映画「母べえ」は、2008年山田洋次監督のメガホンにより、主演吉永小百合
若手演技派・浅野忠信を共演に製作された映画です。
吉永小百合は、「サユリスト」の言葉が生まれた程、団塊世代の男達にとっては
「永遠の恋人」、この映画まだ見ていなかったので借りてきて、早速、家内と観賞
会?を開きました。
物語は、日中戦争が泥沼化しつつあるS15年のある朝、父べえ(上野滋:坂東三
津五郎)は、特高警察によって逮捕され、警察、巣鴨拘置所に収監されました。
思想犯として、国体の変革を企む国賊として、白眼視されるこの時代、母べえ(野
上佳代:吉永小百合)を中心に家族には苦難の日々が続きます。
父との往復書簡などによって家族が支え合い、明るく暮らしていく姿が描かれてい
ます。
この映画の中で、父べえの教え子(山崎徹:浅野忠信)が、一家をしっかりと助け、
さらに、心ある暖かい人々が見守り、父べえを信じて強く生き抜きます。
~山田洋次監督がこれまで、「家族」と云うテーマで描いて来た、作品の集大成的
な作品でもあるだけに、家族の「愛・信頼・絆」が、淡々とした中に、きめ細かく描か
れおり、人の一生にはどんな困難が待ち受けているか分からないが、どんな苦境に
立たされても、夢と希望を失うことなく、笑って前向きに「普通に生き抜く」ことの大切
さを、再認識させられる映画観賞会となりました。
おすすめ映画です!
~今日も良い一日を~