気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

「蓮始開」候に名水点で「水牡丹」を

2019-07-15 16:01:45 | お稽古
小暑、次候7月12日から156日は『蓮始開・はすはじめてひらく』、
蓮の花が咲き始める頃。薬師寺さんの蓮も咲き始めているでしょうか。
2015.7

奈良市の西方に佇む西大寺・喜光寺・唐招提寺・薬師寺は蓮の花が
有名な古刹で、お寺を繋ぐ歴史の道は夏のひと時の間『ロータスロード
と呼ばれています。
梅雨のどんよりとした空の色に蓮の清らかな透き通った色は、誰もが
救われる気がしませんか。

奈良もそんな梅雨空の下、まだ一週間続きそうな予報で、


今月のお稽古は、お知らせし通り「名水点」を 

今日のお稽古での一番目の名水は、奈良大峰山の麓、
天川村洞川『ごろごろ水』です。


この面白い一度聴いたら忘れない名称は、役行者が大峯山より
下山のみぎり、この場所で水を召された際、洞窟の奥より小石が
転がるような音を反響させながら流れ出る清水の様子からだとか。

二番目の名水はサントリ-山崎の麓、水瀬神宮『離宮の水


山崎の地は昔から名水の里として知られ、室町の時期に山崎宗鑑が
お茶をたてていらしたと、そして特にこの水を広く知らしめたのは
わび茶で知られた茶聖と呼ばれる「千利休」で、山崎に「山崎屋敷」
を構えていたと伝えられ、その茶室待庵(国宝)が今も現存しており、
利休居士は、山崎の竹林から湧き出る水で茶を点てたと言われている。

よい名水を用意していただき、美味しくお濃茶いただきました。

今日の主菓子は、『水牡丹


葛で餡を包んだお菓子なので一昼夜冷蔵庫で保存できませんし、
冷凍も無理ですので、朝から頑張って作りました。
頑張ったかいがあり「美味しい、おいしい」と言っていただけました。
万歳!最高!

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