ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6
私はジャンク品漁りを身上としております。ので、ついついジャンク品として出品されているだけで
「一番欲しいと思っていたもの」でなくても二番手・三番手・・・・から五番手くらいまでは
ついついポチっとしてしまいます(^^;)。
そして今回は三番手くらいだったMC APOテレロッコール400mmF5.6です。
一番は最新型の、NEW MDのバージョンだったのですが。もっとも最初期のMCのタイプから
MD→NEW MDとマイナーチェンジはされておりますが、レンズ構成に変化はないようです。
MCのタイプは1976年(昭和51年)発売だそうです。蛍石レンズといえばキヤノンが有名ですが
ミノルタもそんな昔からフローライトのレンズをラインアップしていたんですね。
キヤノンと比較しましてもAPOの字が赤いだけでぐぐっと控えめです。
ユーザーとしましてはもっと自己主張していただいたほうが満足感が
大きいと思うのですが(^^)。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
望遠レンズで夏の撮影といえば小野の平池公園で得意のハスの花でございます。
開放F値は5.6ですからオールタイムに開放撮影です。
開放からキレッキレの描写ですね。さすがは蛍石レンズでございます。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
ハート型の葉っぱにペアで咲くラブラブな感じのハスです(*^^*)。
これがインスタグラムなら「いいね!」がたくさんつくかしら。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
何しろ400mmという超望遠レンズですから、最短撮影距離は5mもあるのです。
やむなくほっとんど最短撮影距離での撮影です。普通マクロレンズ以外は最短撮影距離ですと
描写性能が落ちるのですが、ビクともしない余裕のパフォーマンスですね(^^)。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
今年の夏は本当に猛暑ですね。おかげで蚊も飛ぶパワーがなくて発生が少ないのだとか。
ところが飛ぶ虫が少ないということはトンボさんも少ないわけでして・・
トンボ好きの私としましては痛しかゆしであります(^^;)。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
私が「望遠レンズとくればハスの花」と決めておりますのは特有の圧縮効果で背景の処理が簡単なことも理由です。
背景の白いハスはけっこう距離があるのですがすぐ後ろにあるみたいでしょ?
しかも被写界深度が浅いので、どかんとボケてくれてなかなかにファンタジックになります。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
最近ボディのX-1のAEファインダーの調子がよろしくありません。
仕方がないのですべて1/125のマニュアルで撮影しています。
もう一段速いシャッターで切ったほうがバックが黒く落ちてハスだけが浮立ったかもしれませんね。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
前ボケはこんな感じです。後ボケと比べますとちょっとだけガサついてますかね?
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
ハスの花で「桃の三連星・ジェットストリームアタック」を狙ってみました。
こんな芸当ができるのも400mmならではです(^^)。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
少しく足を延ばしまして西林寺のアジサイでございます。
400mmの圧縮効果でアジサイのジャングルといった雰囲気になりました(^^)ゞ。
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
今回の撮影で一番撮りたかった、古法華自然公園の展望台からの北条鉄道です。
いやはや、この猛暑の中三脚を担いで山登りをした結果・・・脱水症状で吐き気がして
動けなくなりました(^^;)。水分は500mmのペットボトルを持参したのですが全然足りませんでした。
みなさんも熱中症にはくれぐれもご注意くださいね。
撮影時は熱気でかなりガスっぽかったのですがAPOの名に恥じない見事な描写です。
でも400mmだとちょっと短かったかしら?
ミノルタX-1 MC APOテレロッコール400mmF5.6 1/125 開放 ベルビア50
全身汗みずくになりながらなんとか下山して、長駅にまいりました。
クラシックな駅舎で旅情感たっぷりなのですが、今度は400mmでは長すぎな感じです。
文字どおり帯に短したすきに長しでございますな。
描写はロッコールらしい丸め感のあるしっとりした写りですばらしいですね。
しかし相変わらず水平がとれておりませんね(^^;)。
この頃のミノルタのレンズは高性能のものばかりです。
しかも他メーカーと比較しましても非常にリーズナブルです。
SR系のボディでしたら機械式シャッターでメンテも容易ですから
SRマウントのレンズ(MC・MD・NEW MD)はオススメですよ。
コメントありがとうございます。私もずっとずっと探していたレンズです。MC版があるなんてのも知らなかったのですが、プログラムで使うわけもなく・・(^^)。
ただ、レンズ構成が同じなら少しでも新しいバージョンが良いかと思うのも人情です。でもジャンクで出られてはポチらないわけにもいかず(^^)ゞ。
酷暑の中で撮影しておりますと、硬めだったグリスも溶けてスムーズなフォーカシングができました(^^)。
さてMDApo400,いやあ欲しいレンズです.写りも素晴らしいようですね.色ズレを微塵も起こしていないのに涎が垂れそうです.
XDからX700が私の物心ついた頃のミノルタですが,カタログにはアポテレのラインが誇らしげに掲載されていましたね.当時は滅多に手に出来ない特殊レンズ,カメラ毎日の白書でも大変高い評価で,憧れでした.そういえばセンター街コヤマカメラのショーウインドー最前列にこの400がそそり立っていたのを思い出します.
インナーフォーカスではないので鏡胴が立派ですが,個人的にはこっちのほうが好き.
ニコンEDも出来ることならIFになるまえの400/5.6が欲しいです.もっというならED使ってるけどEDマークが付く前のやつが...