マミヤセコール80mmF3.7
マミヤCシリーズの廉価版標準レンズセコール80mmF3.7です。F3.5と言ってしまわないあたりが
マミヤの真面目なマミヤの面目躍如ですね。通常がちょっと長い105mmだったり
ちょっと大口径な80mmF2.8だったりするのですが、こちらのF3.7のレンズのほうが
小さいし軽いしでフットワークが良くなるはずと理由付けましょう。もちろん値段も安いです(^^)。
ごつい雰囲気のC220ですがこの80mmF3.7を装着すると普通の二眼レフに見えちゃいますね。
レンズ構成は一般的なテッサータイプのようです。こういった小口径のレンズはレンズシャッターですから
口径の小さい分シャッターチャージも軽く、作動音も小さくなるのでさらに軽快になります。
二眼レフといえばどうしてもローライ的になってしまうのですが、マミヤのCシリーズは
影響をうけながらもまったく違うがっちりとした操作感がたのしめます。
特にジャバラとギヤでのピント合わせは軽快なうえに近接できまくるので パララックスで
アタマが切れないよう常に注意しておかなくてはなりません(^^)。
マミヤC220 セコール80mmF3.7 開放 1/60 ベルビア50
「マミヤブライト」で有名な明るくてピントのキレのよいファインダーで、フレネルレンズのギザギザが
少しく目立つものの、使いやすさは抜群です。
セコールの標準レンズですから、少しでも絞れば素晴らしい描写なのはわかっているので
わざと開放での描写をみてみました。二眼レフで正方形フォーマットなら猫がよくにあいます。
テッサータイプですからぼけ味を楽しむ・・・というタイプのレンズではありませんが、そんなに
嫌味のあるタイプではありません。でもさすがに四隅はちょっとしんどいかな?
廉価版の80mmF3.7もなかなかの実力です。せっかくのレンズ交換システムなのでレンズを換えて撮影ないといけないのですが
ここまでがんばられるとせっかくの交換レンズを置いていってしまいそうですね(^^)ゞ。
それにしてもこの猫,すばらしくシャープで浮かび上がるような,つやのある描写です.
マミヤのテッサーは1枚目の後面を凹にすることで劇的に性能が向上したとマミヤプレスの時宣伝されたそうですが,71年白書を見るとこのf3.7は平面です.開放f値が暗く,66で80mmとやや画角も控え目なので小細工は不要だったのか.
それともまだその理論が完成前だったか.
一般的に暗いテッサーは良い,という法則がある気がします.
lensmaniaさま
いつもコメントありがとうございます。
暗くて小さいレンズは切れ込みが良くて
シャープというイメージがありますね。
マミヤのCシリーズは蛇腹ですからますます
コントラストがさえるという感じでしょうか。
デジカメのセンサーは迷光をフィルムよりも
ひらってしまうらしいですから、蛇腹デジカメも
ぜひ出すべきですね(^^)。