誰かに何かを頼まれたとき、あるいは何かに誘われたとき、
「NO!」と言えますか?
好きな人に頼まれたり、上司や先輩に言われると
なかなか 「NO」は言いにくいですよね。
私も頼まれると「NO」と言えないタイプでしたので、
若い頃はどんどんいろんなモノ、コトを背負ってしまって、
まるで自分で自分の首を絞めている状態でした。(^_^;)
ところで、「NO」と言えない理由を考えたことはありますか?
例えば、
(1)相手に嫌われたくない、
(2)次から頼まれなくなったら困る、
(3)次から誘われなかったらイヤだ、
(4)できないと断る自分がイヤだ、
などなど、いろいろな理由があると思います。
これらが複雑に絡みあっているとやっかいですが、
一つひとつ細分化して考えると意外にシンプルに処理できたりします。
まず、(1)相手に嫌われたくない・・・の場合ですが、
何かを断っただけで、本当に嫌われるものでしょうか?
あなたは誰かに何かを頼んだ時に断られたとして、
そのことを理由に相手を嫌いになったりしますか?
また、本当に嫌われたくないのだとしたら、
「嫌われない断り方」をすればいいだけなのです。
(2)次から頼まれなくなったら困る・・・この場合
本当に頼まれなくて困るのか?ですが、お仕事と直結している場合は
次に繋がるような断り方をすれば良いのです。
例えば、時間が無くて自分ができないとしたら、
できる人を紹介するとか、時期をずらしてもらうなど、
できる工夫をするとか代案を出すとか、
誠意をもって対応すれば良いと思います。
(3)次から誘われなかったらイヤだ・・・としたら、
「今回はどうしても行けないけど、次はご一緒したいので
また声を掛けてくださいね♪」とお願いしておけばいいだけではないでしょうか?
(4)「できない」と断る自分がイヤだ・・・の場合、
これが一番やっかいな気がしますが、
自分自身の考え方や価値観の問題なので
変えようと思えば変えられるのです。
「できない」のは、能力がないからではなく、
時間がないからで、時間さえあればできるのだけど・・・
というような、自分自身へのエクスキューズ(弁解)を
してあげることが大切です。
「NO」と言えずに返事を先伸ばしにしたり、ドタキャンするよりも、
最初にきちんと自分の気持ちや状況を伝えておく方が
相手との関係も悪くならないのではないでしょうか?
一旦引き受けた仕事を直前になって「やっぱりできません。。。」
なんて言うのは仕事を担っているとは言えず、無責任極まりません。
またプライベートな場面でも、どちらかわからない場合は、
最初にNOだけど、OKになったら連絡するね、と答えておいて
あとからドタキャンすることより、飛び入りにした方が
相手も喜ぶのではないでしょうか?
「NO」が言えない人は、
相手の「NO」も受け入れられないことに繋がりますから、
「NO」の場合は爽やかに相手の気持ちを傷つけず、
次に繋がるように「NO」を伝えましょうね♪(*^-^*)