SMCペンタックス M40mmF2.8
最近のミラーレス一眼の台頭を見るにつけレンズがどぼんと出ているのはバランス上微妙ですね。
そこで気になってくるのは「パンケーキ」と呼ばれるわざと薄く作った薄さが売りの40mmクラスのレンズです。
そして薄いレンズといえば有名なのがこのSMCペンタックス M40mmF2.8です。
この手の「パンケーキレンズ」はある意味一眼レフの偉そうな感じを自ら否定するために存在しているのでしょうね。
ただそれだと一眼レフを持つ意味がないような気がするのですが(^^)・・・。
どうしても薄さ優先レンズになってしまい50mmF1.4のような絵にかいたような「一眼レフ感」が希薄になって
しまいます。あまりセールスののびないままいつのまにかカタログから消滅・・というパターンも多かったようです。
もっとも当時は一眼レフを買う人は標準50mmレンズはほぼ99%一緒に購入しているでしょうから
わずか10mmだけしか広角でなく明るさも落ちるレンズをもう一本というわけにはいかなかったのは当然ですね。
ただこの40mmは発売当時のMX・MEとのコンビでこの手のレンズにしてはそこそこ売れたらしく
比較的中古でもよくみられます。発売時の定価は17,000円だったのに中古市場ではそれ以上で売られていることも多い
プレミアムレンズです。ただあまりに薄くしようとしてピントリングもゴムローレットが一段しかないという
すさまじさなので実はピントが合わせにくかったりします(^^)ゞ。最短が60cmというのも
もうひとがんばりといったところですね。
ペンタックスLX M40mmF2.8 開放 AE ベルビア100F
パンケーキレンズでは一番人気のレンズというところもあって各部で評価が高いレンズですので
無理やり開放&最短撮影距離でねらってみました(^^)。LXの最高シャッタースピードは1/2000なので
ちょっとオーバーになってしまいましたがこの手のレンズにしてはボケ味も大健闘ですね。
ヘリコイドもうすうすのわりにはしっとりとした感じで
F2.8の明るさにもかかわらずピントのキレもよくフォーカシングも楽しいレンズです。
デジタル時代になっていっときの暴騰ぶりからしますとかなりお手頃な値段になっているものが
多いのでぜひペンタックスのフィルム一眼で楽しんでいただきたいおすすめのレンズです(^^)。
雑誌評価は非常に高いレンズでしたね.
単なるテッサーではなく5枚構成だったか.
現行DA40mmもフルサイズカバーするらしいのですが、機種が限られます.
Z-1はでかすぎて意味がなく,MZはファインダーが今ひとつ.
スーパーAとかなら絞り操作出来るのかなあ.
APS-Cデジで60mm相当なのは,なんだかなあです.
コメントありがとうございます。M40は明るさをF2.8で
しのんだおかげで普段使いのF4やF5.6ですと
かなりナイス描写ですね。ここらへんはズイコー40や
ヘキサノン40とはかなり設計思想が異なるようです。
私は40mmが大好きなのでおいおいそれらも
アップしていくつもりです。ちなみに最近はEF40も
手にいれてしまいました(^^)ゞ。