タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

冬枯野 山帰来(さんきらい)の実 鳥集い。 

2013-01-21 | 植物

里山もすっかり枯れ木立の冬色、そんな中、どんどん伸びたツルの先に赤

実がたくさんぶら下がっています。

「猿捕茨」:サルトリイバラ(山帰来:サンキライ)の実だ!

ツルには所どころに鋭いトゲがあって、山の中を歩き回る猿が、このトゲに

捕らえられてしまう・・・ことから「猿捕茨」と云う名が付いた様だ。

当地(西日本)では、昔から、以外と馴染みの深い木(ツル)で、春の若葉

の頃になると子供達が山から葉を摘んで来て、母に「カタラ団子を作って!」

とせがみ、餅や団子(餡)を包んで蒸して貰い、おやつ代わりに食べたもの

である。

また「端午の節句」には柏餅代りに供えられたもの。(別名:「マンジュウ

バ」の名もある。)

他にもこの蔓や棘(つる・トゲ)には思い出がある。

中学の頃、この季節になると友達と連れ立って、罠を仕掛けて「野うさぎ」捕

りをしたものだが、罠を仕掛ける獣道(けものみち)を探すために、夢中で山

に分け入ると、いつの間にか猿捕茨のトゲに捕らえられ?痛い思いをし、

や顔には赤い引っ掻き傷がいっぱい出来たものだ。

今は、思い出した様に葉を摘んできて、「団子」を作って食べて見る程度だが、

若い人は、この「つると赤い実」を使ってクリスマスの飾りを作ったりする様だ。

時代が変われば、利用の仕方もおしゃれに変わってくる様だ!

      ~今日も良い一日であります様に~

                    ~猿捕茨の若葉の頃~