花の四日市スワマエ商店街

四日市の水谷仏具店です 譚

弘明寺商店街視察

2005年11月21日 | 諏訪商店街振興組合のこと

弘明寺(ぐみょうじ)かんのん通り商店街は、みなとみらいから南方、横浜市営地下鉄で25分ほど行ったところにある。丘陵の住宅地に囲まれた商店街だ。四日市商工会議所の田中克昌さんに紹介していただき、お話を聞く場を設けてもらった。
下鉄弘明寺駅と京浜弘明寺駅にはさまれた300mほどのりっぱなアーケードのある商店街で店舗数130軒。中央に大岡川をはさみ、突き当りには坂東第14番札所の弘明寺がある。戦後のヤミ市から発展してきた。まさにイベント攻勢。月に1~2回は催事を展開している。
わっている。総菜屋さん、酒屋さん、八百屋さんなどの最寄り品の店舗が目立つ。事務員さんに「賑わっていますねエ」といったら、今日はそうでもないらしい。オイラの商店街のイベント時並みの人通りだ。観光客よりも生活の一部として商店街を利用している人が圧倒的だ。
はりここにも時代の波が押し寄せ、大型のショッピングセンターができている(ユニー・イトーヨーカドー・富士スーパー)。そのつど、アーケードを改修したり、ポイントカードを発行したりして地元密着型の策を打ち出してきた。人情・下町・門前町をテーマに、商店街の復活をスローガンにあげている。
は、大岡川堤を利用した桜祭り、かんのんライブ、弘明寺観音花祭り、大岡川での鯉のぼり飾り、お楽しみ抽選会。夏は、縁日、七夕短冊飾り、浴衣で得する弘明寺、中元福引大売出し。秋は、七五三のお参り。冬は、門前町のクリスマス、篝火供養、弘明寺観音初護摩供、初春観音楽市楽座、弘明寺観音節分豆まき式、福引セールと、季節と門前町を活用すれば、イベントのアイデアはいくらでも出てきそうだ。
政からも、商店街でのイベント以来が年10回ほど入ってくる。パレードなどの行事は、ショッピングセンターでというわけにはいかない。街こそ格好のステージだ。もちろん商店街側でも精一杯のお手伝いはされるそうだ。イベントがこれだけあれば、来街者には、いつも何かやっている商店街と認識される。
成3年スタンプカードを導入したが、昨年から各店設置の端末機によるカード形式に変更した。105円で1ポイントの印字。500ポイントで満点の印が出る。満点ではじめて有効となる。満点カードは500円の商品券として使える。そこで、カードを使った2倍セールや大抽選会が月1~2回行われる。
盟店はそのつど事務所でポイントを購入し、ポイントカードを自店の端末機に入れる。組合では、カード売り上げの1%が預かり金。0.8%が運営費にまかなわれる。満点カードは後日、組合事務所で500円の現金と交換する仕組みだ。ご当地四日市では、シール形式のポイントカードで失敗した苦い経験がある。が、この方式なら、比較的安い経費で実行できそうな気がした。
工会議所さんのおかげで、親切に対応していただいた。帰り際に弘明寺商店街さんに視察に来ていただけるような街を目指しますといったら、視察に出かけてみえる間は大丈夫ですよ、と返事が返ってきた。
門前の身代り地蔵さんにお願いして帰路に着いた。おつかれさまでした