秋も深まり、私の住む地域も紅葉が見頃になってきました。自分の周囲にあるイチョウやモミジの色づく葉の色を見るだけで幸せな気持ちになります。そういうわけで、今日からブログのテンプレートも紅葉のものにしてみました。
さて、昨今のテレビやネットでは「グローバル」という言葉が頻繁に使われるようになりました。グローバルの言葉の意味は「世界的規模であるさま」とググると出てきます。世界を股にかけて仕事をする社会人を「グローバルな人材」なんて言いますよね。私のイメージだと、今日のネットの普及によって世界のどこででも誰とでもつながることができるようになり、それが「グローバル」の発想につながっているのだと思っていました。
ところが、最近『アジアのなかの戦国大名』(鹿毛敏夫著 吉川弘文館 2015年)を読みましたら、戦国大名、特に西国の大内氏、相良氏、大友氏らの大名たちは明、朝鮮、特に大友氏はカンボジアとの交易を行っていたとあり、これまでの戦国大名のイメージを見事にひっくり返されました。当時の日本は硫黄や銀などを輩出する資源国で、彼らは資源を海外に輸出することで交易を進めていたのだそうです。日本は随分と前から「グローバル」だったんですねえ。彼らの立場から今の私たちを見れば、今更何を言っているの?と言われそうです(笑)個人的には、越前の朝倉氏が琉球と交易を結ぼうとしていたとの記述があって、当主の義景には暗愚で信長に負けたというネガティブなイメージがつきまとうけれど、なかなかどうして大胆なことを考えていたのですね。私たちはまだ戦国大名たちの一部の姿しか見えていないのかもしれません。
これまでの戦国大名のイメージを覆してくれた、良い本に出逢うことができた秋の一日でした。
さて、昨今のテレビやネットでは「グローバル」という言葉が頻繁に使われるようになりました。グローバルの言葉の意味は「世界的規模であるさま」とググると出てきます。世界を股にかけて仕事をする社会人を「グローバルな人材」なんて言いますよね。私のイメージだと、今日のネットの普及によって世界のどこででも誰とでもつながることができるようになり、それが「グローバル」の発想につながっているのだと思っていました。
ところが、最近『アジアのなかの戦国大名』(鹿毛敏夫著 吉川弘文館 2015年)を読みましたら、戦国大名、特に西国の大内氏、相良氏、大友氏らの大名たちは明、朝鮮、特に大友氏はカンボジアとの交易を行っていたとあり、これまでの戦国大名のイメージを見事にひっくり返されました。当時の日本は硫黄や銀などを輩出する資源国で、彼らは資源を海外に輸出することで交易を進めていたのだそうです。日本は随分と前から「グローバル」だったんですねえ。彼らの立場から今の私たちを見れば、今更何を言っているの?と言われそうです(笑)個人的には、越前の朝倉氏が琉球と交易を結ぼうとしていたとの記述があって、当主の義景には暗愚で信長に負けたというネガティブなイメージがつきまとうけれど、なかなかどうして大胆なことを考えていたのですね。私たちはまだ戦国大名たちの一部の姿しか見えていないのかもしれません。
これまでの戦国大名のイメージを覆してくれた、良い本に出逢うことができた秋の一日でした。
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