ほしちゃんの「続・なるようにしか、ならん」。

安くてウマいもんと料理と旅行と音楽と競馬が好きなサラリーマンの暮らしを、ありのままに綴ります。

王将の「辛さ激増し野菜たっぷり担々麺」。

2021-06-07 19:24:36 | うまいもん
いつもの「餃子の王将」。

私はアプリ会員なのだが、前から「今月の月替りメニュウ」が楽しみで仕方なく、来てしまった。
それがこちら。

「辛さ激増し・野菜たっぷり担々麺」。
もうコレは私のためにあるようなメニュウではないか(笑)。
辛さや胡麻・花椒の風味を求めて担々麺、野菜たっぷりを求めてちゃんぽんやタンメン、という選択は悩ましいが、コレならその2つの相反する欲求を同時に満たしてくれる。

着丼したところが、こちら。

練胡麻の見るからにクリーミィなスープに、たっぷりの挽き肉。
さらにこれでもかと降りかかるすり胡麻にラー油。

箸を上げてみる。

残念ながら、このように箸を入れたところで香りがそれほど立ち上って来ないのだ。

スープをひと口。
うわっ、油!
そう、ひと口めにガツンと来るのはいつもの王将らしい炒め油の香りなのだ。
しかし胡麻より花椒より、油が勝ってはイカンと思うのだが…

いただいてみる。
辛さは文句なし。
ただ、その辛さの質が本来担々麺にあるべきそれとはまるで異なるのだ。
担々麺の命は、唐辛子の辛さと花椒のシビレ。しかしこの担々麺にはそのどちらもなく、あるのはおそらく野菜を炒めた時に投入したと思われる胡椒の、やたらと後を引く辛さ。
そして残念なのが、その奥にあまり味を感じないのだ。
辛さをウリにする料理は、辛さだけではいけない。
「辛さに、味がある」
でないと。
その意味で秋葉原の「雲林坊(ゆんりんぼう)」と、天六の「揚揚(やんやん)」は私の中で東西横綱なのだ。

唐辛子の辛さも花椒のシビレもなく、あるのは練り胡麻のクリーミィさ、ビリビリとした胡椒の辛味、そして炒め油…
厳しいようだが、コレで750円と言われたらちょっとリピートは厳しい…