学芸員のちょっと?した日記

美術館学芸員の本当に他愛もない日記・・・だったのですが、今は自分の趣味をなんでも書いています

日本橋丸善にて

2011-10-03 17:36:08 | その他
秋晴れの気持ち良い天気。今日の休日は久しぶりに上京しました。

電車のなかで日経新聞を読んでいたら、「春秋」欄にキンモクセイの香りについて触れられていました。昨日のブログにキンモクセイのことを書いたので、偶然の記事にちょっとびっくり!

キンモクセイの「独特の芳香はストレスを和らげるばかりか、穏やかなダイエット効果さえもたらす」とか。確かにストレスは和らぎます。それに加えて、ダイエット効果まであるとは思いませんでした。香りは不思議ですね。

さて、上京して向ったのは日本橋丸善。私は東京に来ると、必ずといっていいほど丸善に寄ります。品揃えのよさと店内の雰囲気が好きなこともあるのですが、一番の理由は今が旬の書籍がずらりと並び、時代に触れていられるような感覚が得られるためです。例えばビジネス書のコーナーに積まれた本を見ると、どれが売れているのかが一目瞭然で、世間ではビジネスのどんなことに興味・関心があるのかがわかります。

今日、私が観察した限りだと、数学でモノを考える本、ビジネス英語の学習法、ツイッターやフェイスブックのビジネス活用術などが注目されているようです。これらが美術館の運営でも何か活かせないかな…と考えながら。私の場合、こういうところから、発想が生まれたりしますので、やはり私には丸善は欠かせない!!

書籍を買ったあとに、ちょっと外へ出てみました。上を見上げると、どこまでも果てしなく延びる空。ああ、とても気持ちの良い秋晴れ。

しっかりとリフレッシュのできた休日でした。

対談の司会

2011-10-02 20:23:39 | 仕事
秋。私の住むアパートの近くにはキンモクセイがあります。高さは4、5メートルくらいありますでしょうか。玄関を開けると、木からふんわりと甘い香りがするんですね。外出するたびに良い心地にさせてもらっています。

先日、対談の司会、という仕事をしました。具体的には、ある講演でゲストが2名いらっしゃり、講演の進行を進めながら、お2人の話を引き出していくというもの。学芸員として2度目の仕事でした。

1度目は、今から3年前。見事に失敗してしまいました。ゲストの話が止まらなくなってしまい、場を仕切ることができなくなってしまったのです。

そのリベンジではないのですが、2度目の仕事は同じ失敗を繰り返すまいと気合を入れて臨んだのでした。

そして…当日。結論から言えば、しっかりと司会の役目を果たすことができました。場を仕切ることもできましたし、上手くゲストの話を引き出すことも出来たように思います。前回の反省から、私が意識したのは自信を持って堂々と大きな声で話すこと。これを意識すると、自分自身が司会という役割を強く認識できますし、ゲストを含め参加者の方から見ても「ああ、この人は場を仕切ろうとしているのだな」と印象付けることが出来るのではないかなと考えて実行してみました。

私にとって、また同じ失敗を繰り返すのではないかと緊張して臨んだ仕事でしたが、無事に終えることが出来て、ほっと一息です。何事も経験なのかもしれませんね。少しずつですが、自分のやれる仕事の範囲が広がってきて、とても嬉しい心地がします。

何事も前向きに捉えて、しっかり仕事をこなしていきたいですね。