ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

「1,700円のハミガキ」を、買わされる…

2021-02-26 19:13:40 | 日々の健康


月に一度の歯医者で、写真の「ケアポリス」という1,700円もする薬用ハミガキを買わされてしまった。
いつも買うハミガキの10倍近くするが、コレもネタだと思って大人しく買う事にする。

私は一昨年の暮れに詰め物が取れて久しぶりに歯医者にかかり、その際徹底的に治してもらったので現状虫歯はないのだが、残念ながら歯周病は治っていない。
現在は月イチで歯石除去などのメンテナンスで通っており、皆さんもご経験があると思うが歯科医が歯グキを先の尖った器具で刺しながら歯グキの沈み具合を
「3,4,3。次6,5,6…」
などと、まるでゴルフのスコアのように読み上げていく。
その際にわざと刺して出血を見るのだが、アレはどうにもイヤな作業だ。
「そんなもん、尖ったもんで歯グキを刺したら血が出るの分かってるやろ!こっちは53年も生きて、あちこちガタが来とるんじゃい」 
と声を荒らげたくなるが、自分の半分そどしか生きていない若い女医にキレても仕方ない。
ここは患者らしく、要らない事は一切言わずダンディに振る舞うべきである(笑)。

で、その若き女医は
「ほしちゃんさんは一生懸命汚れを落とされていますし、歯間ブラシもちゃんとお使いいただいているのですが、下がった歯グキが戻らないので歯周病は現状維持になってしまっています。
その原因としては、心臓関係のクスリを飲まれている副作用と、もうひとつは元々持たれている菌が強いのだと思われます。
口内の殺菌にヒジョーに効果の高いハミガキがあるので、一度お使いになりますか?」
と言い、おもむろにそれを取り出し私にハミガキをしてくれ始めた。
誰かに歯を磨いてもらった事など、幼少の頃以来記憶にない。
磨いてもらっているうちに、その若き女医に母性を感じてしまった(笑)。
仕事でなければ、こんな53のオッサンの歯磨きなどする事もないだろうにこの女医は頑張っている。
この女医のために、私も患者として結果を出したい。
出したいのだが、
「このハミガキ、1,700円でお売りしておりますが、ご自宅でお使いいただけるのであればお帰りの際に受付でご精算いただきます…」

よっしゃ、わかった!オッチャン、アンタのために買うたる!
歯グキの下がり具合の数値を改善して、結果を出したる!と快諾してしまった(笑)。

診察台の上だったので言われるがままだったのだが、後でネットで調べるとこの「ケアポリス」は確かに1,700円ほどする。
別にこの歯科がマージンを取りまくっている様子でもない。
そしてこのハミガキは、その名の通りプロポリスの殺菌効果を活かした製品だそうで、あまりゆすがなくてもよいどころか歯グキに塗ってそのまま寝てもよいらしい。
そんなにマズい味でもないので、これでしっかり磨いて若き女医に手柄を取らせてやりたい、と53のオッチャンは思ったのだった(笑)…