タカちゃんの絵日記

何気ない日々の感動を、スケッチと好きな音楽と、そして野鳥写真を。。。

水仙や 寒き都の ここかしこ (与謝蕪村)

2013-01-29 | 植物

   水仙   ウィリアム・ワーズワース
    谷また丘のうえ高く漂うくものごと
  われひとりさ迷い行けば
  折りしも見出でたる一群の
  黄金(こがね)色に輝く 水仙の花
  湖のほとり 木立の下に
  微風に翻りつつ はた 踊りつつ

  天の河に輝やきまたたく
  星のごとくに打ちつづき
  彼らは入江の岸に沿うて
  はてしなき 一列となりてのびぬ
  一目にはいる 百千(ももち)の花は
  たのしげなる踊りに頭をふる

  ほとりなる波は踊れど
  嬉しさは 花こそまされ
  かくも快よき仲間の間には
  詩人(うたびと)の 心も自ら浮き立つ
  われ飽かず見入りぬ されど
  そはわれに富をもたらせしことには
気付かざりし

  心うつろに 或いは物思いに沈みて
  われ長椅子に横たわるとき
  独り居(ひとりい)の喜びなる胸の内に
  水仙の花 しばしば ひらめく
  わが心は喜びに満ちあふれ
  水仙とともに踊る


イギリスの自然詩人・ワーズワースによって謳われた

この「水仙の花」が、今、その名の如く清楚な佇まいを

せ、香しく咲いています。

       ~今日も良い一日を~