学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

対談の司会

2011-10-02 20:23:39 | 仕事
秋。私の住むアパートの近くにはキンモクセイがあります。高さは4、5メートルくらいありますでしょうか。玄関を開けると、木からふんわりと甘い香りがするんですね。外出するたびに良い心地にさせてもらっています。

先日、対談の司会、という仕事をしました。具体的には、ある講演でゲストが2名いらっしゃり、講演の進行を進めながら、お2人の話を引き出していくというもの。学芸員として2度目の仕事でした。

1度目は、今から3年前。見事に失敗してしまいました。ゲストの話が止まらなくなってしまい、場を仕切ることができなくなってしまったのです。

そのリベンジではないのですが、2度目の仕事は同じ失敗を繰り返すまいと気合を入れて臨んだのでした。

そして…当日。結論から言えば、しっかりと司会の役目を果たすことができました。場を仕切ることもできましたし、上手くゲストの話を引き出すことも出来たように思います。前回の反省から、私が意識したのは自信を持って堂々と大きな声で話すこと。これを意識すると、自分自身が司会という役割を強く認識できますし、ゲストを含め参加者の方から見ても「ああ、この人は場を仕切ろうとしているのだな」と印象付けることが出来るのではないかなと考えて実行してみました。

私にとって、また同じ失敗を繰り返すのではないかと緊張して臨んだ仕事でしたが、無事に終えることが出来て、ほっと一息です。何事も経験なのかもしれませんね。少しずつですが、自分のやれる仕事の範囲が広がってきて、とても嬉しい心地がします。

何事も前向きに捉えて、しっかり仕事をこなしていきたいですね。