エルマー90mmF4
ライカといえばエルマー。エルマーといえばライカですね。
50mmがあまりにも有名ですが、今回は90mmです。レンジファインダーで50mm以上のレンズピントを
合わせるのはけっこう難しく、このくらいの長さで明るさもF4くらいが私にはおとしどころです(^^)。
非常に細身でヤクルトの容器くらいの感じです。おどろいたのはレンズの鏡胴の握りごこちの良さです。
レンズ交換した後も握りごこちが良いのでずっと握って歩いていたりします。女子カメ子さんにもおすすめです(*^^*)。
この頃のライカレンズは無限遠ロックがあるものが多く、かえって使いにくかったりするのですが
このエルマーも無限遠でわずかにクリック感があります。無限遠で動きが固いと、ピントリングを
逆にまわしているんじゃないかと焦ってしまうこともたびたびです。
普段は90mmのフレームがあるライカⅢg専用になっているのですが、今回は新鋭のベッサR3Aと合わせてみました。
ボディもレンズもみかけ以上に軽量なので予想以上にホールディングも良いです。
ベッサR3Aはファインダー倍率が大きいぶん90のマスクも大きくてなかなか快適に中望遠撮影を楽しむことができます。
なによりAEは便利ですね~。F4くらいの開放値ですと精度はともかくファインダースクリーンのボケ味でピントを
あわせねばならない一眼レフよりも、レンジファインダーの二重像で合わせるほうが楽チンで早いですね(^^)。
ベッサR3A エルマー90mmF4 F8 AE
エルマーの名に恥じず、立体感のある優しい感じの描写をしてくれました。
砂浜が四角いのは新しく砂を補充したところで不思議なコントラストをつくってくれています。
90mmという画角である意味望遠というよりもちょい長めの標準レンズという感じで
海などに行くとかえってちょうどよくなりますね。
ライカレンズでは非常に安価なのですが、心配なのは安価ゆえにメンテナンスしてしまうと市場価格として
なりたたなくなるために、あんまり中古屋さんでもまじめに置かれないことですね。
こんなに小さくて楽しいレンズが「もうからない」という理由で燃えないゴミに出されたりしたら泣くになけません(^^;)。
小さくて軽くてしかも握り心地も素晴らしいので、NEXやマイクロフォーサーズユーザーの方にも
非常におすすめのレンズですよ(^^)。
M-Rokkor90/4があるのでまたいできたのですが,ジャンク箱にL90のヘリコイドだけが転がっていて,
Mediajoyのソフト90mmをくっつけました.最近使っていないなあ.反省.
NEX-5を買って,良い望遠マクロがないかなあなどと物色してたら,
沈銅M-Elmar90mmを沈銅分だけ中間リングを挟めばあの長大な沈銅分が
マクロの繰り出しにならんか?とやってみました.
確かにかなり寄れるけど,重い.そして近接画質が甘い.全然ディテールが出ない.
絞ると改善するが,深度が深くなって焦点が併せ辛い.
マクロとしてはイマイチ使えねえ,となってしまいました.
M3に付けると中遠景はエルマーらしい,すっきりしたなかなかの描写.
でもM3ケース持ってないから付けっぱなしで沈銅させるメリットないし...ギミックとしては最高なんですが.
やっぱりエルマーはMもLみたいな小型軽量で出してほしかった,と思いました.
コメントありがとうございます。
最近パンケーキレンズはぽいぽい発売されるのに
細身のレンズというのは貧相な感じがするのかあまり
話題になりませんね。
AFでモーター内蔵という事情もあるんでしょうけど・・
防湿庫に入れるときもスペースセイバーなので
細身レンズが嬉しいのですが(^^)。