーンのマイクロプリズムが消えてしまってピント合わせが
28~85mmのときよりやりずらく感じてしまいました(^^;)。
今度は素直にズイコーレンズを装着して楽しんでみようかと考えています。
でもそれでは普通のOMボディと変わらなくなってしまいますね(^^)ゞ。
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ズイコー100mmF2.8

2014-04-12 23:16:36 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコー100mmF2.8


 今年の冬は雪がよく降って特に寒かったですね~。そのぶん春の暖かさがより一層ありがたく感じます。
うらら・うららと春風になよわれて今年も桜の撮影に出発です(^^)。
桜の花をむにゅむにゅっと引き寄せて写すには、中望遠レンズ100mmが最適であります。

ズイコーの100mmにはあともう一本F2の明るさのほうもあるのですが、春の陽気のうららかさには
より小型軽量でOMボディとのマッチングも完璧なF2.8が似合います。
というのは言い訳で、ウエストポーチにすぽりと入る100mmF2.8が便利すぎてついつい選んでしまうのでした(^^)ゞ。


 OM-4Ti ズイコー100mmF2.8 F22 AE ベルビア50

 私のマスターレンズであるズイコー100mmF2.8をOM-4Tiに装着して小野のさくら堤公園に行って見ました。
みごとなソメイヨシノの桜のトンネルにまったりほっこりです。F22までせいいっぱい絞り込んでピントをかせぎます。

こんな時にはOM-4TiのTTLダイレクト測光が便利ですね。シャッタースピードが遅くなればなるほど
信頼感がアップです(^^)。狙いどおりのもにょもにょ望遠レンズ圧縮桜を撮ることができました。


 OM-4Ti ズイコー100mmF2.8 開放 AE ベルビア50

 巷で人気の「背景のボケた一眼レフな写真」ならぬ「前景のボケた写真」を撮ってみました。
私がこの100mmF2.8が大好きな理由はこの前ボケの柔らかさと、開放からばっちしの描写力です。

菜の花は前ボケ写真の定番なわけですが、向こうの大きな椿と桜もズイコーには珍しい柔らかくてあたたかな
写りです。画角さえ合えばなんでもこのレンズで撮りたくなってしまいますね(^^)。
 

 OM-4Ti ズイコー100mmF2.8 F5.6 AE ベルビア50

 ちょっと足を伸ばしてあの「今日も牧場は日本晴れ♪共進ぎゅうにゅう良いぎゅうにゅう♪」で有名な
共進牧場に来てみました。ジャージー牛さんは桜に目もくれずもくもくと草を食んでいます。
花より団子ならぬ花より牧草ですね(^^;)。

OMシステムといえば広角レンズが有名で、実際「OMボディに広角レンズをつけてで軽快にスナップしよう!」
というのが定番ですけれども、たまには中望遠でスナップはいかがでしょうか?

この100mmF2.8はタマ数も豊富でF2と比較しても圧倒的に小型軽量です(F2.8は235g・F2は500g)。
OMがMシステムのころからラインナップされていますが、後記型のマルチコートになったバージョンの
タマ数も豊富にありますから、OMユーザーで「背景のボケた一眼レフな写真」を撮りたい方には
この100mmF2.8は実におすすめのレンズです。

ズイコーでも安価なほうですし、なによりボディに装着すると小顔でとってもかっこいいですからね(^^)。

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ズイコー100mmF2

2013-10-09 23:25:50 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコー100mmF2


 オリンパスOMシリーズのズイコーレンズはシステム当初から豊富なラインナップをそろえていました。
どれもがボディに合わせた小型軽量・高性能レンズでとくに広角レンズの充実ぶりはすばらしかったの
ですが、中望遠に関しては長いこと85mmF2と100mmF2.8の二本だけでした。

もっとも、OMボディは小型軽量を生かしたスナップ撮影が一番よく似合うと思われます。
OM-1で大口径中望遠レンズでポートレート撮影てのははあまりイメージがわきませんね。

この100mmF2はOM-4が発売されてOMシリーズが新世代になりだしたころに
シフト24mmF3.5や250mmF2と同時に発売されたOMズイコーとしては新しいレンズです。
といってももう30年くらい前なのですが(^^;)。

「21mm超広角から180mm望遠までF2の大口径フルラインナップ!」の一本というわけです。
21mm・24mm・28mm・35mm・40mm・50mmマクロ・85mm・90mmマクロ・100mm
180mmとF2でキメています。今からみてもすごいラインナップですね。

私も最初は100mmF2.8を使っていたのですが、大口径のずしりとしたF2の程度の良い中古が
店に来たのでつい購入したのでした。それ以来第二の標準レンズとして20年ずっと行動をともにしてきました。
使いこんでずべずべのガスガスになってしまいましたが、開放からばっちりの描写力は期待をうらぎったことは
ありません(^^)。ただ、標準装備の内蔵フードは短くてぜんぜん効果が期待できないので
初期ミノルタMD100mm用を使っています。メタルでかっこ良いですし、逆向きにすっぽりとかぶせられます。
MDのフードはΦ49と55が多くズイコーとも画角もネジ径も共通のものが多いのでオススメですよ。


 OM-4チタン ズイコー100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア100

 イタリアのコスタクルーズが運航のCosta Victoria 75、166トンです。
大きくて丸いヒップがセクシーです。この100mmF2は大口径でピントのキレも良いうえに
線の細さがファインダーでもわかるくらい描写がすばらしく、フォーカシングをしていると
まるで自分が写真がうまくなったように思えてしまうレンズです。

ちなみに2013年5月の記事のCRYSTAL SYMPHONYはミノルタのNEW MD100mmF2.5で
撮影しています。同じような場所で同じ焦点距離で撮影していますが描写の傾向がまったく違うのがお分かりいただけるのでは
ないでしょうか(^^)。


 OM-4チタン ズイコー100mmF2 1/125 F5.6 ベルビア100

小原光学のFK-1という超低分散ガラスが使われているらしいのですが、レンズにはどこにも書いてません。
発売当初のカタログには「低屈折率、低分散ガラスを採用し、極限の描写性能を追求」と説明されていましたが
OMシステム最後のカタログでは「特殊低分散(ED)ガラスを採用」と説明されています。最初からキヤノンみたいに
赤ハチマキにしたりニコンみたいに金環をまいて、見た目も高性能を叫んでいれば発売時から人気が出ていたのでしょうけど・・
そういえばもっこり一眼レフのL-1も最初はのっぺらだったのにあとからEDレンズと言い始めてましたね(^^;)。

鏡胴がぶっとくてはっきり言ってOMボディにはにあわないのですが、ある意味ズイコーでは珍しい線が細くコントラストも
良くでる見事な描写をします。グリップがわりにワインダーを装着しての使用がおすすめですよ(^^)。
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ズイコー21mmF2

2012-12-23 23:24:20 | オリンパス交換レンズでワンダフル

 ズイコー21mmF2


 かつてOMシステムが全盛のころは広角レンズが非常に充実していました。
21mm・24mm・28mm・35mmまでボディにマッチする小型軽量のF2.8~3.5クラスの
通常タイプとF2で統一された大口径タイプが両方ラインナップされていました。

OMのすごいところはフィルター径の統一と小口径化に執念を燃やしていたところで
通常タイプはΦ49mmでF2シリーズはΦ55mmです。この21mmF2も55mmフィルターですごいこだわりです。
28mmにいたってはF2も49mmだったりします。ケンコーやマルミさんのようなフィルター屋さんには
嫌われてしまいそうですがユーザーにとってはありがたいおはなしですね(^^)。

21mmでF2というハイスピードレンズでしかも小型軽量ですから(たったの250g!)パワーウエイトレシオ的にも
OMボディとのマッチングも最強です。こういうメーカーのイメージリーダー的レンズは持ってるだけで嬉しくなってしまいます。
ので、持っているだけで満足してしまい旅に持参してもなかなか使わずあいかわらず40mmでほとんど撮影してしまいます(^^;)。

じっさいこの21mmF2は「使いこなしの難しいレンズ」と定評があります。カメラ雑誌でもいろいろな
人がそう書いてますからその通りといえばその通りですが、普通に撮影するぶんにはファインダーも明るく
ピントの切れも良いので別に使い方が難しいわけではありません(^^)。
21mmの超広角の画角を生かし、なおかつF2の明るさや被写界深度の浅さを利用した絵造りが難しいというわけです。


 OM-1N ズイコー21mmF2 開放 1秒 ベルビア50

 どれだけ難しいかと思って撮影を始めましたが・・やっぱり難しいです(^^;)。
だいたい21mmという広角ですから「狭い空間をあまさず写しこむ」か「広い空間をダイナミックに強調する」
のが定番なのですが、それを「F2の開放のボケや浅い被写界深度を生かす」となると
私にとっては逆立ちしてラーメンを食べるがごときです。

まあ、もともと広角が得意でないのでさっさとあきらめて普通に写るんです感覚で使うことにします。
なんだか彼女とデートをするために2シータースポーツカーを無理して買ったのに車を買ったとたん
振られてしまったのを思いだしてしまいました。
それならOM40にでも装着してプログラムで撮影するのが一番有意義かもしれませんね(^^)。

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ズイコーマクロ50mmF2

2012-12-14 22:15:05 | オリンパス交換レンズでワンダフル
 
 ズイコーマクロ50mmF2


 OMシステムはオリンパスが顕微鏡屋さんなこともあり、マクロフォトグループが充実しています。
顕微鏡アダプタやTTLダイレクト測光を生かしたリングフラッシュ・オートエクステンションチューブなど・・・。
が、そんなマクロ専用システムを駆使して写真撮影をしているのはほんの一部の研究者やネイチャーフォトグラファー
の方だけでほとんどの人はマクロレンズだけで済ましてしまうのではないでしょうか(^^)?

ズイコーの中でも名玉の誉れ高いマクロ50mmF2です。学生時代当時勤めていたバイト先のカメラ屋さんの中古コーナーに
出ていました。そこの中古コーナーは「安く買い取りして安く販売する」がコンセプトだったので
良い出物があると目ざとい常連さんはもちろんのこと、店のスタッフまでが速攻で買ってしまうので争奪戦になるのです。

当時すでにOMの標準レンズは40mmを持っていたのですが・・40mmの最短距離30cm開放で
撮影すると周辺落ちとリングボケでつらい描写ですから接写できるマクロレンズが欲しいと思っていました。
マクロ50mmがピカピカの状態で鎮座ましている姿をみるともはや猶予はなりません。
社員さんに頼みこんで大急ぎでキープしてしまいました。こういうことがあると
「カメラ屋さんで働いていてよかったなあ。」としみじみ思うのでした(^^)ゞ。

さっそくボディに付けてみるとレンズがどかんと太くボディからはみだしてしまいます。三脚につければ
ピントリングが雲台のベースにひっかかってピント合わせができなくなったりするのがご愛嬌です。
ただファットな鏡胴は伊達ではなく、ピント合わせが軽くキレも良くピシピシきまります。
普通フォーカシングは艦砲射撃みたいに「遠3→近2→峡弾→命中!」という感じなのですが
キレが素晴らしいのでいきなり「テーッ!初弾命中!」という鋭いレンズです。


 OM-1N ズイコーマクロ50mmF2 開放 1/30 ベルビア50

 ズイコーの中でも見事な解像度をほこるレンズでF2からバシバシに使えます。
最近コシナのマクロプラナーF2が登場するまで唯一F2の明るさを持つ50mmマクロだったのはすごいですね。
F2という明るさですからOMにはあんまり似合わないものの普通のレンズとして使っても全然問題ありません。
本業のマクロ域は当然ですが、無限大も補正機構がばっちり働いてきちんと描写します。

色目はちょっと赤みが強いのですが先に解像度で目にきゅんときますのでかえって彩度アップになり
かえって好印象です。
マクロ撮影時はボケ味が気になりますが、ズイコーに多いコロッケのじゃがいもみたいな
どよっとしたボケではなくズミクロン的な立体感を残したボケをしてくれます。
標準マクロではもちろん最強玉ですが切り口こそちがうもののOMレンズ内でも最高の部類でしょう。

先述の40mmを酷評した反動か絶賛モードになってしまいましたが・・でも私はふだん40mmを使ってしまうんですよね。
なにしろ40mmのほうが軽くて小さくて便利なもので(^^)ゞ・・。


 
コメント (2)
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