本日は節分祭。例年、「福はうち 鬼はうち 悪魔そと」と言って豆まきがされる比企郡嵐山町の
『鬼鎮神社』(きぢんじんじゃ)では、コロナの影響で神事のみを行い、豆まきは行わなかったよ
うです。
全国でも珍しい鬼を祀るこの鬼鎮神社の創建は、寿永元年(1182年)で、今年の大河ドラマ「鎌倉
殿の13人」の主要登場人物の一人である
畠山重忠が、「菅谷館」築造の際に鬼門除けとして建立さ
れたのが始めとされるようです。
向拝柱の貫に上には、「鬼鎮神社」と入った赤鬼青鬼の奉納額
幔幕の「五三の桐紋」は畠山重忠の家紋・鬼鎮神社の社紋
幔幕の上にある扁額には旧社号である「鬼鎮社」とあります
地図を見ていただければわかる通り鬼鎮神社は菅谷館跡の北東にあり、まさに表鬼門の方角である
「艮(うしとら)」に位置しています。直線距離にして約1.7㎞です。
これからしても、畠山重忠が菅谷館の鬼門除けとして建立したというのも納得材料になりますね。
今回、神社に行っておりませんので不確かですが、多分、「鎌倉殿の13人」にちなんで畠山重忠の
幟旗が立っているでしょう。