四季・めぐりめぐりて

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万葉遺跡大家が原歌碑(埼玉県坂戸市)

2019年07月25日 | 歌碑・句碑


名 称:万葉遺跡大家が原歌碑
指 定:―
所在地:埼玉県坂戸市四日市場325‐3

東武越生線西大家駅から数百メートルの場所に万葉集の歌碑があるとのことから訪ねてみました。

そこは何と某大学の坂戸キャンパス総合グラウンドの門の脇です。この辺りについては全く知らないわけではあ
りませんでしたが、いつの間にこんな大きなグラウンドが出来ていたとは知りませんでした。
花壇には四季折々の花が植えられているようですが、私が訪れたときはたまたまでしょうが花はなく、綺麗に整
地されているだけでした。
歌碑は元からこの場所にあったようですが、グラウンドができる以前は塚の上にあったようです。グランドとの
景観を考慮して塚は取り払ったようです。




下段の大きな石には 大家が原 と刻まれています




【碑文】
  万葉遺跡
     入間道の大家が原
 伊利麻治能 於保屋我波良能
 伊波為都良 比可婆奴流奴流
 和尓奈多要曽祢

  入間道の 大家が原の
  いはゐつら
  引かばぬるぬる
  吾にな絶えそね
      (万葉集巻十四・三三七八)

  この地には古来武蔵と上野を結ぶ古道「伊利麻治」が通っていた。
  平安期の古書「和名抄」に「武蔵国入間郡大家於保也介」と記され
  るこの地が、万葉集の歌枕に残る「於保屋我波良」ときめ長くその
  名を畄ることにした。
    昭和五十七年三月
         坂戸市教育委員会




解説板

万葉遺跡と謳っているものの、ここに何らかの遺跡があるわけではありません。解説板にもあるよう、歌にある
「大家が原」とはここ大家付近と推定されるだけで、確証もないようです。
余談ですが、伊利麻治の「伊利」を苗字とする方がこの地区にお住まいです。
なお、この「入間道の 大家が原・・・」の歌の歌碑は、同じ入間郡市の越生町立図書館、狭山市役所、日高市
大谷沢地内等にも建立されているようです。
越生町には「大谷(おおや)」という地名が、日高市には「大谷沢(おおやざわ)」という地名があり、漢字こ
そ違え「大家」に通ずるものがあります。

散策日:令和元年(2019)5月30日(木)

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