気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「四ヶ伝」のお稽古は「台天目」に

2019-03-16 17:11:57 | お稽古
15日の朝、東大寺二月堂「修二会」お水取りも終わり
奈良にも暖かな春風が吹くはずが・・・寒の戻りか寒気の南下で
吹く風も冷たく、時雨模様の一日になりました。
玄関の糊こぼしも片付けなくっては・・・
もう少しだけお雛様と一緒に
  

先日自宅稽古のおり「釣り釜」をしようと鎖を懸けたのですが、
すっかり五徳を外すのを失念し、笑うしかなく、失礼しました。
弥生初め大炉を仕舞って、安心してしまい・・・・・、
今朝から久しぶりに何もない一日、五徳を片付け、灰をきれいにして釣り釜を・・・


さて、三月「四ヶ伝」のお稽古は、『台天目』でした。
 

これは、台付天目茶碗(唐物)のお点前になります。
『唐物』、『盆点』は茶入れが唐物のお点前でしたが、
今回は、茶入れは和物でお茶碗が唐物になります
新しい所作は、天目茶碗、台の扱い、清め方などですが、
唐物、盆点とお稽古してきたからでしょうか、
お二人共お点前は、意外にスム-ズに進みましたね。
段々と身についてきているという事なのですね。

付記)新版・茶道大辞典(淡交社)では歴史的背景が・・・
”台にのせた天目茶碗。主としてその点前をいう。
 もともと、禅院茶礼や貴人喫茶は台天目で行われた。
 初期の茶湯でもよく使われたが、珠光以来の茶碗の使用が
 主流となって茶湯が発達した。江戸時代初期、書院台子茶湯が
 流行し、そのため台天目の茶法が『草人木』などに詳しく
 説かれている。三千家などでは相伝科目の一つとなっている、”と

『草人木(そうじんぼく)』新版・茶道大辞典(淡交社)
”茶技茶法書。三巻。寛永三年(1626)刊。茶道の最初の刊行であり、
 茶湯入門独習のためのものである。上巻と中巻は古田織部の茶法書と
 いうに近く、下巻は種々の台子飾りを載せる。・・・中略・・・
 書名の草人木は茶の文字を分解したものである。・・・後略