今日の昼は、今夏初のそうめんであった。
きゅうりを刻み、錦糸玉子を作り、ちゃんと干し椎茸をもどして甘辛く煮込んで刻み、戻し汁はそうめんつゆに還元した。
先日、料理好きな者同士で話していたのだがその人曰く
「休みの日に『お昼何にしよう?』と言ったら『パパッと冷たい麺でもすれば?』と言われて、めっちゃムカついた」
と言われ、なるほどと思った。
我が家は誰も絶対にそんな事は言わないが、料理をしない人にしてみれば
「冷たい麺=お手軽、ゆえに作り手にあまり負担をかけない」
とでも思っているのだろう。
ハッキリ申し上げるが、大きな間違いだ。
(今、確かに料理好きの皆さんから拍手が聞こえる笑)
冷たい麺、すなわちざる蕎麦・冷やしうどん・そうめん・冷や麦・冷やし中華の類は、一旦茹でた麺を流し水で揉み洗いし、最後は別に用意した氷水でシメなければならない。
茹でる間も吹きこぼれないように見張っておかねばならないし、茹でた湯をシンクに流すと詰まって仕方がない。
近年は「シマダヤの流水麺」なる便利なものも売られており我が家もしばしば買うが、不経済ゆえ毎回ソレにするワケにもいかない。
普段のラーメン店などで、ラーメンに比べ冷やし中華が妙に高いのはすべからくこの「揉み洗い」+「氷水によるシメ」の手間賃なのである。
それに加え、冷たい麺は具がその手間の割にショボく映る。
冷やし中華を例に取れば、卵を溶いてフライパンで薄焼き卵にして冷蔵庫で冷やして刻んで錦糸玉子にし、きゅうりを刻み、ハムを刻み…
それだけ手間をかけても、出来上がりの冷やし中華は全然豪華に見えないのだ。
むしろ、普通のラーメンの「焼豚ドーン!」の方が豪華に見えてしまうのはシャクだ。
料理をしない皆さん!
もし冷たい麺を「お手軽だ」と認識されていたなら、今すぐに改めて下さい(笑)…