コダック ブローニー ホークアイ
機械というものは同じ仕事をしてくれるなら単純なほうがエライわけですね。
最近すっかりトリプレットタイプなどの枚数の少ないレンズのカメラにハマってしまい、より単純な
レンズ構成のカメラが欲しくなってきました。
「写真を撮影する」というカメラで現行品で一番単純なもの・・で思いつくのはあの世紀の大発明「写ルンです」ですね。
「使い捨てカメラ」ではなく「レンズつきフィルム」ということであくまでも
「フィルム」にレンズがついているという位置づけですが、カメラにはちがいありません。
最初1986年に発売されたときは110サイズのフィルムで写りもイマイチだったのですが
(ただ110フィルムだったのでカートリッジ式のフィルム装填だったので簡単に再利用できました。)
翌年感度400の135フィルムにモデルチェンジしたところ、大ヒット!さまざまのバリエーション
を加えながら、このデジタルカメラ全盛・携帯で撮影があたりまえの現在でもいまだに指示されつづけています。
「ちょっとカメラ貸して~」「はいよ~」とほうり投げても良いような気のおけないカメラは
「写ルンです」以外にはないのではないでしょうか?
ネガフィルムのふところの深さと情報量の豊かさは、晴れていさえすればデジタル白とびとは無縁の
素晴らしい再現性を見せてくれます。
135フィルムでこれだけ良く写るのですから、中判ならもっときれいで楽しいにちがいありません。
そこでいろいろと調べてみますと、1900年にコダックが出した「ザ・ブラウニー」というボックスカメラ
がまさに中判の「写ルンです」であることがわかりました!
最初の「ザ・ブラウニー」はなんと1ドル!で販売することを目的に、フランク・ブラウネルという人の設計した
紙製のボディに一枚玉のメニスカスレンズと単速シャッターを装備しただけの超単純カメラです。
そしてコダックはこのカメラの販売戦略として当時子供たちの間に人気だった「Brownies」という
小さなかわいいキャラクターをつけた箱に入れて販売していたそうです。
「ブローニー判」というのはここから来ていたんですね。しかしカメラが1ドルとはすごいインパクトです。
「ブローニーカメラ」が欲しくてずっとさがしていたのですが・・・ついに手に入れることができました\(^O^)/!
その名も「鷹の眼:ブローニーホークアイ」です。この手のボックスカメラはたいがいオブジェとして
飾られているものが多くファインダーもレンズも曇っているものが多いのですが
「完動・美品」という但し書き気にたがわずファインダーもレンズもクリアです。
この「ホークアイ」は1950年~1961年ごろまでつくられていたそうで、ロングセラーの名機です。
レンズの絞りはF15でシャッタースピードは1/25ぐらいみたいです。。
ベークライトの質感が高くて持ってるだけで嬉しくなってしまいます。
ウエストレベルのファインダーがみかけよりも使えてシビアなフレーミングができます。
ちなみに定価は7ドルだっそうです。50年もったっているのにプラスチック製で7ドルとは・・
お手軽にもほどがありますね。
シャッタースピードが遅いので、手振れにはとことん注意しなければなりません(^^)ゞ。
フィルムは620サイズという120サイズと幅は同じながら細身のスプールを使用するタイプです。
暗室がないので夜中に布団の中で巻きなおしてみました。
コダック ブローニー ホークアイ ベルビア50
さんざんネガフィルムをホメたおしてポジでとってしまいましたが・・シビアな露出と手振れに気をつければ
ここまで写るんです(^^)。ベルビア50のような強い発色のフィルムでもコダクロームのような落ち着いた
雰囲気にしてしまうとはまさに「ホークアイ」の面目躍如ですね。
最近のトイカメラみたいにユニークな写りを楽しもうというタイプとは全くベクトルが違います。
写真を撮れるだけで「うわー!写ってる写ってる♪」という感動をあたえてくれるボックスカメラは
普段使えもしない高感度や連射速度でしかカタログを飾れない最新デジタル一眼よりもずっと
撮影の楽しみをあたえてくれるような気がします。
ボックスカメラと最新デジタル一眼を二つならべて「どっちか好きなほうをあげるから選べ」
といわれたらもちろんデジタル一眼をとりますけど(^^)ゞ。
機械というものは同じ仕事をしてくれるなら単純なほうがエライわけですね。
最近すっかりトリプレットタイプなどの枚数の少ないレンズのカメラにハマってしまい、より単純な
レンズ構成のカメラが欲しくなってきました。
「写真を撮影する」というカメラで現行品で一番単純なもの・・で思いつくのはあの世紀の大発明「写ルンです」ですね。
「使い捨てカメラ」ではなく「レンズつきフィルム」ということであくまでも
「フィルム」にレンズがついているという位置づけですが、カメラにはちがいありません。
最初1986年に発売されたときは110サイズのフィルムで写りもイマイチだったのですが
(ただ110フィルムだったのでカートリッジ式のフィルム装填だったので簡単に再利用できました。)
翌年感度400の135フィルムにモデルチェンジしたところ、大ヒット!さまざまのバリエーション
を加えながら、このデジタルカメラ全盛・携帯で撮影があたりまえの現在でもいまだに指示されつづけています。
「ちょっとカメラ貸して~」「はいよ~」とほうり投げても良いような気のおけないカメラは
「写ルンです」以外にはないのではないでしょうか?
ネガフィルムのふところの深さと情報量の豊かさは、晴れていさえすればデジタル白とびとは無縁の
素晴らしい再現性を見せてくれます。
135フィルムでこれだけ良く写るのですから、中判ならもっときれいで楽しいにちがいありません。
そこでいろいろと調べてみますと、1900年にコダックが出した「ザ・ブラウニー」というボックスカメラ
がまさに中判の「写ルンです」であることがわかりました!
最初の「ザ・ブラウニー」はなんと1ドル!で販売することを目的に、フランク・ブラウネルという人の設計した
紙製のボディに一枚玉のメニスカスレンズと単速シャッターを装備しただけの超単純カメラです。
そしてコダックはこのカメラの販売戦略として当時子供たちの間に人気だった「Brownies」という
小さなかわいいキャラクターをつけた箱に入れて販売していたそうです。
「ブローニー判」というのはここから来ていたんですね。しかしカメラが1ドルとはすごいインパクトです。
「ブローニーカメラ」が欲しくてずっとさがしていたのですが・・・ついに手に入れることができました\(^O^)/!
その名も「鷹の眼:ブローニーホークアイ」です。この手のボックスカメラはたいがいオブジェとして
飾られているものが多くファインダーもレンズも曇っているものが多いのですが
「完動・美品」という但し書き気にたがわずファインダーもレンズもクリアです。
この「ホークアイ」は1950年~1961年ごろまでつくられていたそうで、ロングセラーの名機です。
レンズの絞りはF15でシャッタースピードは1/25ぐらいみたいです。。
ベークライトの質感が高くて持ってるだけで嬉しくなってしまいます。
ウエストレベルのファインダーがみかけよりも使えてシビアなフレーミングができます。
ちなみに定価は7ドルだっそうです。50年もったっているのにプラスチック製で7ドルとは・・
お手軽にもほどがありますね。
シャッタースピードが遅いので、手振れにはとことん注意しなければなりません(^^)ゞ。
フィルムは620サイズという120サイズと幅は同じながら細身のスプールを使用するタイプです。
暗室がないので夜中に布団の中で巻きなおしてみました。
コダック ブローニー ホークアイ ベルビア50
さんざんネガフィルムをホメたおしてポジでとってしまいましたが・・シビアな露出と手振れに気をつければ
ここまで写るんです(^^)。ベルビア50のような強い発色のフィルムでもコダクロームのような落ち着いた
雰囲気にしてしまうとはまさに「ホークアイ」の面目躍如ですね。
最近のトイカメラみたいにユニークな写りを楽しもうというタイプとは全くベクトルが違います。
写真を撮れるだけで「うわー!写ってる写ってる♪」という感動をあたえてくれるボックスカメラは
普段使えもしない高感度や連射速度でしかカタログを飾れない最新デジタル一眼よりもずっと
撮影の楽しみをあたえてくれるような気がします。
ボックスカメラと最新デジタル一眼を二つならべて「どっちか好きなほうをあげるから選べ」
といわれたらもちろんデジタル一眼をとりますけど(^^)ゞ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます