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「キカラスウリ」で富山の秋を

2017-10-12 15:28:21 | 旅行
今朝から冷たい雨、季節が一歩先に進むのでしょう。
その前に、先日の富山への帰郷で、秋の訪れを。

ウェーブパークなめりかわ」から望む夕方の富山の空は
秋?の雲も上空に、夕日を浴びた北アルプスが一望に、
冬になればもっとスカッと見渡せるはずなのですが。
 
剣岳2999mから小窓、大窓も見え、立山山麓、薬師岳へと
若かりし頃は剣から長野へとピークを踏んだこともあり、
紅葉はきっと2300mあたりなんでしょうか。
この季節、天候の急変で立山中高年大量遭難事故もあり、
くれぐれもご注意を!
  
夕暮れ前の剣岳です。

頂の立ったのは3回、最後は苦しかった早月尾根からで
40年も前の夏のことになります。そして
半世紀前卒業したの母校の小学校も、きれいに改築され、
昔の名残は一部の建物、スキー山と木々だけですね。
銀杏も実をつけ、メタセコイヤや満天星躑躅も紅葉が
  
昔はなかったフエンス沿いに、へクソカズラの花と実が
  
そして枯れた蔓が、視線を上げると松の幹につたう蔓
先にメロンみたいな小さな実が、
行く秋のふらさがりけり烏瓜
           正岡子規
  
『蔓枯れしキカラスウリの実虚ろなり』
               愚句
烏瓜でも「キカラスウリ」なのでしょう。
この根から、あせもに効く「天瓜粉(天花粉)」がとれ、
「天瓜粉ところきらはず打たれけり」と俳句にも。
山行は「あせも」が出来る夏山に限りますね。

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