学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

ジョージ・オーウェル『動物農場』

2010-06-08 20:15:02 | 読書感想
今日はいつもよりもちょっとだけジメッとした感。着実に梅雨が迫ってきているようです。
このカラッとした陽気がいつまでも続いてくれればいいのに!

久しぶりに本を読みました。ジョージ・オーウェル(1903~1950)の『動物農場』です。荘園農場のジョーンズに対し、動物たちがクーデターを起こし、「動物農場」として独立するというもの。農場の動物たちにとって平和なときが訪れると思いきや、豚のナポレオンが暴走し始めて…。「ロシア革命を風刺し、社会主義的ファシズムを痛撃する」とされる小説です。内容は読みやすいのですが、他人事ではないような恐怖感に襲われます。こういうクーデター、国ではなく、職場でも起こりうることではないのか…身近に例えて考えると、一度読んだら忘れられなくなりそうな小説です。

続けて、オーウェルの小説を読みたくなりました。またブログでも感想を書いてご紹介したいと思います。