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学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

のんびりと散歩を楽しむ

2012-03-03 19:47:25 | その他
昨夜は夏目漱石を読むつもりで、『草枕』を本棚から引っ張り出してきたのですが、4ページあたりで力尽きました(笑)今日は何ページまで持つのやら。

今朝は少し早めに起きて、早朝の散歩をしてきました。天気は曇り。あまり散歩の日和ではなかったのですが、少しリフレッシュしたい思いもあって、外へ出た次第。今日の散歩コースは、もう地元の人にもほとんど知られていないであろう、江戸時代からの小道。小道は車がすれ違えないほどの細さです。道の両側は小さな河原の石を使った石垣がずっと並んでいます。とにかく静か。私の住む街には歴史の雰囲気を伝える場所がほとんど残っていないのですが、ここの小道だけはそうした空気を持っている場所で、私はとても気に入っています。

小道をただひたすら歩く。歩くと頭のなかが整理される。整理されると、問題の答えがいくつか浮かんでくる。家のなかで考えるよりは、少しでも体を動かしたほうが脳の思考も動いてくる気がします。

小道を抜けて、丘に差し掛かった時、鳥の大きな鳴き声が聞こえました。あまり教養のない私には何の鳥の声なのかはわからない。でも、カラスでないことだけは確か(笑)それが3、4回、続けて高い声で鳴いている。決していい鳥の声ではなかったのだけれど、とてもいい心持ちになりました。というのは、ここ数日は鳥の声を聴く心の余裕がなかったから。当たり前のことを当たり前に感じることの大切さを感じました。

1時間程度ののんびりとした散歩を楽しんできました。これから暖かくなれば、鶯の声も楽しめるでしょうし、もうすぐ桜も咲きますね。自然のなかに自分を置きながら、自分を見つめ直す時間をつくる。とてもいい気分転換になった散歩の時間でした。
コメント
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