学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

書店とWBC

2009-03-24 18:26:14 | その他
久しぶりの2連休で、のんびりとしたいところですが、今日の午前中は依頼されていた論文をひたすら書いていました。

WBCで9回裏、この回を押さえれば日本が優勝するという頃。私は古書店で、ぶらりと本の背表紙を眺めていました。書店のテレビでは学校を早めに終えた高校生たちが群がって、よし!だとかあ~だとか、喜んだり、残念がったりの声を出すので、私はいやでも野球の進行状況を知るのでした。

私が手に取ったのは、1994年発行の雑誌『美術手帖』。「キュレーターの仕事」が特集です。もう10年以上前の特集ですが、日本に留まらず、世界のキュレーターたちの言葉も掲載されており、これは読まなくてはと購入した次第です。

書店を出る頃、ふとテレビの方へ目をやると高校生たちがやけにおとなしい。それもそのはず、いつの間にか日本は同点に追いつかれていたのです。私は、もちろん試合に出ているわけでもないのに、妙な緊張感を持って書店から出ました。

買って来た本を読みながら、私はWBCを見ることにしました。試合の結果は言うに及ばず。いつのまにか本を読みながらテレビを見ていたのに、テレビを見ながら本を読んでいました。野球は嫌いではないのですが、これだけ夢中になったのは久しぶりで、とてもいい一日を過ごせたと思うのでした。

そして夜。明日のすべきことを紙片に記して、今日は早めに休むことにします。

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