学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

暗いところが苦手

2020-01-27 20:07:15 | その他
先日、ある美術館の展覧会へ足を運んだときのこと。その展覧会では、作品保護のために照度をかなり暗く調整していました。私はちょっと嫌な予感がしたのですが、案の定、作品を観ている途中に片頭痛が発生…。私は目が弱くて、暗いところでモノを観るのがとても苦手なのです。

私は片頭痛持ちで、太陽の強い光やライトの薄暗い光でモノを観たり読んだりすることで頭痛が誘発されるタイプです。ですから、自分の立ち上げた展覧会を観ていても、ときどき頭痛になるという悲しさ。こればかりは頭痛と仲良く付き合っていくしかありません。

夜、頭痛薬を飲んだ後、日中に購入した平凡社の『日本美術史大事典』をパラパラと眺めて読みました。本来、こうした本は美術館や図書館のレファレンスコーナーに置かれるべきものですが、家で調べものをするために個人で持っておきたいと思って購入した次第です。事典ですから、本来はわからない、調べたい語句が出てきたときに引くものですが、そんなことは関係なく、適当に引いたページの語句を眺めるだけでも面白い。専門外の語句に出会うたびに、美術の広さと奥深さを実感します。事典との付き合いは一生ものになりそうです。


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