学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

2022年4月26日

2022-04-26 21:29:00 | その他
曇り日のせいか、朝から左目の奥が痛み、案の定、偏頭痛になる。論文の続きを書く予定だったが、クリエイティブな仕事ができる状態ではないので、できるだけルーティーンワークを中心にこなす。『ボン書房の幻』(内堀弘著、ちくま文庫、2008年)読了。1930年代の小さな出版社ボン書房と出版人の鳥羽茂を巡って、ミステリー小説のように話が展開していき、ページをめくる手が最後まで止まらなかった。鳥羽は短い命だったが、満ち足りた人生であったに違いない。当時、自分の好きなことを満足にやれないで人生を終える大人たちが多かったのだろうから。