気軽に茶道をしてます。

日々のお稽古とともに、できるだけ手作りのお菓子で
お茶を楽しんでいる様子や、四季折々の変化もお伝えします。

草木萌動(そうもくめばえいずる)頃、お稽古は『引千切』で

2020-03-03 22:27:03 | お稽古

草木萌動(そうもくめばえいずる)頃、庭の さんしゅゆ(山茱萸)も咲き出しました。
さんしゅゆはミズキ科 の植物で ハルコガネバナ(春黄金花)と言うもう一つ素敵な名前も持っています..
草萌えの季節、もうすぐ上巳の節句『引千切』(ひちぎり)を作ってみました
引千切(ひちぎり)とは、餅と餡で作られる和菓子の一つで
形があこや貝に.似ているところからあこや餅とも呼ばれるそうです
白餅を丸く伸ばしてくぼみを作り、
その端の一カ所に引きちぎったような取っ手らしき形にし
くぼみに餡を乗せます。
宮中で人手が足りない時に餅を丸める手間を惜しんで
引きちぎったのが始まりと言われているそうですが
京都のひな祭りには、欠かせないこの時期だけのお菓子です。
私は、蓬のこなしで台を作り白餡を桃色に染、ゆり根餡とで
紅白の金団に、かわいい引千切ができました

軸は『春入千林処々鶯』
2月がもう終わりという27日に、
やっと我が家の近くで鶯の声を聴いたと嬉しい知らせを聞いたものの
私はまだ聴いていないのでこの軸を替える気になれなく・・・
ブログを書き始めてからいつの間にか日が過ぎなんと
今日は上巳の節句となりました。
    
花の写真はありませんが、今日は山茱萸と源氏車(赤椿)の蕾を青磁の鶴首にいれました。



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