桶川市歴史民俗資料館 第4回企画展示
川田谷古墳群と栗原司氏の足跡
期間:令和4年3月19日(土)~4月17日(日)
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桶川市西部、荒川を望む川田谷の台地には、かつて数多くの古墳が築かれていました。のちに川田谷古墳群と
呼ばれる古墳からの出土品は、江戸時代の地誌『新編武蔵風土記稿』にも記され、近代考古学が始まる明治時代
には人物埴輪が研究者によって紹介されています。
近代にいたり、川田谷の古墳は、農地の拡大の中で失われ、さらに戦後の開発の中で文化財として保護される
こともなく消えていきました。
桶川在住の栗原司氏は、古代の文化に高い見識を持っておられた教育者でした。川田谷古墳群の現状を知った
栗原氏は、独力で調査を行い、その記録を今日に伝えておられます。
今回の展示では、桶川市歴史民俗資料館が所蔵する川田谷古墳群の発掘調査資料とともに、平成29年に故人と
なられた栗原司氏の業績を紹介します。
《第4回企画展示「川田谷古墳群と栗原司氏の足跡」チラシから》
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を観覧してきました。
企画展示コーナー 川田谷古墳群からの出土品
※撮影許可を頂いています
展示品の一部
栗原司氏の足跡のコーナーの一部
館内に立てられている”足立遠元”の幟旗
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第10回から登場している”足立遠元”(役・大野泰広さん)は、武蔵国
足立郡を本拠とした武将で、鎌倉殿の13人の一人。
足立遠元の館跡と伝わる場所が、さいたま市と桶川市に数か所あり、うちのひとつである桶川市総
合福祉センターには『伝足立右馬允遠元館跡』碑が建立されています。
見学日:令和4年(2022)4月6日(水)