テレビ朝日系のクイズ番組「パネルクイズ アタック25」(日曜後1・25)が今秋で終了することが23日、分かった。現在放送されている最長寿のクイズ番組。46年の歴史に幕を下ろすことになる。
アタック25は視聴者参加型のクイズ番組として1975年にスタート。4人の解答者がクイズに答え、オセロゲームのように25マスのパネルを奪い合うスタイルが人気を呼んだ。同局系列では前枠の「新婚さんいらっしゃい!」とともに“昼の顔”として親しまれてきた。
75年から36年間、俳優の故児玉清さんが司会を務めた。現司会の俳優の谷原章介(48)は3代目。フジテレビ「めざまし8」のメインキャスターやNHK「うたコン」の司会など、多忙な日々をぬって番組の顔を全うしてきた。クイズ終盤に登場するチャンス問題でかかる「大事な、大事な、アタックチャンス!」のかけ声も広く愛され、長年モノマネやパロディーの対象になっていた。
一時は世帯視聴率が20%を超えることもあったが、最近は5~6%台で推移。同じ日曜の昼帯では長寿番組のTBS「噂の!東京マガジン」が今春地上波放送を終了したばかり。民放業界全体が若い視聴者層を獲得するための番組制作へシフトしている中での改編となった。広告関係者も「後番組は若年層をターゲットにした番組になる予定です」と明かしている。
昨今は数多くのクイズ番組が制作されているが、アタック25の終了で現存する視聴者参加型のレギュラークイズ番組はフジテレビ「超逆境クイズバトル!! 99人の壁」のみとなる。テレビ関係者は「現在のクイズ番組に与えた功績は計り知れない。番組が終了することは非常に残念」と肩を落とした。
私もこの番組を愛していただけに、終了はものすごく残念だ。
視聴者参加クイズは貴重なうえ、正解数だけでは優勝出来ないパネルの奥深さ、さらに最後は自分がめくったパネルの部分に映った画像のみで判断するなど、どこまでもよく考えられた番組だった。
しかし、終了後の対応がいけない。
若者番組を制作するようだが、そもそも若者は地上波放送を観ていない。
まして、日曜昼間のTVなど若者が観るだろうか。
暴論かもしれないが、TVはほとんど中高年しか観ていないのだから全ての番組は中高年に向けて作るべきである。
若者はTVなど観ない代わりに、彼らの手によって違った価値を持ったメディアを勝手に造って勝手に楽しむはずだ。
彼らの事など、心配する必要はないのである…