語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【加賀野有理】今年の冬の天気、ラニーニャ現象

2016年12月15日 | 生活
 今年10月、この時期としては今世紀最強の寒気が日本列島を覆い、全国で急に寒さが厳しくなった。11月下旬初雪もみられた。
 日本気象協会の発表では、北日本は12月から寒さが本格化し、東日本は平年並みとしている。沖縄や奄美は平年並みか低い予想だ。西日本は今後寒さに拍車が掛かり、全般的に寒い冬になると予想している。
 昨冬(2015年12月~16年2月)はエルニーニョの影響もあり、全国的に暖冬だった。
 気象庁の発表では現在、ラニーニャ現象が発生しているという。一般にエルニーニョからラニーニャに移行する時期は気温が低下傾向となり、ラニーニャ現象が発生すると、冬の気温は下がるそうだ。
 今年は気を引き締めて、怠りなく寒さ対策をしたいものだ。体を温めるためにはウールやカシミヤのマフラーとセーター、コートなどがよく、インナーにシルク製品を用いると温かく、汗の吸湿性もいいだろう。
 手袋や帽子、湯たんぽ、腹巻きなども利用し、寒い冬を乗り切りたいものである。

□加賀野有理(サイエンスライター)「冬の天気 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2016年12月2日)
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 【参考】
インフルエンザワクチン
【加賀野有理】大掃除の道具
【加賀野有理】サザンカとツバキ

【加賀野有理】インフルエンザワクチン

2016年12月15日 | 医療・保健・福祉・介護
 インフルエンザワクチン接種によって免疫ができるまでの期間は約2週間といわれている。専門家によると、ワクチンの効果は、接種を受けた人の体内でできる「能動免疫」で獲得できるそうだ。
 接種は11月中にといわれるが、これは年末年始、多くの人が移動する際の流行を意識したものだという。本格的なインフルエンザシーズンに対応するため、今から接種しても遅くないそうだ。
 接種は、体調の良い時を選び、37.5度以上の熱がなく、風邪をひいていないこと(治って1週間後からは接種可能)。妊娠中や授乳中の人、持病のある人は、医師に相談してみよう。
 今季はA型2種類(H1N1pdm09とH3N2)、B型2種類(山形系統とビクトリア系統)のウイルス株による4価ワクチンだ。
 また、2009年に出現した「インフルエンザ(H1N1)2009」は「ブタインフルエンザ」と呼ばれたが、ブタ由来という確証はないという。
 先月、同タイトルの記事を掲載したところ、読者の医科大学名誉教授の方から丁寧なご指摘を受け、深謝している。

□加賀野有理(サイエンスライター)「インフルエンザ ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2016年12月15日)
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 【参考】
【加賀野有理】大掃除の道具
【加賀野有理】サザンカとツバキ